2008年03月03日

"Le Couple"藤田恵美さんのトークショー&ミニライブに行ってきました(A&Vフェスタ2008)その3

camomile Best Audio

さて、『"Le Couple"藤田恵美さんのトークショー&ミニライブに行ってきました(A&Vフェスタ2008)その2』でのアルバム制作秘話に続けて、やっとイベント自体の感想です(汗)

実は、CNET での『A&Vフェスタ2008に行ってきました【その1:総論】:Sky's The Limit "CNET Japan EXTRA" - CNET Japan』というエントリにも書いたように、今回はあらゆるイベント・試聴会の整理券争奪戦がものすごく、このイベントも僕は100番近く。入場してみたらもう真ん中のオーディオ的に好ましい席はとっくに埋まっていて、端の席しかない状態。仕方なく左端の席に座りました。

「あぁ、これじゃ、せっかく凝りに凝って作った“音場空間”もわからないだろうなぁ」

と思いながらイベントの開催を待っていたのですが、実際にこのアルバムの試聴が始まってみると・・・。

音が、あら不思議

「どこそこになになに(という楽器、音)がポッカリと浮かびます」みたいなことを金井さんがおっしゃられても、ここじゃあ、わからないかと思いきや、もちろん、本当にピンポイントになにかを感じたりするのは難しかったのですが、上方に音が浮かぶというのは、なんとわかるんですよ。

いや、本当に驚きました。自分の耳を少しは見直したっていうか(笑)。

『Best of My Love』っていう曲で、キラキラキラ〜ッ、っていうような効果音が入っているのですが、それなど見事にスピーカー上方にほんわり浮かんで聞こえる♪

ただ、『What a Wonderful World』でトランペットが2階のバルコニーから聞こえる、って説明があったのは、僕の席が左のサラウンドスピーカーに近過ぎて、そこから明らかに音が出てるような感じになってしまったのは残念でしたね。

そうそう、あと特に驚いたことがもうひとつ。

このCD、盤面が緑色しているんですけど、これは決してデザイン上の観点からではなくて、これまた「音がいいから」なんです。このことについては

金井:ディスクの表面に緑色の特殊インクがコーティングされるというものです。ソニーでは「音匠」(おんしょう)という音質のよいDVD-Rを商品化していますが、その仕様と同じものが9種類の中でずば抜けてよい音がしました。ディスクを作っている透明樹脂の中にはピット面で乱反射したレーザ光が複雑に分布していて音質を劣化させる原因を作ります。ところが緑は赤色レーザの補色なので、散乱光が吸収されて音質がよくなるんです。

と金井さんが解説されているわけですけど、実は僕はこういうのってあんまり信じてなかったんですね。オーディオの世界では、よく“針小棒大”ならぬ“針小丸太大”(笑)的な誇張がまかり通ることが多くって(^^ゞ

今回のイベントでは、ある曲のまったく同じデータの、片方は通常のシルバーのディスク、そしてもうひとつは商品としてプレスした緑色のディスクに入れたものの聴きくらべもあったんです。
わかるんですね、これが。あんな会場でも(笑)。
シルバーの方が決して悪いというわけではなかったですけど、緑色の方がより自然でまろやかな感じ、って言ったらいいのかな。
久しぶりに、オーディオ的に(笑)興奮を覚えました。

実は、このアルバムを会場でも販売していて、あとでサイン会もあるというので買っておいたんです。いやぁ、これは帰宅してから聴くのが楽しみだ、とニコニコしながらそのあと聴いてました。じ、実はSACDプレーヤー、持ってないんですけどね(汗

とにかく、そのあとのミニライブも含めて2時間という長丁場でしたけど、アッと言う間の楽しいひとときでしたね。
藤田さん、金井さんをはじめとする制作に携わった方々、そしてこのアルバム作りのきっかけとなった林さんや音元出版の方々に心から感謝したいですね。

ミニライブ

トークショーのあとは、3曲でしたけど藤田恵美さんのミニライブがありました。ギターは小松原俊さん。
このPAの音もチューニングを金井さんがなさったということなんですが、よくある刺激的な音ではなく、恵美さんの声にあったス〜ッと耳に溶け込む優しい音が出ていたように思いました。
オーディオの試聴のあとに、同じ歌手によるライブを聴くなんて初めての経験でしたけど、違和感がなく聴けたのが不思議というかおもしろかったですね。
とにかくこちらもとても楽しめました。

そうそう、ひとつだけ苦言というか、残念だったことが・・・。
実は、僕だけじゃなかったようで前のエントリに書いたかないまるさんの記事『片々雑事「A&Vフェスタ2008 camomile Best Audio 試聴会と恵美さんのミニライブ 結果報告」』でも「メールが来た」と反省とともに書かれていたことなんですが・・・。
ライブ中、金井さんがご自身の一眼レフカメラで写真を撮られていたんですが、そのシャッター音と合焦音(フォーカスが合うと“ピピッ”となる音です)が響き渡るのなんのって。
このイベントが始まる直前に、「基本的に写真は遠慮いただきたく、プレスの方などでライブを撮られる際はストロボはたかないように」といった注意があったんですが、まさか、音に一番敏感なはずの方がねぇ、って(笑)。

実は以前にも、違うAV関連のイベント(メーカー主催)で、音を出している最中に、そばの司会の人(そのメーカーの社員・・・っていうかかなりの重役の人f^_^;)が手に持っている資料かなにかを“がさごそがさごそ”いじりまくっていてうるさいったりゃありゃしない、と眉をひそめたことがあったりしましたが(もちろん、イベントの感想アンケートにちゃんと書かせてもらいました)、こういうイベントでは本当に注意してもらいたいものです。咳払いまでするなとは言いませんけどね(^^ゞ

なんか苦言の方が長くなっちゃいましたが、それ以外は楽しめたということで(笑)。

そしてその後

すっごくぶっちゃけて言うと、これまで書いてきたのでわかるように、このアルバムに興味を持ったのはやはりオーディオ的なところがきっかけであり、ル・クプル時代も含めて藤田さんのそんなにファンでもなかったんですね(汗

でも、トークショーも含めてこのイベントはとても楽しめましたし、なにより帰宅後に聴いたこのアルバムは、上にも書いたように SACD を持っていない僕はその醍醐味を味わえていないにも関わらず、音楽的に本当に好きになって毎日のように聴いています。

金井さんもこのイベントだったか、別の場所だったか忘れましたが、おっしゃっていたんですけど、いい意味でとろ〜んと眠くなってしまう。前に『実に素晴らしかった naomi & goro ライブ』というエントリや『その続編』で書いたように、僕は naomi & goro というグループの大ファンで、いまだに朝はそれを聴きながら朝食をとるんですが、このイベント以来、3時のお茶の時間はまず間違いなくこのアルバムをかけながら・・・というのが日課になってしまいました。

このアルバム、さっきも挙げた『What a Wonderful World』や『Tears in Heaven』のようなかなり有名な曲もあれば、恵美さんが個人的に知り合いだというミュージシャンの方の曲も入っていたりするのですが、そうしたいままで知らなかった曲の中にも心に染み入るものが多く、本当にいいアルバムだと感じています。

・・・な〜んて言って、宣伝につなげるのも心苦しいのですが(汗)、上に書いてるのは本心も本心なので、もし興味が湧いた方はリンクを載せておきますので、ぜひぜひ買って聴いてみてください。

できたら、SACD でね(^^ゞ

超余談

そうそう、ご存知の方も多いかと思いますが、ソニーコンピュータエンターテインメント(SCEI)のゲーム機『PLAYSTATION3®3』(PS3)って、SACD が再生できるんです。しかも、10数万円もする専用プレーヤーに優るとも劣らぬ相当な高音質で。
実はこの件にも、上に紹介したソニーの金井さんも深く絡んだりしているのですが、そのことについてお知りになりたい方は、以下の記事なんかに詳しいです。2006年11月の記事なので、この記事中に期待事項として挙げられている CD のアップコンバート機能などはすでに実現されていたりしますが、とてもわかりやすく詳しい記事なので、併せてぜひご一読を。

本田雅一の「週刊モバイル通信」■ 第357回 ■ Another Story of PS3 #1“忘れ去られたプロジェクト”が生み出した大いなる成果

また、『かないまるのホームページ』にもこの件について、使いこなしを含めての詳しい記載があります。必見。
PS3でいい音出そう

さて、ここでひとつ問題が。
実は、PS3 の中でも SACD がかけられるのは、初代モデル(型番 CECHB00:20GBモデル、同 CECHA00:60GBモデル)だけなんですよ。このふたつはすでに今年(2008年)1月末をもって国内出荷は終了してしまっていて(市中在庫のみ)、現在のモデルである40GBモデル(同 CECHH00)からはこの機能が削られてしまったのです。
市中在庫も限りなくゼロになってしまっているみたいだし、あとは中古品でも探すしかないかなぁ、と。

どなたか、SACD にまったく興味ない方でこれらの機種をお持ちの方、適価で譲っていただくか、40GBモデルの新品と交換していただけないでしょうか?(汗
なぁんて真面目に考えているところです。
あ〜、こんなことなら買っておくんだった(>_<)

Amazon

ということで、Amazon♪

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藤田恵美

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投稿者 Shin : 02:13 | コメント (0) | トラックバック

"Le Couple"藤田恵美さんのトークショー&ミニライブに行ってきました(A&Vフェスタ2008)その2

camomile Best Audio

"Le Couple"藤田恵美さんのトークショー&ミニライブに行ってきました(A&Vフェスタ2008)その1』の続きです。

はい、ここまでで紙幅が尽きてしまいました・・・というわけではないのですが(ネットですから続けようと思えばいくらでも(^_^;;)、もともとトークショー&ミニライブの感想を書くつもりで書き始めてますので、アルバム制作秘話のすべて紹介するわけにはいきません。

というわけで、前のエントリに挙げた記事も含めて、いくつかの記事をご紹介するに留めておきます。

実におもしろいアルバム制作秘話

実は、トークショーの中身もこれらの記事やかないまるさんのホームページの中身に則したもので、それらを読んでいた人間にとってはそれほど新奇性のある内容ではなかったんです。いや、その中身をさらに掘り下げて話していただいたので(たとえば、恵美さんの声のレベルを0.05dB刻みで調整したとか)十分面白かったことは面白かったですけどね。

林さんが紹介したいきさつなどについては記事にあまり出ていなかったので、その辺の話は特に興味深かったですね。

さて、まずは先に挙げた AV Watch の記事ですが、

という4回。
とても充実した内容です。

すべての記事がオーディオファン(オーディオマニアと言いたいところですけど、“端くれ”にもひっかかりそうもないので(^^ゞ)、音楽ファンとしては目茶苦茶面白くて何度も読み返したのですが、一番おもしろかったのは制作ノウハウのことじゃなく、次の一節。

藤本:プロとして長い経験を持っているエンジニアが、自分の知識、常識を覆されるだけで嫌悪感を持ってしまう人がほとんどだと思いますが、そう割り切ってしまうこと自体もすごいですよね。阿部さんはもともと金井さんをご存知だったんですか?

阿部:いいえ、まったく。恵美さんの事務所の関本さんから、ソニーの視聴室に来てほしいといわれ、伺ったところで初めて金井さんにお会いしました。そこで音を聴いて愕然としました。本当に良い音がするんです。オーディオの民生機を作っている人たちは、とにかく音をよくしようとがんばっているのに、制作側は今まで何をやってきたんだろうって。音が良すぎて分からないとか、音よりレベルとか、普通に音を犠牲にして作られていきます。とてもギャップを感じました。

この阿部さんというのは、このアルバムのミキシングの実作業を担当したレコーディングエンジニアの阿部哲也氏(STRIP inc 所属)という方です。

藤本さんの疑問が、この連載を読んでいた時のまさに僕の疑問でもありました。同時に、この阿部さんの柔軟な姿勢に感銘を受けたのです。
なかなかできることではありませんよね。プライドがあればあるほど、経験があればあるほど、他人のやり方がいい、他人の聴いてるものの方が音がいい、とは認められません。

とにかく、この連載を読んでとても感銘を受けたのが、阿部さんや金井さんもそうですが、携わった方々の仕事に関する真摯でかつ柔軟な姿勢・取り組み方です。

仕事というのは、やるならこうあるべき、と思わせられたりしました。

オーディオ・音楽とは関係ない話になってしまいましたが、まあ、僕が一つ一つ抜き出して説明しても仕方ないので、その辺の“凄い仕事ぶり”に関しては、ぜひ上記連載記事をお読みください。僕も、偉そうに書いてますけど、門外漢なのでわからないことが多々あるのですが、わからないなりにすごく感銘を受けたのは事実です。

かないまるさんのページでも

これを受けてというか、かないまるさんのホームページにも、さすが技術者ならではと思わせる詳細な解説がなされています。

藤田恵美カモミールリミックスプロジェクト

余談というか直接中身に関係はないんですが、ここのページ、全体に“フレーム”が使われているので、各ページの紹介がしにくいんですね(^_^;;
大変申し訳ないのですが、各ページをバラして紹介させていただきます。
#作り直してもらえないものかなぁ(汗・・・まあ、金井さんの本職じゃないからなぁ(^^ゞ

  1. カモミールリミックスプロジェクト「藤田恵美 カモミール・ベストマルチチャンネル・リミックス・プロジェクト はじめに」
  2. カモミールリミックスプロジェクト「プロサウンド誌の(昔の)取材」
  3. 片々雑事「編集の様子」
  4. カモミールリミックスプロジェクト「SONOMA システムの解説」
  5. カモミールリミックスプロジェクト「レコーディングエンジニア、阿部さんの個人スタジオ「capa3」のご紹介」
  6. カモミールリミックスプロジェクト「かないまる邸のサテライトシステム(小型スピーカによる音質確認)」
  7. 片々雑事「SONOMA吸い上げ時のモニター音量」
  8. 片々雑事「レベル関係のメモ」
  9. カモミールリミックスプロジェクト「プロジェクトが完了いたしました」
  10. 片々雑事「2008年2月24日 (日曜日)A&Vフェスタで恵美さんと一緒に camomile Best Audio を聴くイベントをやります かないまるも登場。恵美さんのミニライブもあります」
  11. 片々雑事「A&Vフェスタ2008 camomile Best Audio 試聴会と恵美さんのミニライブ 結果報告」

この記事群は、さすが現役バリバリの技術者の方のページだけあって、上の AV Watch の記事以上に細かい説明がなされていて、理解できないことも多々ありました。しかし、こちらもまた実際に作業に関わった“迫力”のようなものが、淡々とした中に感じられる素晴らしい記事です。

AV Watch の記事と併せて読んでいただけば、とても面白く読めるのではないでしょうか。

実は、この件とはまったくの別件で、昨年(2007年)の12月頃にかないまるさんとメールでやり取りさせていただいたことがあります。
とても多忙な金井氏なのですが、そのときはちょうどお時間があったということで、僕の稚拙な質問に対し、実に懇切丁寧に親身なお返事をいただいて感激しました。

その時のメールでも感じたのですが、彼は、当たり前といえば当たり前なのでしょうが、超実践派とでも言えばいいでしょうか、すべて自分の耳で確かめていいものはいい、悪いものは悪い、と判断する方なのでしょう。
そのときのやり取りでも、電源系に関する“頑ななオーディオマニアが陥りそうなある常識”をハッキリ否定されていて、とてもビックリしたことをよく憶えています。

この記事の中にも、そうした“目からウロコ”のようなノウハウが披瀝されているのですが、たとえばこれなどそのひとつ。

SONOMAでの吸い上げ時に、スピーカの音圧をかけた方がいいこと。最適値があるだろうことが予想されたので、吸い上げに先立ち実際に実験しました。

その結果、制作時に近い音圧をかけておくのが結果が良好でした。このようなアプローチは阿部さんも井上さんも聞いたことがないそうなので、たぶん業界初なので書いておきましょう。

まず、振動はすべからく妨害とみなされることがよくあります。そういう観点からは、吸い上げは無音で行うのがよいことになります。

しかし、かないまるの経験では、録音をするときは現場の音が機器にかかっていた方が音が生き生きすることが多いものです。これはカセットテープデッキの音質チューンをお手伝いしたときや、PCMレコーダーを自分で使ったときに何度も経験しています。そもそもオーディオ機器のチューニングは、全て音圧がかかった状態でやりますから、それは当然とも言えます。

そう、オーディオでは“余計な振動はすべて悪”と見なしますからね、普通。音圧をかけた方が音がいいか悪いかなんて、そもそも考えもしません。「悪いに決まってます」。ちょっとオーディオをかじった人なら皆、異口同音にそう言うでしょう。

このページのそのあとの記述には、かける音圧を1dB刻みで変えて一番音がいいポイントを探したという趣旨の話が出てきますし、前にちょっと書きましたが、ボーカルのレベルに至っては、企画した雑誌『オーディオアクセサリー誌・analog誌(音元出版)』のサイト『AV&ホームシアター Phile-web』に掲載されたイベントのレポートから引用すると

また金井氏は「藤田さんのボーカルは0.1~0.05dB単位で調整し、他の楽器と調和するようにミックスを進めた」と、繊細な藤田さんのボーカルのニュアンスさを消さないミックスの秘訣についても付け加えた。

ということで、なんと最小0.05dB刻みという細やかさ。驚くばかりです。

いずれにしろ、このアルバムの制作がどれほど神経を使って行われたかが、以上ふたつのサイトの記事をご覧いただくとよくわかると思います。


続きは以下へ。
やっと、イベント自体の感想です(汗
"Le Couple"藤田恵美さんのトークショー&ミニライブに行ってきました(A&Vフェスタ2008)その3

投稿者 Shin : 02:01 | コメント (0) | トラックバック

"Le Couple"藤田恵美さんのトークショー&ミニライブに行ってきました(A&Vフェスタ2008)その1

CNET Japan で書かせていただいているブログ『Sky's The Limit "CNET Japan EXTRA" - CNET Japan』での『A&Vフェスタ2008に行ってきました【その2:展示ブース編】』というエントリで書いた、A&Vフェスタ2008で行われた、歌手・藤田恵美さんのトークショー&ライブのレポートです。
2月24日のことなので、もう一週間以上経ってしまいましたが、それはそれとして。

CDのご紹介なども含みますので、こちらで書こうと思います。
#要は、宣伝できないのです、あっちでは(笑)。

このイベントが開催されたいきさつ

このイベントは『藤田恵美さんが語る!歌う! 出演:藤田恵美/林正儀 他制作エンジニア(企画:オーディオアクセサリー・analog/音元出版)』というものです。

事情をご存知ない方は「どうして歌手のトークショーをオーディオのイベントでやるのだろう?」と思われるかも知れません。
まあ、音楽を聴くのにオーディオは切っても切れない間柄ですから、そんなところかな、とも思われるかもしれませんが。

詳しく話し出すとそれだけで一冊の本が書けそうなので(ちょっと大げさかな)端折ります。

実はネット上にその経緯について詳しく書かれたものがありますのであとでご紹介しますので、ご興味ある方はぜひそちらをご覧下さい。少しだけコメントしようと思いますが、オーディオ的にも大変興味深い内容になってますので、そちら関係に関心のある方はぜひぜひ。

藤田恵美さんという方は、いま活動休止中のその名もル・クプルという“夫婦デュオ”(もう離婚されてしまいましたが)として活躍され、『ひだまりの詩』という曲の大ヒットで紅白歌合戦にも出演された方です。

数年前からソロで海外の名曲のカバーを中心としてアルバムを出して活躍されていて、どういうわけだか香港を中心にアジア各国のオーディオマニア達に「音がいい」ということで受けているのだそうです。

上に書いたネット上の記事のひとつにインプレスの『AV Watch』に4回に渡って連載された詳細なレポートがあるのですが、その第一回にそのあたりの事情について詳しく書かれていたので、ちょっと長めに引用します。

藤田恵美さんがLe Coupleと並行してソロ活動を開始したのは2001年11月。「心地よい眠り」をテーマに初のソロアルバム「camomile」をPONY CANYONのLeafageレーベルからリリースしたのだが、年末に香港でも日本からの輸入盤としてひっそりと発売された。ところがこのアルバムが、香港のオーディオマニアなどの間で「高品質なサウンド」として高い評価を得て注目が集まった。

その後オーディオ雑誌、口コミなどを通じてファンが広がり、2002年の春ごろにはラジオチャートで2週連続の1位、HMVアルバムチャートでも1位を獲得。さらに、香港のグラミー賞に当たる「INTERNATIONALPOP POLE AWARDS」でTop Female、Top Remake、New Actの3部門で同時ノミネート。香港盤が正式にリリースされるとゴールドディスクを獲得するに至ったのだ。

「camomile」は香港に続き、マレーシア、シンガポール、タイ、インドネシア、台湾、フィリピン、韓国、中国本土でリリースされ、シンガポール、マレーシアではプラチナディスク、台湾ではゴールドディスクを獲得するなど、アジアで大ヒットとなっている。

その後、2003年10月に2ndアルバム「camomile blend」、2006年11月に「camomile classics」をリリース。いずれもアジアでのトップチャートを飾り、香港やシンガポールでのコンサート活動なども行なっている。

camomile Best Audio

この『カモミール』『camomile Blend』(これ、CCCDっていうのはなんとも“イケテナイ”ですねぇ/笑)『camomile classics』という「camomile」シリーズ3作をベストアルバムにまとめる企画が持ち上がり、あるオーディオメーカーの名物エンジニアが“音響設計”(サウンドクオリティアドバイザー)に加わってできたのが『camomile Best Audio』というアルバム(CD/SACD:スーパーオーディオCD のハイブリッド版)です。

これがジワジワと評判になり、イベント時のお話だと、日本でも現在5万枚を越すヒットとなっているそうです。まあ、ミリオンセラーなんていうのには遠く及びませんが(失礼)、この手の高音質を謳う SACD としては異例の大ヒットと言えるようです。

発売翌日の2007年11月22日には、フジテレビのとくダネ! という番組に藤田さんが出演され、キャスターの小倉智昭に「音がいい!」と大絶賛されたのもブレイクの結構大きなきっかけになったようで、なんでもその「一時間後に camomile Best Audio が Amazon で一位。同日店頭在庫なし」といった状況にもなったということです。

YouTube なのでいつ消えるかわかりませんが、その時の模様が上がっているのを見つけましたので、ご紹介しておきます。下の方は、最初の方に書いた大ヒット曲『ひだまりの詩』のスタジオライブです。

そんないきさつもあり、今回このA&Vフェスタで、藤田恵美さんご本人のみならず、最初にきっかけを作ったAV評論家の林正儀氏、そして、知る人ぞ知るソニーのスーパー・オーディオエンジニア・金井隆氏(通称かないまるさん)を呼んでのトークショーが開催される運びになったわけです。

書いていたらやたらと長くなったので(いつものことですが)、三部作でお送りします(^^ゞ
続きは以下へどうぞ。
"Le Couple"藤田恵美さんのトークショー&ミニライブに行ってきました(A&Vフェスタ2008)その2

投稿者 Shin : 01:54 | コメント (0) | トラックバック

2007年06月28日

DENONのAVアンプの背面が凄すぎ

時間がないので端折りますが(^^;;
これも前のエントリ同様、製品写真見て“衝撃”を受けたっていう話です。

デノンは同社AVアンプの新しいフラグシップモデルに位置づけられる「A1HD」シリーズを発表した。セパレート筐体の「AVP-A1HD」「POA-A1HD」、ならびに一体型の「AVC-A1HD」がラインナップする。

正直言って、フロントのデザインはおよそ高級感があるとは思えないんですけどね(笑)。

この3機種って、メーカー希望小売価格が、セパレートの AVP-A1HD および POA-A1HD が各735,000円!、一体型の AVC-A1HD が598,500円(それぞれ税込み)、という“安くはない”お値段なんです。

でも、安っぽいとは別に思いませんが、正直言って、同社の10数万円クラスのものと大差ない印象を受けます。
たぶん、実物を見ると、その巨大さも相まって迫力はあるんでしょうけど。
こんな感じです。

●AVP-A1HD(AVC-A1HD はほぼ同じデザイン)

avpa1hd_image-w468.jpg

●POA-A1HD

poaa1hd_image-w468.jpg


でもね、背面はもの凄いです。
この手のアンプはデノンに限らず、各社同様なんですけど、特にこの3機種は凄いと思いました。
オーディオマニア、というか、機械好きにはたまらない感じで、正直惚れました(笑)。

こんな感じ。

●AVC-A1HD

●AVP-A1HD

●POA-A1HD

ね?
スゴいでしょ?(^^ゞ

パーツが凄いだけでいい音がするっていう単純な話じゃありませんが、でも見るからに、DENON の気合いが感じられる気がします。そこはかとない迫力が感じられます。

パワーアンプ(POA-A1HD)なんかねぇ、ズラッと10チャンネル!分のパワーアンプブロックが整然と並んでいる“だけ”なんですが、なにかアンプじゃなく高精度な測定機器のような趣すら・・・。
また、一体型(AVC-A1HD)にあるのもそうですけど、このスピーカー端子が妙にカッコいい。
いまふうの言い方するなら、「激しく萌〜」って感じです(笑)

これ、当然ですけど機能的にも凄いものがあって、特にコントロールアンプ(プリアンプ:AVP-A1HD)の背面写真にその片鱗が伺えるのですが・・・。無線LANのアンテナ端子があったりね(^_^)v

それも紹介したいんですが、きょうのところは取り急ぎ写真のみ。
詳しいことをお知りになりたい方は、ぜひ参考記事・サイトのところを当たってみてください。


あぁ、またちゃんとオーディオ(ビジュアル)に取り組みたいと思う昨今です。



投稿者 Shin : 01:18 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月30日

聞いて(書いて)見るものだ・・・。CDA-9857Ji に思わぬ機能?が!

僕はクルマの中で iPod で音楽を聴いているのですが、昼間にとんでもない情報(あくまでも知らなかった僕にとってね(^_^)ゞ)を入手して、ひとりほくそ笑んでいるところです。

Mac 好きな僕は、ずっと iTunesは使っていたんですが、iPod を入手したのは昨年10月の F1 日本グランプリ(鈴鹿サーキット)の直前でした。

もちろん、往復10時間以上のドライブのお供に音楽を、ってこともありましたが、実は、木〜日曜の4日間でいつも数千枚の写真を撮影してくるので、そのためのストレージ(保存媒体)としての役目も大きかったのですが。
購入したiPodは、写真を保存する機能もあるのです。

そのときついでにというか購入したのが、iPod がケーブル1本でダイレクトに接続できる ALPINE のヘッドユニット CDA-9857Ji というカーオーディオでした。
それまではなんと、時代遅れもはなはだしい吊るしの(すなわちクルマについてきた)“カセットカーステレオ”だったんですよ。いや、お恥ずかしい(^_^)ゞ

それもあってか、これは本当に優れものの機械で、3万円弱という価格とは思えない満足感を味わわせてくれていたのですが、ひとつだけ不満なところがありました。

iTunes や iPod をよくご存知の方は知っていると思いますが、現在これらの機種・ソフトの“デフォルト”(初期設定)のエンコードフォーマットは AAC っていうのなんです。業界標準で一番ポピュラーなのは MP3。
ごくかいつまんで特長を言うと、AAC の方が MP3 よりは音質がいいままファイルサイズを小さくできる。同じファイルサイズなら AAC の方が音がいい、と言ってもいいかもしれません。

CDA-9857Ji はこの AAC のデコードに対応していなかったのです。
ですから、CD を取り込む際に本当は AAC でやりたかったのですが、クルマで聴く機会の多い僕は(なにせ通勤していないので)クルマで聴けることが必須で、MP3 で取り込むほかなかったわけです。

・・・とさっきまで思い込んでいました(笑)。

実は先日、アルパインから CDA-9857Ji の後継機種のCDA-9885Ji というのが発表されました。予想していたことではありますが(同社の他の新機種が対応していたので)これにはAAC デコードの機能がついていました。

そのことに関して、価格コムの掲示板にちょっと書き込みをしていたのですが、そこにも上のような、対応していないことが残念でこれに買い替えたい、みたいなことを書いたんですよ。

そうしたらある人から、
「iPod で聞くのなら AAC でエンコードしても聞けますよ。9885が AAC に対応したというのは、あくまで CD-R(W) などで聞く場合のことです。」
という反応が・・・。
#ここからはそこに書いたもののほぼ転記です。

そんなことくらい知ってますよ・・・って言いかけました(汗
その方がおっしゃることを、iPod 単体で(ヘッドフォンで)聴くときはって思ったからです。
そんなの当たり前じゃん、って(^^;;

でも、なんとなくふと思うところがあって「え、もしかして???」と思って、さきほど iPod に AAC ファイルを入れ、9857Ji につないでみたんです。

「か、かかるじゃん・・・(^_^)ゞ」

知りませんでした!
僕はてっきり、iPod コネクターから出たデジタル信号を、ヘッドユニット側のデコーダーでデコードするものとばかり思ってました。だから、本体に AAC デコードの機能のない CDA-9857Ji では、AAC ファイルは再生できない・・・。

聞くは一時の恥聞かぬは末代の恥、というか、ひとに答えるつもりが、こんな思わぬうれしい結果に(笑)
実は、9885 の AAC 対応は魅力的だったのですが、微妙にデザインが好きでなく、その点では 9857 がよかったので、これで買い替えずに使えます。
いやぁ、ホント、なにげなく書き込んだ結果が、こんな予想もしなかった情報を引きだすことになるなんて。

っていうか、こうなると本当は、iTunes に入れてある7千数百曲・30数GB の MP3 データを全部 AAC で取り込み直したいんだけど、さすがに面倒だなぁ・・・f^_^;
まあ、新しく取り込むのだけ、AAC にしていくかな・・・。

投稿者 Shin : 19:07 | コメント (0) | トラックバック

2006年10月20日

うちにプラズマテレビがやってきた(^^;;;;

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Originally uploaded by Shin_s

AVルーム(ホントはリビング)現状』というエントリの最後にも写真を載せましたけど、右の写真に見えるように、うちのリビングには20年前の!29インチのテレビ(松下電器 TH-29M2 という知る人ぞ知る⋯)があったわけです。

なにせ20年前ですからブラウン管式で、当然横長でもない4:3の普通のです。チューナーがないタイプなので、正確にはテレビじゃなく“モニター”なんですけどね。

が、寄る年波には勝てず(というか20年は使わないよなぁ、フツー)、さすがに調子が急激に悪くなっていたのです。

このことは、先日『F1日本GP、ハイビジョンで放送!!!!!!(本家版短縮バージョン)』というエントリで書いたのですが

ここ数ヶ月ちょっとスキャンがずれてきていて、画面が少しずつ切れてひん曲がっていたのですが、数日前についにかなりの悪化を見せて瀕死の状態になっていたんですよ。いったん画面のスキャン部分が真ん中あたりに集まって、ほとんど見えない状態になったときもあったのです

という状態だったわけで、もういつ死ぬかと。

ところがついに、鈴鹿に行く直前にあっという間にお亡くなりになり、この写真にもちょこっと写っている右上の14インチのモニター(PC入力なんかもあるマルチスキャンのやつ)でテレビを見ている状態だったんですよ。
ラックの上にのっけてあるので、クビが痛いんですよ、もう(笑)。

しかし、やっと、ついに、我が家にも42インチの大画面薄型テレビがやって参りました!!!

本当は、いきなり2台来る予定だったんですが、ちょっとした手違いで1台に。しかも、最初に考えていた(希望していた)ものとまったく違うものになっていた(爆)。
ちょっとガッカリしましたが(後述)、まあ、贅沢は言いません(っていうか、恐れ多くて言えません(^^;;)。

というわけで、じゃ〜ん。
来たのはこれ。

パイオニアのプラズマテレビの「Pioneer PUREvision 42V型 地上・BS・110度CSデジタルハイビジョンプラズマテレビ PDP-427HX」っていうモデルです。一応、現行の最新モデルですね。

箱はでかいけど、薄いので思ったほどでもないなぁ。我が家も狭いなりに一階は結構広いスペースがあるし。

設置するところも写真にちゃんと撮ってましたが、諸般の事情でまだ公開できない(笑)ので、とりあえず“こんな風に置きました”っていう写真が下。

いろいろと初期の設定を行っているところです。“誰かの”(爆)後ろ姿ですが。

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食わず嫌いを猛省

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実はこのモデル「PDP-427HX」、最新型ではありますが、いわゆる“フルハイビジョン”とか“フルHD”と言われるものではありません。
フルHDと言われるのは解像度(画素)が 1920(水平)×1080(垂直)pixels のことなんですが、これは 1024(水平)×768(垂直)pixels “しか”ありません。

僕は、Sky's The Limit "CNET Japan EXTRA"の方に、
「フルスペックハイビジョン言うな」ってフルスペックを作れないメーカーが横やり
とか
麻倉怜士氏が語る『フルハイビジョンの真実』
とかいうエントリを書いているほどの“フルハイビジョン信奉者”なのです。

ですから、このモデルがうちに来たときに「え〜、フルじゃねぇのかよ、おい! 意味ねぇじゃん」(笑)と落胆したというのが正直な気持ちだったのですが、いやまあ、俗に言う“食わず嫌い”ってヤツでした。

食わず嫌いといえば、もうひとつ、プラズマという方式自体についてもそうだったかもしれません。

詳細は省きますが、プラズマは原理的に画素を小さくするが非常に困難なため、フルHD化が液晶にくらべて遅れていたたのです。サイズ的にも価格的にもごく限られた、一般的とは言えないモデルしかなく、プラズマ自体に興味をあまり抱くことができず、よく見ないでいました。

いや〜、あらためて、やはり物事はなんでも、自分自身で先入観なく、見たり聞いたり触ったり・・・、と実体験しないといけないわ(^^;;
・・・と反省しきりです。

もちろんそうは言っても、やはりフルHDが“正義”である、という信念には変化はないんですけどね。
フルHD化して今回同様のバランスのいい映像を出せるようにするのが、開発の道筋だと思うし、ぜひそうあってほしいわけですが、“現実的に”素晴らしい映像を出すディスプレイがこの世に存在する以上、それを正当に評価しないといけない、と思ったわけです。

グーの音も出ないほどの感動

実際にジツブツを見ていただければ一目瞭然ですし、また裏を返せば、ここでどれだけ説明しても、実際に見てもらわないとわからないとも言えますが(文章力のなさをごまかしてます)、今回いろいろなソース(コンテンツ)を見た中で、もっとも感動したのがこれです。

この写真で少しはその鮮鋭感、解像感、金属の質感、色の鮮やかさ・・・みたいなのがおわかりいただけるといいのですが。


モタスポの方でもあまりの感動に興奮していろいろ書いた、今回の“騒動”の発端となったフジテレビ地上デジタル放送の『F1ハイビジョン放送』もすごかったんですが、これは以前BSフジで放送された、イギリスで毎年行われているモータースポーツイベント『グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード』の特集番組です。
イベントの詳細は、1993年の第一回目から参加しているホンダの下記ページをご参照ください。
Honda | モータースポーツ | グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード
また、場所はこちら。広大な敷地らしく、この辺一体ということです。
Goodwood - Google マップ

この番組ではマシンの走行シーンをはじめ、さまざまなシーンが映し出されるのですが、特に素晴らしかったのがこうしたパドックというか整備を行っているエリアでの映像でした。逆に言うと、走行シーンはちょっと“落ちる”んですが。
いまさらながらですが、ハイビジョンだとカメラやレンズ自体の良し悪しや、カメラマンのウデさえもはっきり描き分けてしまうのですねぇ。

とにかく、クルマの金属や、こうした古いマシンだと木や革などの質感描写があまりに素晴らしく、唖然とするばかりでした。
カメラマンさんがその場にいて僕の顔を撮っていたら、目を真ん丸くして、口をぽかーんとしているのが写っていたことでしょう(^^;;

ホンダやトヨタ、ルノーのF1マシンも参加しており、その映像も目を見張るばかり。最新マシンのこんな細部を詳細に映してもいいのか、とヘンな心配をしてしまうほど。
うまいところを撮れなかったのですが、たとえばこんな感じ。


この、ノーズコーンの代わりにつけられている黒い金具の微妙な色味・質感、それを支えるシルバーグレーのジャッキの鈍い光加減、またホイールが外れたところに見えているフロントハブのまばゆい金属光沢感、そうしたものの絶妙な描写が、もうそれはそれは本当に素晴らしい。ため息が出るほどでした。
ちなみにこのホンダのF1マシン、『Honda | モータースポーツ | グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード』によると正真正銘の2006年参戦マシン「RA106」だということです。

こういうのを見せつけられると、AVマニアの端くれ・・・(だった者)としては、録画せずにいることが宝の山をみすみすドブに捨てているような気さえしますね。
とりあえずハイビジョンがちゃんと録画できる D-VHS を持っているのは幸運とも言えるのですが、こんな放送を見せられてしまうと、どうしてもハイビジョンの撮れるレコーダーがほしくなってしまいます。泥沼に陥りそうですね(^^;;
Blu-ray Disc レコーダーが早くリーズナブルに出てきてくれないかと願うばかりです。

ちなみに、ハイビジョンになると途端にだらしなく、見る気がしなくなってしまうのが、いままでの画質(SD)のソースなわけですけど、このパイオニアのモデルは解像度変換技術がうまいらしく、“意外と”破綻が少なく“見られる”画像になっていたのは大きな収穫でした。
いままで取りだめたのや、DVDやLDだって見たいですもんね。
話によるとこの点も、フルHDだとSDとより差がついて見えてしまい、見られなくなるケースが多いようです。

プラズマってこんなにキレイだったのか

繰り返しになりますけど今回、「プラズマテレビってこんなにキレイだったのか!」と、いままでの食わず嫌い、我が身の不明を恥じました。
いや、ホントにこの質感描写は絶品。浮きがちな黒の沈み具合も絶品でしたし、液晶でちょっと気になっていた“薄いベールが一枚かぶさったような”感じがまったくない。

映画ソースとしては『パイレーツ・オブ・カリビアン』というのを見たんですが、これまたあまりに自然な映像に驚嘆させられました。映像が自然だと、本当にコンテンツにのめり込めるんですよね。だんだん、“視聴している”という意識がなくなってただただ見入るばかりです。

液晶の場合は“視野角の狭さ”も問題で、専門家の方によると、ソファでふたりで見るような場合、うちのような視聴距離と角度だと、もう横に座った人は画像が反転しかかっているはずだという。
プラズマはほとんど真横から見ても色の変化はありませんでした。真横から見たら意味ないのはさておき。

あと、やはり、液晶だと今回見たようなスピード感のあるF1マシンの疾走シーンは残像気味になってツライだろうとのこと。そうした意味でも、僕のニーズではプラズマが現時点でベストのようです。
このブログでも何度も取り上げた、キヤノン=東芝の『SED』がいまでも気になるのはもちろんですが、“無い物ねだり”をしてもしょうがないですしね。

こだわりのパイオニアはここにも

プラズマというと製造にさまざまなノウハウがいる割には価格の下落が激しく(液晶もですが)、実は撤退する企業が相次ぎ、いまでは家庭用のテレビ用パネルを作っているのはパイオニアのほか、松下電器産業、日立製作所、の計3社しかありません。
正確に言うと、松下電器産業、富士通日立プラズマディスプレイ(日立と富士通の合弁会社でいまは完全に日立の連結子会社)、そしてパイオニアです。パイオニアは、やはり撤退を決めた NEC からその資産・人員を買い取っていたりします。

この3社(グループ)で言えば、当然ですが総合家電の雄・松下と重電も手がける一大電機産業・日立にくらべるとパイオニアの規模ははるかに劣ります。
現実的にも、販売実績ははっきり言うと松下の一人勝ちなわけですが、パイオニアはオーディオ専業時代から培ってきた同社ならではのこだわりでがんばっていて、画質に対する評価は松下のそれに優るとも劣らないものがあります。
まあ、OBということもあり(笑)どうしてもひいき目にみてしまうところはあるのですが、そうした巷の評価を再認識させられた、といった感じでした。
ご興味のある方は、以下の同社のプラズマ技術の解説ページをご覧ください。
高画質:パイオニア プラズマテレビ“ピュアビジョン”

あと、細かい話ですが、写真でおわかりのように同社のテレビは画面の周囲が完全にブラック。
僕はこの点は確信を持って言えるのですが、本当に画質のいいテレビで画面の周囲がシルバーだったりするのはありえません。映像を映し出す部分以外はできるだけ目立たないようにしないといけない。ソニーの新型はやっとそうなりましたが、以前のモデルはなんとグレー。「アホか?」と思ったものです。

ただ、パイオニアのこのモデルも黒は黒でも光沢のある黒なのがちょっといただけないとは思う。つや消しの黒(マットブラック)であるべきです。
あと、画面下の PIONEER のロゴ。なんでこんなキンキラしたシルバーなのか。これも黒く塗りつぶすしかないでしょう。ロゴ自体がカッコよくないのですがそれはさておき。
そこが改善されたら完璧ですね。ロゴなんていらないんですよ。そもそも家庭内で誰に宣伝するのかと思いません?

ちなみに、お亡くなりになった松下のTH-29M2にはほとんど見えないくらいの小さいロゴしかなかったし、なんと電源が入っているのを知らせるランプまで消灯できるという凝った仕様でした。

50インチに“リプレイス”決定!?

それと、実際に設置してみるまではわからなかったのですが、42インチって決して大きくはない(笑)。

この部屋の感じだと、余裕で50インチくらいは入る感じです。
ちょうどこの42インチの筐体(外形)寸法(幅1040 mm×高さ679 mm)が、50インチだと画面サイズ(幅1104 mm×高さ621 mm)とほぼ同じなので、これなら50インチの方が絶対いい。ひと回り大きくなる感じですね。

事実、上の専門家の方のご意見もそうでしたし、いろいろな評判を聞いてみると、このパイオニアの第7世代プラズマパネルの場合、最も画質がいいと思われるのは50インチの方なんだそうです。

また、大きくなるともう一つの問題は価格ですが、実売でもこの50インチモデル PDP-507HX は現在最安価格が32万円を切っており、42インチの24万円とくらべて馬鹿高いわけでもなくむしろリーズナブルな感じがします。
もちろん、絶対的には高い買い物で、おいそれと買えるシロモノではないのですが(笑)。

デカければいいかというと、たとえば同じラインナップに60インチもあるのですが、これだとサイズもそうですが、実売価格もいきなり55万円〜60万円弱に跳ね上がっていまい、ちょっと手が出ません。
画質に悪い方向の影響が出ないとも限りませんし。

ということで、これはもう50インチを入れるしかないなぁ、と思い始めています。

あと、この旧態依然のブックシェルフ型(<名ばかりの)スピーカー(コーラルのDX-7)もちょっと・・・いや、かなりアンバランスですね。
50インチを入れるとさらに左右に押しやられるわけですし、これは最近主流のトールボーイ型のスピーカーにするか、思い切ってスピーカーはテレビのをそのまま使い、足りない重低音はいまプラズマを仮設置しているスーパーウーファーで補うか、ですね。

台も考えなくっちゃ

このスーパーウーファー YST-SW1000L の上に設置する状態だと、ソファでくつろいで見るにはちょっと高すぎるんですよね。目線が上がってしまって疲れてしまう。
先の専門家の方の話だと、目の高さと、テレビの高さの上から1/3のところの高さとが一致するくらいがちょうどいいそうです。テレビの高さ方向のセンターがちょっと目線を下げたところにあるようにするわけですね。

この写真でわかるように、スーパーウーファーの天面とテーブルトップスタンドの大きさがほぼ一緒なので、収まりはいいんですけどね。ウーファーの幅がテレビ本体よりはかなり狭いので、頭でっかちな感はありますが。

やはりパイオニア純正の専用台がいいのかな、と思う次第。

いまヤマハのサイトで調べたらYST-SW1000Lの高さが44cmちょうど。
#こういう風に販売終了の商品もサイトに載せたままにしてもらうと助かります。
それに427HX+PDK-TS25(純正テーブルトップスタンド)を組み合わせた状態の高さが74.5cmなので、合計で118.5cm。左の写真はPDK-TS25を組み立てているところです。

427HXに専用フロアスタンドOT-H427を組み合わせた高さが119.15cm。

あら、スーパーウーファーに載せた方が低いじゃん(笑)。

う〜ん、調べてみると50インチでも同様なので、YST-SW1000Lに載せた方が低くて、まだマシだってこと?

サブウーファーは指向性がないからどこに置いてもいいといっても、真ん中に置くに越したことはないので、それはそれでいいんですが。
でもやはり、実際に見てみて高すぎる感じだったので、他(社)のローボードタイプのラックをあたるか、自作するしかないかなぁ。
YST-SW1000Lの上にテレビが直に接するくらいがちょうどいいのかもしれないんですけどね。このテーブルトップスタンドの高さが結構あるから。やはり、ジツブツ合わせでなにか考える(改造するか自作する)かなぁ。

ま、いずれにしても、そう考えていくとなにかと物入りですね。テレビ本体だけで終わりそうもないから(笑)。

B000K7UI7I

いや、先立つものがないので、“思っているだけ”なんですけどね(笑)。
なんとか年末くらいには、と根拠のない夢と希望に取り憑かれているところなんですが、とりあえずぽんにその気はないようです(爆)。

お願い〜、っていうか仕事しよ(自爆)

ちなみに、オーディオ関連の雑誌もいろいろありますが、僕が愛読しているのはステレオサウンド社のHiVi (ハイヴィ) っていう雑誌です。創刊号から取っていたかは忘れましたが、もう十数年来の付き合いになるかなぁ。

投稿者 Shin : 23:26 | コメント (3) | トラックバック

2006年08月17日

F1日本GP、ハイビジョンで放送!!!!!!(本家版短縮バージョン)

なんてこったい! ついに恐れていた事態が起きてしまった!!

フジテレビは16日、東京・お台場のフジテレビ内において、F1日本GP(10月8日決勝)の記者発表を行なった。F1グランプリの中継が行なわれてから20周年を迎える今年の日本GPは、昨年に続き生中継を行なうのをはじめ、F1の56年の歴史で初となるハイビジョン中継を世界に先駆けて実施。総勢350名、カメラ台数80台(オンボードを含む)と過去最大規模の中継体制で臨む。

ハイビジョンテレビ、買わないといけないではないか!
マジ、カネ、ねぇよ(爆)。

いや、もちろんうれしいんですけどねぇ。やっとF1がハイビジョンで見られるんですから。
どうしましょう、まったく。

HiVi (ハイヴィ) 2006年 08月号 [雑誌]

実は! タイミングいいというか悪いというか・・・。
うちのメインのテレビはなんと、29インチのブラウン管式で、松下電器の TH-29M2 というマニアだったら涙がちょちょ切れる“かつての”名機なのです(正確にはチューナーがないのでモニターですね)。
もう十数年前のモデル? ちょっと忘れてしまったんですが。ググってもあまり出てこないし。よくもってるなあ、と我ながら思ったりしますが。

が、ここ数ヶ月ちょっとスキャンがずれてきていて、画面が少しずつ切れてひん曲がっていたのですが、数日前についにかなりの悪化を見せて瀕死の状態になっていたんですよ。いったん画面のスキャン部分が真ん中あたりに集まって、ほとんど見えない状態になったときもあったのです(実は、半分うれしかったり(^^;;;;)。ここ2,3日は持ち直しているんですが。

東芝か、ソニーか

TOSHIBA REGZA Z1000 47V型 地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ 47Z1000SONY BRAVIA 46V型地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ KDL-46X1000

で、次どれにしようかなぁ、などと妄想していた段階だったんですが、そこにこのニュース。
買えってことか?

もともとエセAVマニアの僕は、いまでも HiVi(上の方の表紙の写真)なんていう雑誌を買い続けているくらいで、いちお知識は満々(^^)
買いたいテレビももう決まっていて、東芝の REGZA Z1000 (上左写真)というシリーズ・・・の後継機、またはソニーのBRAVIA X1000(上右写真)というシリーズ・・・の後継機のどちらか。まあ、その中でも46インチクラスにするか、42インチクラスにするか決めてはいないんですが。

なぜ“後継機”ってわざわざ書いているかというと、実は両シリーズともまもなく(8月中)に後継シリーズ(どっちも2000番台)が発表され、9月に発売されることになっているからです。

この両者に共通するのは、いわゆるフルハイビジョン(フルHD:1920×1080dots)であること。これまではともかく、これはもう、今後のテレビには必須です。
フルハイビジョンでないのは本当の意味でのハイビジョンじゃないので、皆さんもどうか“エセハイビジョン”に惑わされないよーに(^^;;
この辺の事情については、参考までに、以下の拙ブログを読んでくださいな。
Sky's The Limit "CNET Japan EXTRA":「フルスペックハイビジョン言うな」ってフルスペックを作れないメーカーが横やり
Sky's The Limit "CNET Japan EXTRA":麻倉怜士氏が語る『フルハイビジョンの真実』

ソニーの方はいまのシリーズはデザインが好きでないし、なにより許せないのは画面の周りが黒でないことです。
これは間違いなく正しいと思っているのですが、画面の周囲が黒でないテレビにまともな画質のテレビはありません。
百歩譲って同じ画質のパネル・回路その他(つまり周囲の色以外)が全部同じだとしたら、周りが黒い方が間違いなく画質がよくなります。“光る”もののまわりに白っぽいものがあれば、それが光ってしまってコントラストを落とすなど、画質にプラスの方向には絶対働かないからです。映画館ではスクリーン以外は真っ黒にするでしょ?

その点では、この東芝のシリーズは最高。デザインも“ミニマルデザイン”と呼んでいますが、本当にシンプルないいデザインです。なにも考えてないのとは違うんですよ。

実はソニーの後継シリーズはすでにアメリカやなぜか中国で先に発表されているのです。右写真は KDL46XBR3 というモデルですが、周囲が黒くなっているのはもちろん(やっとわかった?)、“フローティングデザイン”という、パネルが宙に浮いたかのようなデザインがなかなかいいと思っているんです。これに見合った画質であることを望むばかりです。
SonyStyle.com | 26" to 46"

というわけで、F1の話からなぜか妄想しまくりのテレビ関連エントリになってしまいました。

このあと、F1の話に戻してちょっといろいろ書こうと思いますが、この間、『 不特定多数で群れる人たち(ちょっとSNS考)』っていうエントリで、ひさしぶりにF1のことを書いたら早速、ばか・・・じゃなくて“ばぁにぃ”とかいう人に絡まれてしまったので、こっちに書くのはテレビの話だけにします。

また、20年間見てるからとか書いて、「観戦歴が長い事を誇ってみたり」なんて訳知り顔で書かれるのはごめん被りたいですから(笑)。

ま、それは置いておいて、ホントに買えるのか?>自分
っていうか、ほしい。ハイビジョンで見たい!
ま、鈴鹿で直接見るわけだから録画しないと見られないんだけど、幸いうちには D-VHS というハイビジョンをそのまんま録画できるメディアがあるんですよ。HD DVD や Blu-ray Disc の録画機はまだ買えないですが(そもそも後者はまだ発売されてないし)。

投稿者 Shin : 21:03 | コメント (2) | トラックバック

2006年06月23日

ついに HD DVD レコーダーが登場! しかも驚くべき超弩級のハイスペックマシン(CNET Japan EXTRA)

060622_toshiba_rda1_1

ついに、待望の次世代DVD“レコーダー”の登場です。

Sky's The Limit "CNET Japan EXTRA"『次世代DVDの動向のまとめ・3【ハード編】』というエントリでも触れたように、すでに3月末に HD DVD プレーヤー「HD-XA1」が国内で発売開始され、4月18日にはアメリカでも同機種と廉価版「HD-A1」とが発売されています。

ということで、Sky's The Limit "CNET Japan EXTRA"に“渾身のエントリ”(笑)を書かせていただきましたので、よろしかったらご覧ください。

投稿者 Shin : 07:19 | コメント (1) | トラックバック

2006年04月10日

“CNET Japan 読者ブログ”始めました。

CNET_Japan_rblog-open02.gif

さて。先月末(3/28)に、

わ〜い、“受注”させていただきました! うれしいなっ、と(^^)。

“仕事”っていうと語弊があるかな。金銭の授受はまったくないので(<なんだ、仕事じゃないじゃん(^^;;)。
まあ、“趣味と実益を兼ねて”ということになればいいなぁ、と思って、ひとつあることをネット上で始めます。

って、なにやら秘密めいたことを書いたんですが、実は CNET Japan というサイトにスペースをいただき、おもに“パーソナル・テクノロジー”というカテゴリーでブログを始めさせていただくことになりました。

題して、
Sky's The Limit "CNET Japan EXTRA"
です。

CNET Japan というのは、

CNET Japan は、単なるIT情報サイトではありません。読めばITやビジネスがおもしろくなる・そんな情報を、日々のITに関するニュースやビジネスリーダーのコラム、インタビュー、ブログなどを通じて提供しています。

というのが“売り”のIT・技術系のサイトです。
他のさまざまな同種のニュースサイトにない(もしくは先んじていた)特長として、

オンラインメディアとしての強みを最大限に生かすべく、新しい技術を取り入れたサービスも積極的に展開しています。2003年2月には他社に先駆けてRSSに対応した記事のヘッドラインを配信開始。また、2003年3月にはブログを使った記事の提供を開始して、現在のブログブームの先駆けとなりました。さらに2004年1月にはブログだけでなくすべての記事にTrackbackを実装し、ブロガーの皆様にご好評をいただいております。

というのがあり、僕も関連するエントリを書いた際には、よくトラックバックさせていただいていました。

“読者ブログ”という新たな試み

ここで、新たな試みとして、

CNET Japanがブログサービスの提供者となることで、読者の皆様は無料でブログをCNET Japan上に開設できます。これにより、これまで主に記事の「読み手」であった人が、CNET Japan読者ブログを通じて「書き手」になることができます。CNET Japanは記者や編集者が情報を発信するだけではなく、読者の皆様も意見や考えを表明できる、まったく新しいメディアになりたいと考えています。

ということを開始するという話を読みました。
このブログでも、もともととても興味のあったオーディオ・ビジュアルを主体に、次世代DVD、ホームシアター、大画面テレビ等などの新しい技術のことを結構頻繁に書いていましたので、それを生かせないか、と考えて応募したのでした。

で、採用の連絡を受けたのが3月28日だったわけです。
実は、

言っちゃってもいいんですが、自分自身でもまだハッキリとどういうふうに始まるのかを理解していないので。
“受注先”からは「発注します」という連絡しか受けていないので、どういう形になるのかよくわかっていません。

まあ、4月6日(木)までにはわかるでしょう(爆)。

と書いたように、その時点では具体的な公開方法や投稿の仕方などが全然わかっておらず、一般公開日が4月6日の午後3時、ということだけはっきりしていたのです。

システム障害発生で延期⋯

でも、あそこにその時期に行かれた方がいらっしゃったらご存じかと思いますが、同時に行っていた大規模リニューアルの際にシステム障害が発生してしまい、日曜日あたりまでうまく稼働しない状態になっていました。
これにより、読者ブログの公開も延期になってしまい、正式には10日(月)の正午にオープンする予定になっています。

いまさっき見に行ったら(実は9日23時過ぎ。たびたび気にして見に行っているのですが(^^;;)、やっとリニューアルした本サイトに収まる形で、“一応”公開されていたので、このエントリを書き始めたわけです。
でも、まだ“追記部分”がまったく表示されていなかったりして、完全とは言えないみたいですが、あそこまで行けば正午までにはなんとかなるでしょう(^^)

オープンに当たって思うこと

というわけで、今後、上記のカテゴリーの記事は、あちらに優先的に書くことになると思いますので、こちらの“本家”同様、ご愛顧いただければありがたく思います。

まあ、ちょっとカシコマッテ書いちゃうところもあるかもしれないので、転載しても構わないということなので、向こうで公開後ある程度(一週間?)したらこちらにも同じものを載せようかなと思っています。
そのとき、あるいは“後日談”とかより過激な“本音”を書かせたもらっちゃうかもしれません。もちろん明らかな間違いなんかはあっちでちゃんと訂正するつもりですが。
あと、もちろん言うまでもないことですが、人の目を気にして思ってもいないことを書く気は、まったくありませんけどね(^^)

っていうか、あれだけデカイ規模のサイトのごく一部にすぎないので、心配するほどアクセスがあったりするのかなー?、というのが逆に心配だったりしますが(^^;;

あと、もうひとつ心配といえば、自分のこんなパーソナルなブログで書いている分にはどんな間違いや恥ずかしいエントリを書いてもとりあえずはいいんだけど、あんな“公の場”だととんだ“大恥”をかく(書く)ことにならないかなぁ、とかね。そんなこと考えるとちょっと萎縮してしまうかも(^^;;

でもまあ、最初の『プロフィール』というエントリでも書いたんですが、それもこれも引っくるめて、専門家の方々のご意見やご指導を賜ることができれば、恥をかく分自分も成長できるだろう、と。そんなことを思いつつ、最初のいくつかのエントリを書いてみたりしました。

あちらからいらっしゃった方、あらためてどうぞよろしくお願いいたします。
できましたら、なにか励ましのコメントをいただければうれしいです。

ということで。
実は月・火とちょっとネットにつなげないので、どんな反響がある(のかない)のかは、火曜の夜にならないとわからなかったり。ドキドキ。

投稿者 Shin : 09:00 | コメント (4) | トラックバック

2006年03月28日

お金にならないけど楽しそうなこと(仕事)を始めます

わ〜い、“受注”させていただきました! うれしいなっ、と(^^)。

“仕事”っていうと語弊があるかな。金銭の授受はまったくないので(<なんだ、仕事じゃないじゃん(^^;;)。
まあ、“趣味と実益を兼ねて”ということになればいいなぁ、と思って、ひとつあることをネット上で始めます。

まだ詳しいことはナイショデス(^^;;

言っちゃってもいいんですが、自分自身でもまだハッキリとどういうふうに始まるのかを理解していないので。
“受注先”からは「発注します」という連絡しか受けていないので、どういう形になるのかよくわかっていません。

まあ、4月6日(木)までにはわかるでしょう(爆)。


しかし、いろいろあれやこれや、なにかひとつ決まったり動いたりすると、続けざまにいろいろ起きたり始まったりするもんですな。
結局、年始から3ヶ月もかかりましたが、新年度に向けて再始動というところでしょうか(^^)
ぽん、いろいろありがとう!

投稿者 Shin : 21:06 | コメント (0) | トラックバック

2006年03月18日

次世代DVD(Blu-ray Disc・HD DVD)における映画タイトルシェア考察

僕は、このブログを読んでいただけばおわかりいただける通り、Blu-ray Disc が絶対に勝つと信じているわけですが、一方、『東芝、HD DVD プレーヤーを3月発売。あっと驚く、499ドル!』で書いたように、衝撃的な価格で登場することになった東芝の HD DVD 第一号機は、それなりに(思ったよりも)健闘するとも思っています。

ただやはり一番肝心な、こうしたプレーヤーで見るもっとも重要なカテゴリーといえる“映画タイトル”(中でもハリウッド制作のもの)を考えると、HD DVD 陣営がすでに劣勢なのは否めません。

2004年の末に、『なんと驚天動地! 「HD DVD」ハリウッド4社の支持を獲得!』というエントリで紹介したように、映画スタジオを味方につける争いで劣勢を伝えられていた HD DVD 陣営が、市場の45%を占める4社(Warner Bros. Studios、Universal Pictures、Paramount Pictures、New Line Cinema)を陣営に引き入れ、一気に盛り返したときにさすがにかなり驚きました。

しかしその後、最初から Blu-ray Disc への賛同を表明していた映画会社とともに、それらの会社のいくつかも“Blu-ray Disc も”発売する、ということを発表しており、結局、現時点で HD DVD だけでリリースすることになっているのは Universal ただ一社です。

ソニー、Blu-ray Disc player 一号機を発表。米で7月発売。』『韓国 LG、Blu-ray Disc/HD DVD の“コンパチ”プレーヤーを発売へ』と、次世代DVDのハード絡みでいくつか動きがあったついでに、こうした映画ソフトのリリース状況をまとめてみたいと思います。

市場シェアと次世代DVDリリース予定

市場シェアのデータの出典は、上記エントリでの“4社発表”のときにも使われた DVD Exclusive Online の、2006年1月1日付けのものです。

映画スタジオリリース予定シェア (%)総収入 (10億ドル)
BDHD DVD
Warner(New Line/HBO含む)21.25.05
Disney(Miramax/Dimension含む)15.83.77
Universal14.03.34
Fox14.03.34
Sony(2005年8月からのMGM含む)12.52.98
Paramount10.52.50
Others--5.91.41
Lionsgate4.20.99
DreamWorks???3.8?0.90?
MGM1.90.46
●合計103.8?24.74?
※各陣営ごとにシェアを足したもの→80.1%45.7%
※その陣営でしかリリースしない分→48.4%14.0%

最初に言っておきますが、このデータ、ちょっと解せないところがあります。
たとえば、Paramount に吸収されたはずの DreamWorks を Universal に含む、と書いていたりするのは変ですし、そのくせ、その DreamWorks が別枠に表示されていて、そのシェアの3.8%を足すと、合計が103.8%になってしまっていたり(だからやはり、DreamWorks は“どこかに”含まれているんでしょう(^^;;)。

いまひとつ数字に信用が置けないのですが(笑)、いずれにしても、傾向はわかると思うので、載せてみました。というわけで、数値は目安と考えてください。

「リリース予定」というのは僕が書き加えた「現時点で発表されているタイトルリリースの陣営ごとの予定」ですが、これとシェアとを併せて見るとおもしろいことがわかります。

まず、各陣営ごとにシェアを足してみると、

となります。

両方でリリースする会社がありますので、ふたつを合わせると100%をはるかに越えます。また、両方出す会社も、同じタイトルを必ず両方で出すわけでもありません。ですから、単純に足せばいいと言うものではない、ということは注記しておきます。
それでも傾向としてはやはり、半分しかおさえていない HD DVD にくらべ、BD 陣営がはるかに有利だとは言えます。

次に、どちらか一方でしか出さないとしている会社がいくつかありますので、その分を各陣営ごとに足してみました。すると

となります。

これは上のシェアのデータより差が開きます。具体的なタイトルリリースの割合にはならない、というのは上に書いた通りですが、それでも大ざっぱに言ってしまえば、BD プレーヤーでかけられない映画が 14% ある(可能性がある)のに対して、HD DVD プレーヤー だと、5割近い映画が見られないことになりうるわけです。

どうしてもその14%の映画(ユニバーサルのもの)を見たい場合はしょうがありませんが、そうでなければ BD プレーヤーでいい訳です。
逆に、HD DVD プレーヤーだと絶対に見られないものが半分もあるのですから、この差は大きいと言わざるを得ません。

●200603.21 追記

初出時、Fox が両方式で発売すると書いていましたが、BD オンリーの間違いでした。
これを加味して本文も書き換えてあります。

◆参考
ITmedia D LifeStyle:フォーマット戦争は、そう長く続かない——20世紀FOX (1/3)
FOX、Blu-rayでのタイトル発売を表明

ハリウッドの温度差

こうした具体的なタイトルリリースへの考え方は、同じハリウッドの映画会社といえどもかなり異なるものがあるようです。

たとえば、唯一 HD DVD のみを選択した Universal ですが“現時点では Blu-ray Disc での発売を予定していない”(=発売の可能性を否定していない)のに過ぎません。
いささか古い(一年前)のインタビューですが、Universal Pictures のテクノロジ担当上席副社長、ジェリー・ピアース(Jerry Pierce)氏は、「BD向けには今後、状況が変化してもコンテンツは提供しないということでしょうか?」という質問に「答えられない」と前置きしながらも次のように述べています。

 「将来のことは誰にもわかりません。現時点ではHD DVDを選択したということです。しかし、同時にHD DVDのライセンス契約はエクスクルーシブなものではありませんから、BD向けコンテンツを発売するという選択肢をわれわれは持っているということです。いつの日か、どこかのタイミングでフォーマット統一が行われれば、われわれはそれに従い、統一フォーマットでコンテンツを提供することになるでしょう」。

Blu-ray Disc の盟主・ソニーの子会社であるソニー・ピクチャーズ(とその子会社の MGM)はもちろんのこと、Disney もハッキリと「HD DVD では出さない」と明言しています。

ディズニーはハリウッドの中でもかなり鮮明に BD 支持を打ち出している会社で、同社の責任者たちは

「HD DVDは、確かにDVDの進化した姿かもしれない。しかしわれわれは新しいメディアを求めている。現在、これほどまでに拡大したDVD市場に、新しい価値をもたらす光ディスクをスタンダードとするならば、それは革命的でなければならない。われわれがBDを支持する理由は、それが革命的だからだ」

(中略)

「容量の大きさこそすべてに勝るメリットだ。コンシューマーにベストの体験を与えるには、将来にわたってタイトルに利用する容量が増えていく可能性を見据えていなければならない。くわえてBDは、より多くの映画スタジオ、より多くの家電メーカー、より多くのPCメーカーがサポートしており、その周辺技術やサービス、製品を提供するメーカーからも非常に幅広いサポートを得ている」

 「とくに将来、技術的に成長するポテンシャルがあることが重要だ。BDには、世代を重ねることで容量が増加していく将来性があり、将来“革命”的なソフトを生み出せる可能性がある。一方、HD DVDはDVDの進化形。HD DVDがエボリューションなら、BDはレボリューション。この違いこそが、ウォルトディズニーカンパニーがBDを選んだ理由だ」

とまで述べています。
(以下、FOXに関する項、3月21日追記)
また FOX は、ハリウッドの中でもことのほか著作権保護を重要視している会社で、両方式により強力な著作権保護機能の追加を働きかけた結果、それが採用された BD で(のみ)のタイトル発売を決定しています。
これについて、20世紀フォックスの上席副社長、ダニー・ケイ氏は

「BDは、すばらしいコンテンツ保護技術を実装してくれました。基本的には1つのフォーマットになることを望んでおり、各社がベストの画質、ベストの音質でコンテンツを提供してほしいし、われわれもクオリティにこだわったパッケージを販売したい。正直に言えば、早くフォーマットが統一されてほしいが、20世紀フォックスとしては自分たちが望んでいたセキュリティと品質を併せ持つBD向けにコンテンツビジネスが始まることを喜んでいます」

としています。

いずれにせよ、この4社の映画は HD DVD 専用プレーヤーでは見られないわけで、これは大きな違いと言えます。

ただ、“全方位外交”をヨシとする会社もあり、たとえば Warner Home Videoの事業開発担当・副社長で、かつてのβ対VHS戦争を戦った生き証人でもある横井昭氏は、今はフォーマット戦争の時代ではないとし、

「あれはもう20年前の話です。当時とは状況も異なりますし、歴史が繰り返しているわけでもありません。“フォーマット戦争”という言葉が盛んに使われていますが、そういう時代ではないでしょう。テープに比べればディスクは形状も同じで、複製コストも遙かに安い。ゲームソフトには7種類のフォーマットがあり、たとえばエレクトロニックアーツなどは全プラットフォームをサポートしている。そこにプレーヤーがあり、ユーザーがいるのであれば、それらをすべてサポートすることで映画会社としての収入を増やした方が良いという判断です」

とビジネスライクに考えており、また、Paramount の幹部も同様な考えのようです。
たしかに、“市場のあるところにコンテンツを供給する”というのは理にかない、またなによりもユーザー指向であると言えるかもしれません。

まあいずれにせよ、上で「HD DVD 専用プレーヤーでは見られない」と書きましたが、『韓国 LG、Blu-ray Disc/HD DVD の“コンパチ”プレーヤーを発売へ』で書いたようなコンパチプレーヤーが出るのが明らかなので、現実的には有意差にはならないだろう、とも言えるのですが。

とにかく、こうした差があるのは確かなわけで、現時点でかなり旗色の悪いのは HD DVD 陣営の方だということは紛れもない事実です。

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2006年03月16日

韓国 LG、Blu-ray Disc/HD DVD の“コンパチ”プレーヤーを発売へ

思ったより早かったですねぇ。いつかはこういうのが出てくるだろうとは思ってましたが。

韓国のLG Electronicsは3月14日、対立している2規格の溝を埋める形でHD DVDとBlu-rayの両方を再生できる次世代DVDプレーヤーを発売する計画を明らかにした。

コンパチ、って書きましたけど、パイオニアが低空飛行だったレーザーディスク(LD)を認知させ、ビジネスとして成功させるきっかけとなったのが、コンパクトディスク(CD)とのコンパチブル(両立・両用)機を出したことでした。それ以来ですかね、コンパチ、っていう言葉を聞くの。

当時、ビデオディスクの市場シェア争いをしていた競争相手がビクターが開発した VHD だったんですが、VHDがその構造的に絶対できないのが(いや、もちろんムリヤリふたつのプレーヤーをひとつの筐体に入れれば出来なくはないですけど(^^;;) CD とのコンパチ機だったわけです。
まあ“ムリヤリ”って言えば、共用ピックアップ以外のほかのメカ部分はすべて別体だったパイオニアのコンパチ一号機「CLD-9000」も、ムリヤリと言えなくもないんですけどね。中の構造を見たら驚くと思いますよ、これ(リンク先に説明があります)。メカを動かす仕組み、強引以外のなにものでもないですから(笑)。
このプレーヤーが実現できたイキサツの中には、LD プレーヤーの初期モデルに使われていたレーザーチューブに使えなかった帯域があり、そこが偶然、(半導体レーザーになっていたCD時代になって)CD のデジタル音声用帯域として空いていた(流用できた)なんていう、かなり奇跡的な話もあったりして、・・・っていうのはかなり余談な話なんでこのへんにしておきますが(^^;;

とにかくこれが決定打となり、LDは急浮上、VHDは市場から姿を消して行ったわけです。余談の余談で言えば、このあと、LD プレーヤーが CD 再生機能を持つのは当たり前になっています(現在の DVD プレーヤーも当然のように CD がかけられるのと一緒ですね)。
※このあたりの詳細は、以下のエントリに詳しく書いてありますのでご参考までに。
次世代DVD規格の統一は困難な情勢に(レーザーディスク・ VHD 戦争と比較してみる)

今回の場合、上の例になぞって例えれば、ちょっとだけ(当事者は、大きな違いだ、と言い張るだろうけど)仕組みの違う2方式のレーザーディスクがあって、そのコンパチができるんですよ、っていう話なだけで、少なくとも技術的に大きな違いがあった LD と VHD との争いとは意味合いが大きく異なり、消費者にとってははた迷惑なだけなわけです。

つまりこれは、ソニーとも東芝とも“等距離外交”をしている会社が、東芝のエゴのために“ハタメイワク”しているユーザーや販売店などなどのために、しょうがないから両方かかる機械をわざわざ開発して彼らを救ってあげるか、というありがたいお話です(笑)。
あ、皮肉ですよ、もちろん(^^;;(もちろん東芝に対する、ね)

あとに続くメーカーも?

東芝・NEC・三洋(ただでさえ会社がヤバイのに“負け組”に入ってどうしようというんでしょうか?)などの HD DVD 陣営はメンツにかけてもコンパチ機は出せないでしょうし、意地でも出さないであろうソニーはもちろんのこと、たぶん松下電器やパイオニアなどの最初から Blu-ray Disc(BD)の“創立メンバー”だったところも、コンパチ機を出すことはないかもしれません。

しかし、それ以外に単に新しいビジネスチャンスと考えている一般のエレクトロニクスメーカーは、どっちも出てしまう以上、どっちも出しますよ、っていうスタンスでいることは当たり前でしょうね。

いずれにしろ、東芝のエゴのために(ここ、強調しておきます)2方式乱立となってしまった以上、また大多数の映画会社が BD だけ、もしくは両方式で映画タイトルをリリースすることを決めている中で、唯一米Universal Picturesだけがいまだに HD DVD でのみリリースする姿勢を崩していないがために(ここにも“猛省”と“翻意”を促したい)、HD DVD でしか見られない映画タイトルが出てしまう以上、両方式のディスクがかかるコンパチプレーヤーはある意味“キラープレーヤー”、“救いの星”とも言うべき存在になるわけです。

Blu-ray Disc の“キラープレーヤー”の発売は秋に延期

さて、Blu-ray Disc 側のもうひとつのキラープレーヤーとも言うべき存在が、ソニー・コンピュータエンターテインメント(SCEI)のPlayStationの最新型、PlayStation 3 なわけです。
早くからそのゲームソフトの記憶メディアとして BD の採用を決めており、ゲーム機としての売れ行きは絶対視されているだけに、BD プレーヤーとしても大変期待されていたわけですが、昨日残念な発表がありました。

当初2006年春とされていたプレイステーション 3の発売時期は、最終的に「2006年11月上旬」に決定した。これについてソニー・コンピュータエンタテインメントの社長兼CEOである久夛良木健氏は「2005年のE3 2005で“2006年春”と発表したのは、2005年8月くらいまでにBlu-rayフォーマットブックが決定すると考えていたため。それが遅れて最終的に見えてきたのがようやく2006年3月の時点だった。DVDとは違い、将来的にも可能なものを取り入れていたため時間がかかったわけだが、HDMIについてもRGB12ビットでのフルHD対応も終了したため、そこから発売日を決定した」と述べた。

上の記事にも書いてありますが、もっと詳細に説明すると、

問題となったのは、Blu-ray Discで採用される著作権保護技術「AACS(Advanced Access Content System)」だ。この仕様がなかなか決まらなかったため、Blu-ray Discの規格化が遅れた。SCEI代表取締役社長兼グループCEOの久夛良木健氏によれば、当初SCEIではBlu-ray Discの仕様が2005年8月末に決まるものと想定していたという。しかし、実際にはBlu-ray Discの規格が決まったのは2006年1月のこと。さらに、Blu-ray Disk AssociationからBlu-ray Diskのライセンスが始まるのは2006年4月となり、PS3を2006年春にリリースするのが不可能となった。

ということで、決してプレステ3自体の開発の遅れ云々ではないとの見解です(それ以外にもあると考える向きは多そうですが(^^;;)。
ちなみに、この辺のイキサツのもっと詳しい(久夛良木氏自身での)説明は、以下の記事にありますのでご参照ください。
ITmedia D Games:「いまから5年後にはすごいことが起きそう」——久夛良木氏 (4/5)

このため、先日『パイオニア、Blu-ray Disc “プレーヤー”を発表。他社も関連製品を展示。』というエントリで書いたように、現時点では、5月と目される BD プレーヤーの第一号機発売時点ではその1,800ドルという高級・高価格機しかなく、その時点から少なくとも半年ほどの間は、『東芝、HD DVD プレーヤーを3月発売。あっと驚く、499ドル!』で触れた、その“499ドル”プレーヤーに思わぬ苦戦を強いられる、ことになるかもしれません。

PlayStation3は最新・最強・最量販のBDプレーヤー?

ただ、上に引用した久夛良木氏の話にちょっと出てきますが、このおかげでデジタルインターフェースの HDMI についても、最新型が使える(正確に言うと、バージョンアップするように SCEI が迫ったということですが)ということになったということです。

HDMI出力については、「規格を見てみると、フルカラーと称していたのに各色8bit(合計24bit)までしか分解能がない。かつ、1080p(60p)にも対応していない、と非常に中途半端なものだった。これを次世代の水準にしてくださいと、PLAYSTATIONとして標準化団体に要望し、また、速やかにLSIをPS3用に供給して頂けるようにお願いしていた。その規格化も終わり、間もなく規格書が発行されると思うが、各色12bit(36bit)/1080p対応の次世代HDMIをPS3で利用できるようになる」と説明した。

また、プレステ3はゲーム機に BD 再生機能がおまけでついているわけではなくて、下記の説明のように、それどころかある意味、“最新最強の BD プレーヤー”ということになりうるかもしれません。

また、1080pハイビジョン映像の出力のほか、SDからフルHDまでの幅広いテレビに対応できることなどをアピール。さらに、メインCPUとして搭載するCELLの特徴などに触れ、「PS3ではBDの全てのスペックに対応するが、最新のLSIも製品の立ち上げ時期には全ての規格に対応できない。しかし、われわれのCELL(CPU)、RSX(グラフィックス)は明らかにコンピュータ。ソフトウェアやファームウェアの更新で最新のものに順次対応していける。PS3をプアマンズBDプレーヤーと言う人もいるようだが、PLAYSTAITON 3はフル機能を搭載した一番最先端のBDプレーヤーだ」とアピールした。

こうした、延期したがゆえのメリットもいくつかあるものの、全体的には失望を持ってこの発表は捉えられているわけです。
なにしろこの“BD プレーヤー”は、

なお、プレイステーション 3発売開始からは、全世界で月産100万台の体制を整える、と久夛良木氏。3月までには600万台の出荷を予定している。

という莫大な台数が世に出るというわけで、単にゲームユーザーだけでなく、BD 陣営から熱い期待を持たれているのは間違いないわけです。
当初の予定より遅れるのは仕方ないとしても、この変更された計画が予定通りに行くことを祈るような気持ちで見守っているのは、BD 陣営の関係者の方こそだ、とも言えるでしょう。

ネジレ現象もチラホラ

ま、皮肉ついでに言うならば、このプレステ3という“コンピュータ”の心臓部である Cell という CPU は、SCEI がソニー、東芝、IBMと共同で開発したものであり、東芝はたとえ HD DVD がポシャっても、その代わりに PS3 が売れれば売れるほど儲かるのだ、といういわゆるネジレ構造みたいになっているんですけどね。

あと、ソニーが HD DVD のもうひとつの旗振り役である NEC と共同で光ドライブ製造会社を合弁で作った、なんていうこともあったりするし、三洋電機も光ディスクドライブに欠かせない部品を作っていたりしますから、それぞれが是々非々で付き合っているのだ、ということは言えるのでしょうね。

ゲームの門外漢も買うかも

僕自身はゲーム機は一台も持っていない門外漢なんですが、『ソロモンの王宮「『グランツーリスモ』シリーズ・プロデューサー山内一典氏」がもう一度見たい!』で書いた一件で、この「グランツーリスモ」というソフトには心底驚嘆したんですが、そのあと、SUPER GT というレースカテゴリのイベントなんかでも本山哲選手をはじめとする現役レーサーたちがこのソフトを操っているところを見て、その思いはさらに深まっていたりします。

そういうわけで、少なくともこのソフトの PS3 バージョンだけはぜひやってみたいと考えているので、“おまけに”(笑)BD プレーヤーが手に入れられるという意味も含めて、個人的にも11月の発売をとても楽しみにしているところです。
発売日に並んでまでして手に入れる、ってことは決してないと思うけどね(笑)。

投稿者 Shin : 18:40 | コメント (0) | トラックバック

2006年03月14日

東芝とキヤノン、SED方式大画面平面テレビの発売を大幅延期

僕にとってはこの話題の方がずっと重要だったのですが、いろいろあって(ケガもしたし)こんなに遅くなってしまいました。
3月8日発表ということで一週間近く経ってしまいましたが、非常に残念で腹も立つニュースです。

株式会社東芝キヤノン株式会社は8日、次世代薄型ディスプレイ「SED」の量産第一段階としての生産開始を2007年7月とし、SED搭載テレビの発売を2007年第4四半期に延期すると発表した。

2007年第4四半期! 早くても2007年10月、ってことですよね。あと1年半以上先です。遅すぎます。
市場は、いまの液晶やプラズマに完全に席巻されるのではないでしょうか。

SED(Surface-conduction Electron-emitter Display:表面伝導型電子放出素子ディスプレイ)というのは、このブログでも何度か期待を持って取り上げたものですが、かいつまんで説明すると

SEDは、次世代ディスプレイとして注目されているFED(Field Emission Display:電界放出素子ディスプレイ)の一種。ブラウン管並みの応答性、色再現性を厚さ10ミリ程度の薄型テレビで可能にするなど、ブラウン管とフラットパネルディスプレイの長所をあわせ持つのが特徴だ。

というもので、すごく大ざっぱに言うと、液晶の単位画素のような超小型サイズのブラウン管(CRT)がビッシリ平面に並んでいるという構造です。
もう少し詳しく説明し、なぜ期待でき、なぜ残念なのか書いてみましょう。

そもそもSED方式はなぜ画質がいい(と言われる)のか

ブラウン管方式テレビの最大の長所は色再現性やコントラスト、あるいは応答速度という見地から見た画質ですが、一方最大の欠点は、“画素型”と呼ばれる、液晶やプラズマ方式の大画面テレビに比較すると、画面の隅に行くほどどうしてもフォーカスが合いづらくボケた感じになりやすいということです。

液晶やプラズマは真ん中も隅っこもまったく同じ方法(の画素)で映像を映し出すので、画面全体の画質が均一になるわけです。
これに対してブラウン管方式は、ブラウン管という真空管の奥に位置する一本ないしは三本の電子銃から打ち出す電子によって、遠く離れた(と言うと言いすぎですが)画面の蛍光体を発光させることで描画するので、四隅になるほど電子の制御が難しくどうしても画面全体にはピントが合いづらくなるのです。

画素に当たるものがブラウン管でできていることで(<語弊のある言い方ですが)、ブラウン管画質の映像が画面全体で均一にクッキリ表示される、というのが SED の大きな特色です。画素型ブラウン管方式とでも言えるかもしれません。

僕はいまの液晶やプラズマの大画面テレビが、曲がりなりにも画質にこだわってきた人間が飛びつくようないい画質だとは全然思えないので、上に書いたような技術的見地から本質的・原理的に優れていると考えているこの SED 方式に当初から多いに期待していたのです。
別の意味で画質がいいと考える、リアプロジェクションやフロントプロジェクションのものはまた話が別ですが。

◆参考
SED 方式の基本的な動作原理等に関しては下記にありますので、ご興味ある方はぜひご覧ください。
Canon Technology ー次世代薄型ディスプレイSEDー
また、技術者向けのかなり詳しい動作原理等に関しては下記をご覧ください。ちょっと図が見にくいですが。
【Display 2005レポート Vol.2】SEDの動作原理や量産までのロードマップを紹介——基調講演より

製造が原理的に難しいFED方式

実は SED を含めて総括して FED(Field Emission Display)と呼ばれるこの方式は、きわめて狭いギャップに高圧ガスを封入し超高電圧をかけるという構造などから、原理は優れているものの、しかしその原理ゆえに現実的に製造がきわめて困難、とも評されていました。
事実、ソニーを始め各社もずっと研究してきていたにも関わらず、キヤノン以外はほぼ全社断念してしまっているというものでもあります。
#ソニーなんかは水面下でやってる?

ただ一社、キヤノンのみが不屈の根性で(笑)実用化にこぎつけ、実際のテレビ作りのノウハウの豊富な東芝と組んで、今春の製品化・市場投入間近・・・だったのでした。

余談と言うべき話ですが、キヤノンというのはスチルカメラのみならず業務用テレビカメラのトップ(を争う)メーカーでもあります。ですから、テレビ番組もキヤノンのカメラで撮影されたものを我々が見ている可能性が少なくないのですね。
スチルカメラもデジタル化が急速に進行し、コンピュータやテレビの画面上で写真(静止画)を見ることも多くなりました。
この会社は、撮る方は“ウチ”の製品であることが少なくないのに、最終的に映し出された画像をユーザーが鑑賞するのが他社製品であることが非常に悔しい、と考えていた会社で(社長が力説してましたっけ)、一般消費者が使うディスプレイやテレビを自社で作ることが悲願だったのです。

しかし、上のような実情から詳細を知る人ほど「本当に製品化できるの?」と言っていたのもまた事実です。
今回の発表ではそういうわけである意味、“危惧されていたことが現実になった発表”でもあり、実際に、

発売時期を当初予定の今春から07年末に延期したため、市場では「撤退観測」が浮上している。これに対し、御手洗社長は、後発組ながら世界シェアを獲得したデジタルカメラを引き合いに出し「やめない」と3回繰り返した。

といった少し悲観的とも言える報道も出てしまいました。悲壮感すら伺える会見ですね。

今回の延期の理由とその背景

今回こうした発表に至った最大の理由が、

今春に発売する計画を明らかにしていたが、量産化に手間取り十分な数量の確保が難しく、急速に価格下落が進んでいるPDPや液晶に現状で対抗することは難しいと判断したもようだ。

ということで、やはり製造工程で予想以上に手間取っている様子であることと、市場で、松下電器やパイオニアなどのプラズマ方式と、シャープやソニーの液晶方式が激戦を繰り広げているため、それらのメーカーですら予想できなかったほどの激しいコスト競争が起きてしまっていること、という二つのことが原因です。

この延期について両社は

「薄型テレビの市場は特に2008年以降、北京オリンピックの開催や、世界的にデジタル放送への完全移行が進むことにより、本格的な需要の拡大が見込まれる。こうしたことから、SED搭載テレビの販売ターゲットを2008年の北京オリンピック商戦と定め、商品投入を進めていく」

としているのですが、僕はそれでは遅いと思うんですよ。
今年はサッカーの世界選手権も行われるわけで、その前にまた商戦の盛り上がりがあるのは確実ですしね。

たしかに、昨年初めて出荷額で平面ディスプレイ(薄型テレビ)がブラウン管方式(CRTテレビ)を上回ったばかりで、一般家庭にはまだまだブラウン管方式のテレビが多数使われているわけです。
つまり、それを平面テレビに置き換える潜在需要が非常に大きい状態であるのは間違いないわけですから、ここで1年半程度の遅れは大したことはないともたしかに言えるかもしれません。

前述のように、キヤノンの御手洗冨士夫社長は

「良いものを出せば一瞬に世界に出回る。出遅れは問題ではない。今、無理やり出すより、生産方式から見直して一気呵成(いっきかせい)にやった方がいい」

という考えで、たしかに一理あるとは思います。

ますます先行する液晶とプラズマ

しかし、こと日本ではすでに液晶とプラズマのテレビの売れ行きは好調なわけで、一般消費者の大画面テレビの認知はこの二方式で固まりつつあるとも言えます。

一番の問題は、前述したような画質の良さを一般の消費者が理解し、受け入れてくれるか、ということにあります。

前言を撤回するようですが、普通の人はそこまでの画質を追求するでしょうか? ぶっちゃけ、今のでも十分に画質がいいと満足している大多数の人たちが、画質を第一義に評価し、その差を認めてくれるかということにはかなり疑問を感じます。
それよりも少なくともいまは大画面でハイビジョンが見られることこそが重要で、さらにいえばそれがより低価格であることにあります。

SED が量産にすら苦慮して足踏みしているこれから一年半の間にも、液晶とプラズマ方式は市場原理に揉まれながらお互いに切磋琢磨し、間違いなくより画質が上がり、より低価格になって行くわけです。
折しも松下電器産業は本日(14日)、

プラズマパネルの主力拠点である尼崎工場(兵庫県尼崎市)の第2ライン生産能力を計画より3割引き上げると発表した。今年7月に稼働させ、月産12万5000枚(42型換算)の能力を持つ予定だったが、100億円を追加投資して同16万枚にする。年末商戦などをにらみ、供給力を拡大する。

なんていうニュースもありましたし、この松下電器だけでなく、液晶陣営の雄・シャープも先日、品質(画質)の代名詞にすらなっている亀山工場への150億円追加投資・増強を発表するなど、この手のニュースは連日枚挙にいとまがありません。
すでに開発うんぬんが喧伝される段階はとっくに終わり、いかにたくさんのパネルを生産し、どれだけ多く消費者に最終製品であるテレビとして届けるか、ということにしのぎを削っているわけです。

そんな流れの中で、一年半後という“遠い将来”に SED 方式が登場しても、時すでに遅し、ということにもなりかねません。というかその可能性が大だと、僕は少々悲観的になっています。

実は SED は大画面がより低コストで作れるとも言われていたようなのですが、今回こうした延期の発表があると、たとえ次に“最初の量産ライン”が動いても、それほど低価格では作れないのではないか、と危惧されます。

だからこそ、いま出すべきだった

だとすれば、どうせ安く作れないのであれば、の少々乱暴な話です(笑)。

いま、なにがなんでも出そうと思えば出せる、というキヤノンの社長の言葉を信ずるならば、まだ---いまはまだ---大画面テレビが決して普及しているとは言えないこの段階で、試作品の選別品のようなものしか用意できずどんな高価格になろうとも、あるいは儲けを度外視しても、当初のスケジュールを守ってこの方式のテレビを世に出すことには多いに意義があると考えます。
つまり、「ちょいと待て! 液晶、プラズマだけが大画面テレビじゃないぞ。SED というのもあるんだぞ!」と“認知・啓蒙活動”をすべきだったのではないでしょうか。

両社はまた、

「SED搭載テレビの市場投入を、ブラウン管テレビの誕生に次ぐ50年に一度のテレビ市場の転機ととらえ、コモディティ化しない商品を作り上げることに最も注力している」とし、「新ジャンルの高画質テレビ」として市場での地位確立を目指す、としている。

と“崇高な理想論”をぶち上げていますが、ハッキリ言えば、大画面で高画質だとは言え、テレビは“コモディティ=日用品”です。趣味的にこうした商品を選ぶ人間はごくわずかだし、そういう人向けの商品としては、フロントプロジェクターのようなまた別のジャンルの商品と競わなければなりません。

ブラウン管方式テレビしか世にない時代に、いきなり“初めての大画面平面テレビ”としてこの SED 方式が液晶やプラズマに先駆けて出てくるならいざ知らず、一般的に見れば“同じ平面のテレビがまた”出てくるだけに見えるわけです。
それを、ブラウン管方式に次ぐ革命、みたいに消費者が捉えてくれると本気でお思いですか?

非常に甘すぎます。

皮肉たっぷりに言わせていただけば、Blu-ray Disc を敵に回して本気で勝てると思っている東芝らしい、と言うしかありません。
そんな東芝と組んだキヤノンはご愁傷様、というしかありません。本当はソニーこそ、ふさわしい相手だったように思うのですが。

細かいスケジュールほか

最後に、それでも僕は一年半後を期待して待っている、と書き残し、それまでの詳細スケジュールを書き留めておくことにしましょう。
あとは、一般消費者も来場するいろいろな展示会でできるだけ試作機のデモンストレーションをする、といったプロモーション活動を期待するしかありません。

両社にはぜひ精力的にそうした活動をしていただくよう、心から希望したいと思います。

当初の計画では、2006年中に研究/開発拠点の平塚事業所でパイロットラインを稼動し、2007年1月から東芝の姫路工場で本格量産開始が行なわれる予定だった。しかし、今回発表された2007年7月の量産第一段階は、平塚事業所で行なう計画に変更された。姫路工場での量産開始時期については「再検討している」(東芝 広報室)という。

このため両社が計画していた、量産ラインが立ち上がる前に、2006年内に平塚事業所でSEDを少量生産して、SED搭載テレビを限定出荷するという予定はなくなった。SED搭載テレビが市場に登場するのは、最短で2007年第4四半期ということになる。

投稿者 Shin : 18:36 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月19日

レーザー光源のプロジェクションTVが登場

フルHD・DLP チップセットには LED 光源を採用』や『LED光源のプロジェクター続々。ビクター、AKAIもリアプロ試作機を発表。』というエントリで取り上げたように、先日のアメリカの CES で発表された「LED を光源とするリアプロジェクションテレビ」が今後主流になるかも、というようなことを書きました。

が、時代はさらに進んでいて、「レーザー光源」のプロジェクションテレビも出たんですね。

三菱電機株式会社は15日、3原色の半導体レーザーを光源として利用し、色空間の国際標準規格「xvYCC」に対応したリアプロジェクションテレビを開発したと発表した。画質の向上が見込めるほか、カラーフィルタやカラーホイールが不要となり、輝度の向上やコスト低減も図れる。同社は「従来のプロジェクションテレビの画質や視聴スタイルを一新するテレビの実用化を目指す」としている。

これ、システム構成図(下記)なんかを見ると、たしかにシンプルで画質の向上が期待できそうな感じです。

このシステム構成図は三菱電機が発表したものをわかりやすく書き直したものですが、一見すると下の“従来型”の方がシンプルそうです。
しかし、上の今回のものをよく見るとわかるように(発表にもあるように)、なんと、単板型 DLP 方式にはつきものであり、ある意味“ネック”だったカラーホイールがありません。

カラーホイールやカラーフィルターがないのにどうして時分割・色分解できるのかというと、要は“光源制御回路”の部分でデジタル式にスイッチングするわけですね。
光源制御回路でレーザーの発光制御をしながら、同時に DLP 方式の心臓部「DMD(Digital Micromirror Device)」を協調駆動するわけです。
テキサス・インスツルメンツの開発した DLP(Digital Light Processing)方式の基本的な仕組みを知りたい方は下記へ。
DLP|DLPテクノロジー

三菱のリリースによると、

従来は、カラーフィルターを通したランプの光をDLPTMデバイスでON/OFFしてスクリーン上に投写し合成していましたが、開発したレーザー光源プロジェクションテレビでは半導体レーザーとDLPTMデバイスを共にON/OFF(直接変調)してスクリーンに投写します。これにより、明るさを落とす原因となるカラーフィルターやカラーホイールを不要とし、高効率化やコストの低減を可能にしました。

ということです。

エレクトロニクス製品でコストアップや信頼性の問題を引き起こす一番のものは何かといえば、やはりメカニズムなんですよね。電子部品のコストダウンははかりやすいんですが、メカはなかなかそうはいきません。また、ひとつでも“可動部分”があるとそれだけ故障の要因にもなります。

プロジェクションテレビの光源に、3原色半導体レーザー光源を採用することにより、通常の液晶テレビと比べて1.8倍の広い色再現範囲をはじめとする高画質の迫力のある映像を実現しました。

本開発により今後、従来のプロジェクションテレビの画質と視聴スタイルを一新し、プラズマや液晶などのフラットテレビとも一線を画するレーザー光源プロジェクションテレビの実用化を目指します。

ということで、基本的な方式としては従来からある DLP 方式には変わりはないのですが、また新しく期待できるものができそうです。
まだモックアップ(デザインモデル)に過ぎませんが、それを裏付けそうなスタイリッシュな試作機も同時に発表されたということです。
【続報】三菱電機のレーザ・リアプロ,NTSC比は135% - FPD International - Tech-On!

2008年ごろに製品として投入するということらしく、まだまだ先のことですが、その頃は例のキヤノン-東芝連合の SED も世に出ていることでしょうし、LED光源リアプロ、プラズマディスプレイ、従来型液晶テレビとともに、画質競争がますます激しくなっていそうですし、また、ユーザーとしてはそうであってほしいと期待したいですね。

投稿者 Shin : 14:44 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月16日

ソニー、“640万画素×60コマ/秒”撮影可能な超絶のCMOSセンサー発表。

ソニーのすごさと同時に弱点が、まさにこうしたデバイス開発力なんですね。

ソニーがISSCC 2006で発表したCMOSセンサは,ものすごい撮像素子である。640万画素の画像を,毎秒60枚撮影できる。HDTVのいわゆる1080pの4倍弱に匹敵する情報量の動画を撮れるばかりか,撮影した一コマ一コマを写真として切り出せる。同じ撮像素子で5行に1行の画素だけ読み出すようにすれば,毎秒300回の撮影が可能だ。

その気になれば、なんでも作れてしまう。なんでも、というのはちょっと言葉が過ぎますが、少なくとも現時点で同業他社を一歩か二歩しのぐものができてしまうんですね。

ところが、作ってしまえばソニー社内でも“使わないといけない”。そうすると今度は逆に、その開発投資を回収する、という命題に縛られ、足かせにすらなるわけです。
その最悪の例が、MD(Mini Disc)ですね。

この記事中にも、

筆者は,既存事業に捕らわれすぎたことが,携帯型音楽プレーヤでソニーがいまだに米Apple Computer, Inc.の後塵を拝する理由の1つと信じている。MDでの成功にこだわり過ぎた結果,新たな市場で出遅れたという見方だ。今でも思い出すのは,Apple社が「iPod mini」を発売して間もない2004年3月に,展示会「CeBIT 2004」でソニーが開いた発表会である。iPodに対抗する製品として同社が披露したのは,容量1Gバイトの「Hi-MD」規格を採用したMDプレーヤだった(Tech-On!関連記事)。あのときの失望感は今も心に残っている。ソニーがその気になっていれば,iPodと同様な製品をずっと早く投入することができたはずである。

と書かれているとおりです。
また2001年2月、当時の会長兼CEOだった出井伸之氏が次のように語ったといいます。

「ソニーは半導体や部品も手掛けるが,基本的にはアプリケーション・レイヤの会社である。要するに一般ユーザーが使うものを作っていく。ソニーの半導体事業は,アプリケーションを差異化するためにコアになるキーデバイスを作るために存在する。−−中略−−半導体は,汎用品ではなくて,最終製品の性能を決めるインテリジェンスそのものになる。この最終製品(セット)と半導体の組み合わせをいかに組織的に手掛けるかがエレクトロニクス・メーカー成功のカギになる」(「(ソニー出井氏が描く日本復活に向けたシナリオ)」,『日経エレクトロニクス』,2001年5月7日号,no.795,pp.145-154)。

Play Station なんかはまさにこれがうまく行った例でしょうね。ソニーはゲーム機器メーカーでもなんでもなかったわけですが、自分たちが理想とする仕様を決めて、それに必要なデバイスが世の中にないとあれば、それをすべて作ってしまった。
結果、いまのようなゲーム機市場における大成功をもたらせたわけです。
Play Station の次世代機に採用する Cell なんていうプロセッサもまさに“最終製品の性能を決めるインテリジェンス”ですね。

松下電器もかつてゲーム機に参入しましたが、こちらは他社が作った規格に乗っかっただけのはっきり言えば“うまい汁を吸おうとした”戦略だったわけで、見事に失敗して撤退を余儀なくされました。

これらのことも含めてこの記事に関してはおっしゃる通り一々ごもっともなのですが、それだと提灯記事ならぬ“提灯エントリ”になってしまうのでひとつ追加してソニーに苦言を呈しておきます。
一度どこかで書いたことあるんですけどね。

それは、他者(社)とやりとりするところ・モノに勝手に独自規格を立ち上げるな、っていう至極あたりまえのことです。

この元記事に取り上げられた撮像素子(CMOS、CCDセンサーとか)や映像を映し出す方のデバイス(液晶、SXRDとか)に関して、独自の先進的なデバイスを開発し、製品開発に活かすのは一向に構わないわけです。
というか、まさにそれが他社とはひと味違った製品づくりのキモになるわけで。

しかし、いまだにデジタルカメラをはじめとした機器の外部記憶装置として、Memory Stick なんていうほかの同種のもの(SD カードなど)とどういう差異、明らかなメリットがないモノを開発し、採用し続けています。
他社への働きかけもあったのかもしれませんが、結局一部のカーナビ用(パイオニア、アルパインなど)に使われている程度で、デジカメのメディアとしては完全にコンパクトフラッシュかSDカードが主流となってしまいました。

僕は同社の DSC-F828 というデジカメを愛用していて、その良さをこのブログでも何度か書いています。でも、このカメラに関しては、たとえそういう良さがあっても、外部記憶メディアとしてコンパクトフラッシュをサポートしていなければ、買うのをためらったでしょう。
そう、この機種は Memory Stick スロットもついていますが、僕の知る限り初めてコンパクトフラッシュも使えるソニーのデジカメなのです。

こういうユーザー間でやり取りをするものについて、ヘンに独自規格にこだわるのが一番困るわけです。
先に挙げた撮像素子や映像素子なんかは、製品から取り出してほかの機器に付け替えて使用する、なんてことがありえないわけで、そういうものはどんなにユニークなモノを作ろうと構わない。
でも、こうしたメディアのようなものは(かつてのビデオテープレコーダーにおけるベータ規格を挙げるまでもなく)独自規格が少数派になってしまったら、ユーザーはかなりの“悲哀”を感じることになるんですね(^_^;;

MDをやり玉に挙げましたが、あれは他社も製品展開をしていましたし、そこそこ利益に貢献したと言えるでしょう。上に挙げた失敗例はあくまでも“そこからの次への転換時期を見誤った”ということだと思います。
また、これから出る例の次世代DVD“Blu-ray Disc”も、松下電器をはじめほとんどの大手家電メーカーを仲間に引き入れ、ソニーも過去の轍を踏まなくなってきたかな、と思わせられますが。
#そういう意味では東芝がソニー化してると言えるんですけどね(^_^;;

ソニーはいま、さまざまな事業において、“聖域なき”事業の選択と集中を断行していると思いますが、こだわるべきところはできた製品がもたらす便利さ、快適さであるということを肝に銘じて、そのためにはどんな新規デバイスが必要なのか、また必要でないのか、ということを見極めていってほしいと思います。

1946年1月,ソニー創業者の井深大氏が記した「東京通信工業株式会社設立趣意書」にこうある。文中の「電気、機械等」を「カメラ」や「ビデオ」と読み替えずとも,その意は自ずと明らかだ。

「一、 極力製品ノ選択ニ努メ技術上ノ困難ハ寧ロ之ヲ歓迎、量ノ多少ニ関セズ最モ社会的ニ利用度ノ高イ高級技術製品ヲ対象トス、又単ニ電気、機械等ノ形式的分類ハサケ、其ノ両者ヲ統合セルガ如キ他社ノ追随ヲ絶対許サザル境地ニ独自ナル製品化ヲ行フ。」

まさに、その通りですね。

投稿者 Shin : 14:26 | コメント (1) | トラックバック

2006年02月14日

「DVDをビデオ化して保存する母」に見る世間一般の人

ほとんど毎日チェックしている『IT総合情報ポータル「ITmedia」』で、おもしろくほのぼのとする記事を発見。
ほかにも書きたい話題がいっぱいあるんですが、とりあえずめもめも。

次世代光ディスクの覇権争いをよそに、記者の実家ではビデオテープがDVDに勝利しつつある。以前DVDに録画した韓国ドラマなどを、母がせっせとビデオにダビングし、アーカイブ化しているのだ。ビデオアーカイブをDVD化して保存する、という話はよく聞くが、その逆を行くのはなぜなのか——

「だって一度出しちゃうと、どこまで見たか分からなくなるから」と母の答えは明快だ。ビデオなら、途中まで見て取り出しても、次にまたデッキに入れれば、止めたところから再生できる。しかしDVDは、途中まで見て一度取り出すと、次回の再生は冒頭からになってしまう。全機種がそうなのかは未確認だが、記者の実家の「DIGA」はそうだった。

「チャプターを選べばいいじゃない」と言っても、「面倒だし、どこまで見たかをきちんと覚えてないから」と、彼女はあくまでビデオ派で、ビデオ用の本棚まで新たに作る始末。本棚の隅っこでビデオ化を待つDVDは、いかにも肩身が狭そうだった。

(笑)
う〜ん、うちの母も同じようなものかも。
っていうか、実家には DVD+VHS レコーダー(やはり上の記者さんのご実家と同じパナソニックの DIGA)が存在するんですが、自分ではたぶん一度も録画をしていないと思ふ(^_^;;

ずいぶん前に新聞で、『冬のソナタ』を見るためだけに DVD レコーダーを買う人がいるという記事を読んだことがあります。こういう場合プレーヤー(再生専用機)でいいんでしょうけど、いま売り場を見回しても、ポータブル機以外で再生専用機を見つけるのは難しい感じがしますよね。値段も録画機能がついているからといってバカ高いわけじゃないから、皆、レコーダーを買うことになるわけです。いちおう、いざとなれば“録画も出来る”し(^^;;
で、結局、せっかくの録画機能はまったく使われてないわけですね。

実は、うちでもまだ D-VHS っていうビデオテープレコーダーが現役バリバリなんです。
これは、この機械だと DVD をかなりしのぐ画質で、一本に12時間も入れることができるから、という積極的な理由からで、上のような用途・理由とはちょっと違いますけどね。
F1中継一戦分のすべての番組が一本に入るのでとても都合がいいんです。

ふつうの人って…

インターネットなんかでもそうですが、自分が毎日のように使っているとほかの人もそうだと思いがち。妹のうちはいまだにダイヤルアップ接続だし、上に書いた僕の実家にはパソコンすらなかったりします。

パイオニアに就職したことがあるくらいオーディオ好きだった僕は、大学の時、家の近所のオーディオショップ(家電店なのだが、ちょっとマニアックな品揃えだった)でバイトをしたことがあります。
で、ふつうのお客さんの知識のなさにビックリさせられることがしょっちゅうでした。
ビデオデッキを指さして、「これ、レーザーディスクはかかるの?」と聞いてきた人がいたり(逆だったかも)、あるビデオデッキを買ってくれたお客さんが、一週間以上経って「タイマー録画の仕方を教えてくれ」と訪ねてきた、なんてことがありました。

いえ、そういう人を決してバカにしているわけではないんですよ。
自分があるもののことをそれなりに知っていたり使えたりしても、人もそうだと思ってはならない、といつも自戒を込めて思っているのです。それを間違うと、ビジネスなんかでもとんだ勘違いをしかねないんですよねぇ。

逆に言うと、ネットなんてまだまだ普及の緒についたばかりとも言えるわけで、そこにビジネスチャンスはあったりするわけですねー。メールやネットサーフィン(すでに死語?)だけでなく、こうしてブログで“情報発信”までしている人間なんて、自分でサービスを作り出しちゃったりする“αギーク”といわれる人たちは置いておくと、最先端を行っているわけです(ホントか?(^_^;;)。

まあ、自分が最先端かはともかく、インターネットは“まだ、まだ、まだ”普及するだろう、と実感として思うのですよね。
曲がりなりにも仕事としてその世界の片隅にいるのは、結構おもしろいし楽しいです(^^)

投稿者 Shin : 14:31 | コメント (2) | トラックバック

2006年01月27日

ソニー、カーナビからも撤退(国内で)

およそ“本業”とはいえなかった AIBO のようなエンターテインメントロボットや、そうそうは業績に寄与するとは思えない超高級ブランド“QUALIA”からの撤退はわかりますけど、まさかカーナビまでやめるとは思わなかったな。

ソニーは1月26日に開いた2005年度第3四半期の決算発表会で、カーナビの国内生産・販売から一時撤退すると発表した。エンターテインメントロボット「QRIO」や高級ブランド「QUALIA」シリーズも開発を休止するなどして不採算事業の整理を進め、来年度は今年度比で500億円の損益改善を見込む。

同社が昨年9月に発表した不採算15分野のリストラ策の一環(関連記事参照)で、カーナビなど車載機器、プラズマテレビ、ブラウン管テレビ、エンタテインメントロボット、QUALIA、「エアボード」と、業務用機器3カテゴリーの計9分野への対応が決まった。

カーナビなど車載機器は、現行製品の国内生産・販売を今年度末に一旦終了し、事業の再構築を行う。その後、新たな形での参入を検討しているという。海外での生産・販売は従来通り続ける。

まあ、ホームオーディオはともかく(そっちもあやしいけど)、車載用のはオーディオもカーナビゲーションシステムも、ソニーははっきり言って“泣かず飛ばず”の状態でしたからね。
カーナビに至っては、日本では圧倒的にパイオニアが優勢だったし。

しかも、クルマメーカーの純正装着品の性能がすごく上がるとともに、デザイン的にも操作性の面からもクルマのインパネとの一体化が図られ、アフターマーケットの割合が減ってきている昨今だったりもします。

さらに、ソニーの弱みはそうしたクルマメーカー向けのOEM品にものすごく弱かったこと。ここらでもパイオニア(たとえばオデッセイのあの画期的なのは同社のだったりします)、富士通テン、アルパイン、クラリオンといったところが牛耳っていたんですよねぇ。
僕はパイオニアにいたことがあって、クルマメーカーの品質管理の段違いの厳しさを、川越工場(カーエレクトロニクスの拠点です)で聞かされたことがあります。特にトヨタ。たとえパイオニアが作ってトヨタに納めたものが壊れても、“トヨタの車が壊れた”とユーザーは考えるのだそうです。だからクルマと同じ品質管理基準が適用される。

こうしたキビシさにもまれたメーカーの品質はやはり違うんですよ。
ソニーは放送機器など業務用製品の品質はすごいですが、こと民生品の“壊れやすさ”は有名です。実は僕はソニーが好きで、実際にβビデオデッキをはじめいろんな製品を使ってきましたが、ほぼ例外なく“保証書を有効活用”しました(ええ、一年以内に壊れたってことです(^^;;)。ソニーを買うということは、そうしたことも甘受するということなのです(笑)。
ソニーのクルマメーカー向けOEM製品ってほぼ皆無だと思うんですが、それはそうした品質基準を満たすものを作れないからでしょう。

カーナビに関しては「一時撤退」となっていますが、どうなんでしょう。この世界、上のような事情もあって、一度忘れ去られると戻ってこられない気もしますが。

僕としてはどっちかというと、地道ながら高品質のものを作ってきた「QUALIA」からの撤退の方が残念ですけどね。
たとえ儲からなくても(と言えない状態なんでしょうね)、メーカーのイメージアップとなにより技術者の技術と士気の向上に、大きく寄与するからです。

昨晩のテレビ東京系のWBSで、世界的に見てソニーの液晶テレビの売れ行きはトップになった、というような話も出てきました。こうした不採算事業のさらなるカットで、完全復活できるでしょうか。
やはりソニーにはかつての最先端を行く“Technology-oriented”な会社であり続けてほしいものです。

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2006年01月10日

LED光源のプロジェクター続々。ビクター、AKAIもリアプロ試作機を発表。

ビクターからもD-ILA方式のリアプロのニューモデル登場(CES)という記事を書いたばかりですが、

LED光源って、これから結構ブームになりそうです。DLP方式の光源としてだけではなく、光源としての素性の良さからさまざまな画像素子を使ったプロジェクターの光源として使われそうな気配です。

と書いた LED 光源を採用したプロジェクターがビクターからも登場しました。こちらも上記エントリで取り上げた三洋のモノと同様、まだ試作機です。

日本ビクターは,R(赤色),G(緑色),B(青色)の発光ダイオード(LED)を光源に利用した43インチ型のリアプロを開発した。「2006 International CES」の会場から離れたホテルの一室で,販売店など特定の来場者に向けてひっそりと見せたもの。開発品の画素数は1920×1080のフルHD品で,表示素子には同社が開発する反射型液晶(LCOS)の「D−ILA」を3枚用いた。

今回のCESではほかにもLED光源のリアプロ試作機の発表が相次いでいます。
今後がとても期待できる技術ですので、ちょっとまとめてみます。

例えば韓国Samsung Electronics Co.,Ltd.や三洋電機などが開発品を初めて披露している(Tech−On!関連記事12)。各社の開発品で利用している表示素子は,Samsung社がDMD,三洋電機が透過型液晶パネル,日本ビクターがLCOSであり,リアプロ向け表示素子として代表的な3つの方式でそれぞれ,LED光源との組み合わせが実現したことになる。今後,リアプロ光源のLED化が一気に加速しそうだ。

サムスン、AKAIの(一応)フルHD・DLPリアプロ

個人的にはDMD、すなわちDLP方式の画質が好きなので、サムスンのこの機種には興味津々ですねぇ。この3機種の中で、実際の市場投入を明言しているのはこれだけですし。

実はDLP(単板)方式には“カラーブレーキング”っていう逃れられない宿命的欠点があるのですが、このサムスンのは、

LEDを利用した1番の目的は,色再現範囲の拡大という。NTSC規格比で120%と広い。このほかにも,高圧水銀(UHP)ランプを利用する従来のリアプロで必要だったランプ交換(1万時間前後)が不要になったり,電源投入にすぐに点灯したりするといった利点がある。白色光を3色に分離するために備えていたカラー・ホイールが不要になるため,色割れ(カラー・ブレーキング)がなくなるのも大きな利点としている。

ということで、その欠点がなくなるそうです。
単板式につきもののカラーブレーキングをなくすため、液晶の3枚式のような、DMD3板式というのがあるのですが、これだとかなりコストアップになるんですね。このサムスンのは、コロンブスの卵というとほめすぎでしょうが、光源を3つ設けることでその欠点を克服したわけです。

と思ったら、この機種のことは最初に取り上げた『フルHD・DLP チップセットには LED 光源を採用』というエントリに、最初にこのチップセットを採用した機種として取り上げていたものだったんですね。
気づかなかった(^^;;;;

TIが考えたわけですね。な〜んだ、ほめて損した(爆)。

あとちょっと珍しいというか、いにしえの(笑)オーディオマニアには懐かしいブランド「AKAI」もこんなモノを手がけていたんですね。まあ、ブランドを譲り受けただけで、かつての日本の会社とはまったく別のようですが。

「AKAI」ブランドのテレビの販売・マーケティングを行っている米APH USA, Inc.が,LED光源のリア・プロジェクション・テレビを公開した。2006年7月に46型と52型の「DLP」リアプロを発売する計画である。今回の「International CES」では,46型のフルHD対応品を出展している。

同社によると,今回のリアプロ・テレビには米Lumileds社製のLEDを赤,青,緑の各色1個ずつ使用しているという。

わかりやすい解説サイトを発見

実は上に挙げたサムスンのものとこのAKAIブランド品、「西川善司の大画面☆マニア 第61回」によると、実は完全なフルハイビジョンではないとのこと。
960×1,080ドットのチップに、時分割画素描画技術「Smooth Picture」を組み合わせて1080p解像度を実現しているというものです。ちょっとガッカリ。

ちなみにこの記事、DLP方式の基本的な仕組みとバリエーション、またその問題点、そして今回のLED光源によってそれがどう解消されるかということを、実にわかりやすくまとめてありますので、ご興味のある方は必見です。
特に、

RGBの光源を、回転するカラーフィルターから作り出すのではなく、RGBの各色のLEDの発光のオン/オフから作り出す。

TIの担当者によればRGB-LEDバックライトシステムでは、ナノ秒から数ミリ秒の単位での明滅が可能であるため、ロータリーカラーフィルターでいうところの約48倍速相当が実現できるのだという。これにより、3板式に迫る色再現性が達成され、カラーブレーキングも劇的に低減できるとしている。

という解説には至極納得。
色再現性のことばかり書いてきましたが、どちらかというとこちらのメリットの方がはるかに重要かも知れません。たとえ約48倍速相当だとしてもカラーブレーキングが完全になくなるわけではありませんが、それでもほぼ無視していい状態になるのでは、と期待できますし、なにより、たいへん高価な製品になってしまっていた3板式でなくてもかなりの画質向上がなされるわけですから、これは期待しないではいられません。

とはいえ、上記のサムスン、AKAIの製品に続いて、ぜひ先日発表したフルハイビジョンDMD素子を使ったリアプロジェクションの登場を期待したいものです。


以上の理由から、LED光源採用のリアプロとしては、最初にあげたビクターのLCOS(D-ILA)素子を使ったものが一番期待できるかな、という印象を受けました。現行の D-ILA リアプロですら、かなり素晴らしい画質ですから。

早く、実物が見てみたいですね。キヤノン/東芝のSEDテレビとともに。

投稿者 Shin : 18:20 | コメント (0) | トラックバック

ビクターからもD-ILA方式のリアプロのニューモデル登場(CES)

ホントに “待望の”55インチ SXRD リアプロジェクションテレビ登場!』で書いた、ソニーの SXRD 方式リアプロジェクターのニューモデルに続いて、ビクターからもD-ILA方式の新型が出てきました。

D-ILA方式もキレイなんだよねぇ。基本的な仕組みは  LCOS といってソニーの SXRD と同じなんだから、当たり前と言えば言えるんですが。

リアプロジェクションテレビは、フルHD/1080p対応3モデルと、720p対応の3モデルがリニューアルされた。

1080pモデルは70型の「HD-70FN97」と、61型「HD-61FN97」、56型「HD-56FN97」の3モデルが用意され、7月より北米で発売される。実売価格は70型が5,499ドル、61型が3,799ドル、56型が3,499ドルで、従来の1080pモデルよりも低価格化されている。日本での発売は未定。

そんなこと言わずにさっさと日本でも出してくださいってば。

0.7インチ/1,920×1,080ドットのD-ILAデバイスを採用したリアプロジェクションテレビ。D-ILAデバイスに大きな変更はないが、光学系に改良を加え、新たにダイナミックアイリス機構を導入した。前モデルでは、画質モードに応じて3段階に固定していたアイリスをシーンに応じて変化させ、黒色の沈み込みや暗部階調、コントラスト性能などを改善している。

また、日本で発売中の1080p対応「ビッグ スクリーンエグゼ」に搭載する「新・GENESSA」と同じ、第5世代D.I.S.T(Digital Image Scaling Techonoly)を北米モデルに初搭載。ブロックノイズやモスキートノイズの低減を図るとともに、SDソースのスケーリング/IP変換性能などを高めている。

61型と55型では筐体も大幅に変更され、画面下のスピーカー部がより小型化された。全モデルでATSC/DRC/QAM/NTSCチューナを装備するほか、2系統のHDMIやIEEE 1394、PC入力などを装備する。

フロント投写型では当たり前になってきたダイナミックアイリスが、リアプロにも来ましたか。

それとビクターの現行 D-ILA リアプロ機はいまひとつデザインが気に入らなかったんですが、これはいわゆる“額縁”も薄く、スッキリしたデザインでよさそうです。

投稿者 Shin : 02:40 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月09日

壮観! カセットデッキ13台!のオーディオシステム

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某氏オーディオシステム一式のラック部分
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僕もオーディオは大好きですけどね。こういう人には負けます(勝負の話じゃないんだけど)。
数日前に初めて自宅に遊びに行ったパイオニア時代の同僚の人なんですが、リビングに鎮座するオーディオラックを見て仰天。まあ、僕もパイオニアにオーディオが好きで入ったくらいの人間ですから、そこにあるモノがどんな価値のあるシロモノかすぐわかるわけです。

どれがなんていう機種か知りたい方は上の写真をクリックして Flickr でご確認いただければと思いますが、上の写真に写っているカセットデッキは、1、2、3、・・・なんと13台!!(うち DAT と dcc 1台ずつを含みます)
なんのために使うんでしょう!(笑) いや、僕には彼の気持ちがよ〜くわかって書いているんですけど。

しかも、いまは亡き(旧)Nakamichi のカセットデッキが10台もあります。ナカミチってマニア受けする名機ばかり作っていたんですよねぇ。
1000ZXL(一番右上)なんて確か55万円もしたんですよ。言っちゃあなんですが、“たかが”カセットデッキがですよ(^_^;;  まあ、これで驚いてはいけなくって、このあと 1000ZXL Limited っていう、85万円!のまで出たんですけどね。

おまけに驚くのは、新品の昔のカセットテープが何本もあること。写真には写っていませんが、横の棚にもストックが何十本(何百本?)もありました(^^;;
いまだに探すと売っているんですって。知らなかった。
機械自体はねぇ、ここにある彼のも全部中古で手に入れたみたいなんですが、このご時世、ヤフオクとかで探せばなんとか手に入れられるとは思うんですよ。でも、テープ(新品)は・・・と思っていました。

ドイツに BASF っていうメーカーもあったんですが、そこのカセットテープなんかもあったりして二度……いや、三度ビックリ(^_^;;

あと、知る人ぞ知る DAT (Digital Audio Tape) レコーダーとか、MD (Mini Disc) との規格争いに敗れた松下/フィリップス連合の dcc (digital compact casette) レコーダーなんかもあるところもすごい。

いやはや。さすがとしか言いようがありません。

凝りまくっていたナカミチのマシン

でも、やっぱりなにがすごいってナカミチ軍勢かな。

いまもナカミチという会社はあって、カーオーディオを中心に活動していますが、いったん倒産してしまったということで会社としては別物になっています。

まあ、そのカーステレオにも思想は受け継がれていますが、特にかつてのホームオーディオ用の製品では、ことにメカニズムの凝り方がすごくって、マニア垂涎のメーカーだったんです。

たとえば、テープデッキはアジマス(azimuth)っていうものを精密に調整する必要があります。これはテープとそこから信号を読み取るヘッド(正確にはヘッドのギャップ)との角度のことなんですが、それを手動や自動で細かく調整できるのが売りだったんですよ。
普通のデッキは、工場での製造段階で“ある程度”調整して出荷されるんですが、使うカセットやその挿入の仕方によって微妙に変わってくるんです。それをテープごとに精密に調整して録音・再生をすると、特に高音域の伸びなんかに影響してくるわけ。
他社も追随してきましたけど、凝り方はやはりナカミチが一番でしたね。

正直言って、自動でやれるならその方がいいんじゃない?って思うことすらありましたけどねぇ(^^;; でも、マニュアルで調整しないと気が済まない人たちがいるわけです。
ちなみに僕が持っているパイオニアの CT-A9D はそれをオートでやってくれるマシンでした。

オートリバースの凝った機構

アジマス調整以外にも凝っていたのが、オートリバースの仕組み。これもアジマスにも密接に関連するんですが。
カセットテープってA面とB面とがあって(いまや知らない人もいるかもねー(^^;;)A面が終わったら裏返す必要があるんですが、これを機械がオートでやってくれるのがオートリバース機能です。

当然、なんらかの手段でテープをひっくり返すんですが、一番多いのは、テープの進行方向を反転させると同時に、ヘッドも回転させてB面を録音・再生するというモノ。次は、ヘッドに4トラック分の録音再生機能を設けて(通常は2トラック分)、テープの進行方向だけ反転させるという機械。でも両方式とも、A面とB面とでやはり微妙に特性が変わってくるわけです。

で、ナカミチはここでも凝り性を発揮し、A面とB面とでアジマスを独立して調整できる機構を設けたりしたのです。

でも、一番“とんでもない”機構がこれ。

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Nakamichi RX-303, at auto-reversing
Originally uploaded by Shin_s

この写真より次の写真の方がわかりやすいですが、カセットがいったんカセットリッド(カセットを挿入する部分)ごとデッキのメカ部分から前方に移動し、そこで180度クルッと回転して、元のサヤに収まる。

この仕組みを初めて見たとき、この動きは見ていて飽きなかったですねぇ。
久しぶりに何度も動かしてもらっちゃいました。

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Nakamichi RX-303, at auto-reversing
Originally uploaded by Shin_s

こっちの写真の方がわかりやすいでしょうね。

これは途中で止めて撮ったわけではなく、偶然回転途中でちょうどど真ん中あたりで撮れたものです。

この仕組みも、よくよく考えてみると実は決して想定通りのうまい働きをしていたわけでもなかった、というのはご本人の弁ですが(^_^;;

オーディオ、またやりたいな

ナカミチのはこんな風に、凝ったメカや作りもよかったんですが、デザインも別格の風貌でよかったですね。

この1000ZXLなんかよりはずいぶん前になりますが、同じようなデカイ図体のマシンで、カセットが90度回った方向にセットする(カセットハーフが立った感じになる)独特のデザインの「700」なんか好きでしたねぇ(参考サイトの2番目に写真があります)。

この時代(社名も「中道研究所」でした)からアジマス調整機能を備えていたマシンがあるなんて、オドロキ以外の何者でもありません。

まあ、そんなわけで、僕自身最近全然オーディオ系の新製品を買うわけでもなく、遠ざかっているわけですが、オーディオマインドだけはいまだに持ち合わせているので、久しぶりにオーディオの話の通じる友人と話ができて、楽しい一日でした。

いや〜、またいろいろやりたくなってきました(^^)
僕はどっちかというとホームシアター系なんですけどね。

参考記事・サイト:

投稿者 Shin : 20:05 | コメント (1) | トラックバック

2006年01月07日

フルHD・DLP チップセットには LED 光源を採用

あ、また口が滑った(^^;;

SED、SXRDリアプロ、D-ILAリアプロ、の3種類から選ぶことになるかな、これは。意外とよかったのが、3LCD式フルHD リアプロなんですけどね。

って書きましたけど、あの液晶と並ぶフロント投写型用で主力の方式「DLP」を忘れてはいけませんね。

DLP方式のキモであるデバイス、DMD素子にはいままでフルハイビジョン(1080p)のものがなかったんですが、それでも素子の特性から結構、というか十分精細感のある画像を見ることができていたんです。
だからこそさらに期待できるのが、フル HD のDLP。

やっとその素子を使ったプロジェクターがお目見えしそうなんですが、それに関連するニュース。

日本テキサス・インスツルメンツ(TI)は6日、1080p対応DLP向けのチップセットに、LED光源を採用したと発表した。同チップセットを搭載したDLPリアプロジェクションTVは、サムスンより2006年中に北米で発売されるという。

高効率LED光源エンジンの搭載により、NTSC規格を上回る130%近くの彩度が実現できるという。また、カラーリフレッシュレートがテレビの標準フレームレートに比べ48倍まで向上し、「応答速度をより高めることが可能」としている。

LED光源って、これから結構ブームになりそうです。DLP方式の光源としてだけではなく、光源としての素性の良さからさまざまな画像素子を使ったプロジェクターの光源として使われそうな気配です。

たとえば、三洋電機も液晶リアプロにLED光源を採用したものを発表していました。

フルHD化は、大画面になればなるほどコストパフォーマンスが高くなるリアプロTVならではの特徴を生かした、いわば“セオリー通りの策”だが、三洋電機のブースではリアプロTVのメリットをあえて犠牲にした新たな提案が行われていた。

展示していたのは、バックライトにLEDを使った55インチの液晶リアプロTV。LEDを採用することで、色再現率を120%(プラズマテレビは90%)へと大きく高めた。また、LEDなので電源投入後すぐ画面が表示できるほか、ランプに比べて寿命が長いというメリットを持つという。熱を持ちやすいLEDシステムに対応するため、独自クーリングシステムと高効率の照明技術を駆使して、熱の課題もクリアしている。

ここで“犠牲になった”と書かれているのは消費電力と価格なんですが、それでも、

「大画面テレビでプラズマよりも高い色再現性というのが最大の開発コンセプト。リアプロTVで果たしてそのようなニーズがあるかどうか、今回の展示でユーザーの声を集め、その上で製品化を決めたい」(同社)

というほど、色再現性という面での画質向上は大きいようです。
そういえばすでにソニーは通常の液晶テレビに、トリルミナスというLED光源のテレビを市場投入済みです。

話をDLPに戻しますが、

また新型チップセット、0.45インチの720p DLPチップと、0.65インチの1080p DLPチップも発表した。カラー処理を3色から6色に拡大200色の色彩再現を可能とし、画面の全体照度を最大で50%向上させるという同社の「BrilliantColor」技術を搭載している。さらに、シュリンクにより低価格化も実現可能としている。

といった動きもあり、これからのDLP方式からも目が離せません。
もともとDLPの画質は好きなので、以下のように訂正(^^;;

「SED、DLPリアプロ、SXRDリアプロ、D-ILAリアプロ、の4種類から選ぶことになるかな、これは。」

投稿者 Shin : 01:31 | コメント (0) | トラックバック

キヤノン、SEDテレビは予定通り、今春発売。

大画面テレビはリアプロがいいと信じて疑わない

って書いた数分後になんですが、実は僕が一番期待している大画面テレビの方式は、キヤノンが開発し東芝と共同で製品化を進めている SED 方式です。
でも、実物をまだ見たことがありません。原理的にいいと思っているだけで、実際に見たという某氏によると、出来のいいプラズマや液晶と見分けがつかないかな、ってことらしいです(^^;; まあ、悪くなければよし(笑)。

それはともかく。実は SED で危惧されているのは「製造が難儀なのでは?」ってことなんですが、当初の発売予定が近づいても一向にアナウンスがないことなどから、「発売延期では?」という噂が立ったようです。
そこでひとこと。

キヤノン株式会社は、5日に同社の御手洗富士夫社長がSEDを搭載したテレビの発売時期を延期するという趣旨の発言をしたという報道について、「当初の予定通り今春発売を目指して進めている」(同社広報)とコメントした。

 「ただ、多少の前後はする可能性があるので、あのような発言になったのではないか」としている。

これが実現すれば、展示会等で見ることなく現物を見ることになりそうです。

なお、当初の計画から、2006年に発売されるパネルは、研究/開発拠点の平塚事業所で生産されるため、製造能力は限られている。

本格量産については、2007年1月から東芝の姫路工場で行なわれる予定で、実際に普及に向けて立ち上がるのはそれ以降になる。

まだまだ先ですが、いまお金のない僕にとっては好都合かも(笑)。

SED、SXRDリアプロ、D-ILAリアプロ、の3種類から選ぶことになるかな、これは。意外とよかったのが、3LCD式フルHD リアプロなんですけどね。
もちろん本格シアターに使いたいフロント投写型は別ですが。

とにかく早く出てこい、SED。

投稿者 Shin : 01:28 | コメント (1) | トラックバック

ホントに“待望の”55インチ SXRD リアプロジェクションテレビ登場!

やっとかよ!
いやまあ、喜んでいるんですが(^^;;

このブログでときどきべた褒めしている(だって本当にいいんですもん)ソニーの画像素子「SXRD」ですが、当のソニーが日本への導入には及び腰で、『ソニーが待望の60/50インチのSXRDフルHD・リアプロ発売へ』というエントリで取り上げたリアプロも結局日本には入ってこず仕舞い(っていうか日本で作っているはずなんだが)。
日本へは BRAVIA とやら名前だけ変えて、フツウの液晶のリアプロを導入するというアホさ。

・・・と憤懣やるかたない思いでいたところ、こんなのが出ました。

リアプロジェクションテレビの「グランドベガ」シリーズでは、SXRDを採用した55型モデルを参考展示している。解像度はフルHD。SXRD採用のグランドベガは50型と60型がリリースされているが、55型では光学系を改良。従来の50型と比べ、奥行きを約30%薄型化したという。また、本体下部の出っ張りがフラット化しており、「視野角や四隅の色/輝度変化に加え、デザイン面でも液晶テレビと遜色ないものになっている」という。

リアプロジェクションテレビは、通常の液晶テレビやプラズマテレビにくらべると奥行きがどうしてもでかくなるんですが、それがかなり解消されているようです(参考記事参照)。
しかも!

発売日や価格は未定で、日本での販売も検討しているという。

絶対販売しろ! これは命令です(^^;;

って言いつつ、具体的な購入予定はないんですが、さすがに『ソニー、フルHD「SXRD」を使用したリアプロジェクションテレビ発売!』で紹介した QUALIA 006 (KDS-70Q006) はその大きさと値段の故に買えそうもないので、大画面テレビはリアプロがいいと信じて疑わない僕にとっては、もし本気で買いたいと思うときには格好の選択肢になりそうです。

それまでに売ってね(^^;;>ソニーさん

しかも、できればリーズナブルに(笑)。
前述のエントリで取り上げた、50型の「KDS-R50XBR1」が4,000ドル、60型の「KDS-R60XBR1」が5,000ドル前後ということだったので、できれば45万円前後でよろしくね。

投稿者 Shin : 01:25 | コメント (0) | トラックバック

ソニーは82インチの液晶テレビを出展。新しい色空間をサポート。

103インチ!のプラズマテレビを出したのが松下なら、ソニーは液晶。

S-LCD製の82型パネルを採用した液晶テレビを参考展示。解像度はフルHDの1,920×1,080ドット。世界で初めて動画色空間規格の「xvYCC」をサポートしたのが特徴で、「82型という大画面でも、色ムラなどが少ない」という。技術デモ的な要素が強く、製品化の予定や価格などは決まっていない。

S-LCD っていうのは例のソニーとサムスンの合弁会社ですね。ここで作ったパネルにあえて「ソニーパネル」って名付けているヤツです。
こっちはまったくの試作ですか。

 「xvYCC」は、2005年10月に「IEC (International Electrotechnical Commission/国際電気標準会議)」で承認されたもので、2006年1月に発行される予定。現行の放送などで使われている色空間規格に対し「マンセル・カラー・カスケード」で約1.8倍の色彩が表現できるという。そのため、人の目に極めて近い色彩で撮影することができ、対応したテレビは撮影されたその映像をほぼ忠実に再現することができるようになるとしている。同社では世界で初めてxvYCC規格対応の信号処理回路を開発し、同モデルに搭載。バックライトには、RGBのLEDを使った「トリルミナス」を採用している。

むかしは、DTPやってる人間の間では、ソニーのトリニトロン管(を使ったモニター)は色のいいモニターの代名詞だったんですけどね。いまやソニーからはそういうイメージが消え失せてしまっています。

これは動画用の色空間規格ということですが、こうした取り組みが功を奏するでしょうか?

投稿者 Shin : 01:24 | コメント (0) | トラックバック

103インチ!のプラズマテレビ誕生。単に試作しただけでなく、売るそう(^^;;

次世代 DVD 関連の話題をレポートしてきましたが、時間がないので、CES で発表された大画面テレビ関連のニュースを、ここからいくつか引用して紹介だけさせていただきます。
ちゃんとしたコメントはできればのちほど。

松下電器産業株式会社は4日(現地時間)、ラスベガスで開催されている2006 International CESにおいて、世界最大となる103型のプラズマテレビを発表した。価格や発売時期については未定だが、「2006年内の発売を目指しており、価格は数百万円というレベル」としている。

数百万円!
これ、単なる試作じゃなくて売るっていうのがスゴイ。でも、値段以外にもフツーの人には手が出ないんじゃないかな。
なぜって・・・。

パネル解像度は解像度は1,920×1,080ドットで、ドットピッチは1.182×1.182mm。画面サイズは226.94×127.66cm(幅×高さ)、対角260.38cmで、50型の約4倍のサイズとなっている。

超大型の実現のために新開発のリブ構造を採用。輝度や画面中央から周辺の均一性は現行の50型PDP「TH-50PX500」相当を維持しているという。コントラスト比は3,000:1。パネルの製造は尼崎工場で、50型で4面取りが可能なパネル生産ラインから、1枚のPDPと取り出すことで、103型を実現した。

幅2m強!もあるって、フツーの家だと建て直さないと入らなそうですもんね。
重量だって、

「現在の50型が約50kgなので、その約4倍の200kg程度になるのでは」

床に補強が必要?

投稿者 Shin : 01:19 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月06日

Blu-ray Disc 陣営も映画パッケージソフトのリリースを発表。

さて、『パイオニア、Blu-ray Disc “プレーヤー”を発表。他社も関連製品を展示。』というエントリに続き、Blu-ray Disc のパッケージソフト関連についてです。

上記エントリに書いたように、Blu-ray Disc プレーヤーで具体的に発売時期が決まっているのが、パイオニア BDP-HD1 の5月発売ということなので、それに合わせるように形のリリースになっています。

具体的な、各社 Blu-ray Disc 映画タイトルの発売は以下の通りです。

まず、当然真っ先に出すはずの、ソニーピクチャーズ。傘下の MGM のタイトルも含まれます。

米Sony Pictures Home Entertainment(SPHE)は4日(現地時間)、SPHEとMGM Home Entertainmentから、プレーヤーの発売と同時期にリリース予定のBlu-rayの20タイトルを発表した。

SPHEのBenjamin S. Feingold社長は、「今春リリースする、第一弾のBlu-rayタイトルは色々なジャンルを取り混ぜている。これらのリリースで、Blu-ray時代が本当に到来することを、大いに喜んでいる」と述べている。

第一弾のタイトルは「The Fifth Element」(フィフス・エレメント)、非圧縮マルチチャンネルオーディオを収録した「Bram Stoker's Dracula」(ドラキュラ)、「Desperado」(デスペラード)、「For a Few Dollars More」(夕陽のガンマン)、「The Guns of Navarone」(ナバロンの要塞)、「Hitch」(最後の恋のはじめ方)、「House of Flying Daggers」(LOVERS)、「A Knight's Tale」(ROCK YOU! [ロック・ユー!])、「Kung Fu Hustle」(カンフーハッスル)、「The Last Waltz」(ラスト・ワルツ)、「Legends of the Fall」(レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い)、「Resident Evil Apocalypse」(バイオハザードII アポカリプス)、「Robocop」(ロボコップ)、「Sense and Sensibility」(いつか晴れた日に)、「Stealth」(ステルス)、「Species」(スピーシーズ/種の起源)、「SWAT」、「XXX」(トリプルX)。

と言いつつ、具体的な時期が書いてないんですが?(笑)
でも、“今春”って??(^_^;;

まあそれはともかく、

さらに、「Black Hawk Down」(ブラックホーク・ダウン)と、「The Bridge on the River Kwai」(戦場にかける橋)は、50GB容量の2層ディスクで今夏発売するとしている。

っていうことなので、今夏までには50GB・2層ディスクも実用化できていることが間違いないようです。

20世紀フォックスからは、

Twentieth Century Fox(FOX)は4日(現地時間)、Blu-rayタイトルの第一弾を、対応機器の発売と同時期に20タイトルリリースすると発表した。

第一弾タイトルは、「FANTASTIC FOUR」(邦題:ファンタスティック・フォー [超能力ユニット])、「THE LEAGUE OF EXTRAORDINARY GENTLEMEN」(リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い)、「BEHIND ENEMY LINES」(エネミー・ライン)、「KISS OF THE DRAGON」(キス・オブ・ザ・ドラゴン)、「ICE AGE」(アイス・エイジ)など20タイトル。

同社では第一弾タイトルの選択基準について、「第一弾は次世代フォーマットの高画質・高音質を実証できる、アクション大作を中心にセレクトした」と説明している。

ここも具体的な日程はなし。ちょっと不安になってきたり(笑)。
いや、やはりまだプレーヤーがわずか一機種、しかもそれほどバカスカ売れるような価格帯ではないものしかない現状では、細かい日取りまで発表する段階ではないのかも知れません。

あと、フォックスと言えば、スター・ウォーズ・シリーズは?
これ出せば、それだけで間違いなくいきなり売れるぞ(笑)。ソフトも、もちろんハードも。

次に、Lions Gate。あまり有名ではないですが(少なくとも僕はピンと来なかった)、タイトルを見ればわかります。

Lions Gate Entertainmentは4日(現地時間)、子会社Lions Gate Home Entertainment(LGHE)から発売する、Blu-ray DiscのHDビデオ10タイトルを発表した。出荷は今春を予定している。

第一弾のタイトルは「LORD OF WAR」(邦題:ロード・オブ・ウォー)、「THE PUNISHER」(パニッシャー)、「DEVIL'S REJECTS」、「SAW」(ソウ)、「T2: JUDGMENT DAY」(ターミネーター2)、「RESERVOIR DOGS」(レザボア・ドッグス/仁義なき男たち)、「TOTAL RECALL」(トータル・リコール)、「DUNE」(砂の惑星)、「RAMBO: FIRST BLOOD」(ランボー)の9タイトと、5月に劇場公開予定の「SEE NO EVIL」。

シュワルツェネッガーの作品をはじめ、アクション系が多いようですが、それだけにハイビジョンと高音質サウンドの恩恵に預かれるラインナップと言えるかも知れません。

最後に、『HD DVD パッケージソフトの市場投入は3月末から』というエントリでも書きましたが、両方式でのリリースを唯一発表したのがパラマウント。
同じ内容ですが、こちらにも引用しておきます。

Paramount Home Entertainmentは4日(現地時間)、2006年発売予定のHD DVD/Blu-rayタイトルのラインナップを発表した。

HD DVDとBlu-ray両フォーマットでのリリース予定タイトルとして、「Four Brothers」(邦題:フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い)、「Sahara」(サハラ 死の砂漠を脱出せよ)、「Aeon Flux」、「Sky Captain & the World of Tomorrow」、「The Italian Job」(ミニミニ大作戦)、「Tomb Raider」(トゥームレイダー)、「U2: Rattle and Hu」(U2/魂の叫び)、Tim Burtonの「Sleepy Hollow」、「We Were Soldiers」(ワンス・アンド・フォーエバー)、「Manchurian Candidate」(クライシス・オブ・アメリカ)の10タイトルが挙げられている。

また、2006年発売のHD DVDラインナップの目玉となるのは、2006年5月公開予定の「Mission Impossible 3」も含む、「Mission Impossible」、「Mission Impossible 2」の「Mission Impossible」(ミッション:インポッシブル)のトリロジー。2006年後半のリリースが予定されている。なお、「Mission Impossible」シリーズについては、Blu-rayでのリリースも計画されている。

Paramountは、2005年1月のCESにてHD DVD支持とタイトル投入を表明した3社の内の一社だが、2005年10月にBlu-ray Discでもタイトル投入を行なうことを発表。Blu-rayとHD DVDの両方でタイトルを展開していく意向を明らかにしている。

投稿者 Shin : 22:50 | コメント (0) | トラックバック

パイオニア、Blu-ray Disc “プレーヤー”を発表。他社も関連製品を展示。

さて、『東芝、HD DVD プレーヤーを3月発売。あっと驚く、499ドル!』と『HD DVD パッケージソフトの市場投入は3月末から』というふたつのエントリで、HD DVD 関連のことを書きましたが、お待たせしました(?)“真打ち”Blu-ray Disc の方のレポートです。

先鞭を切って Blu-ray Disc プレーヤー(!)を発表したのはなんと、パイオニアでした。
ちょっと(うれしい)オドロキ。

米Pioneerは現地時間の4日、5日から開催するCES 2006に先立って、プレスカンファレンスを開催。その中で、Blu-ray Discプレーヤー「BDP-HD1」を発表した。高級ブランドELITEシリーズに位置付けられており、価格は1,800ドル。発売は2006年5月を予定している。

1800ドルってことは20万円弱って感じですねぇ。これが録画機だったらいいんですけど、ちょっと高価な印象は否めません。特に、東芝の HD DVD の廉価モデルの値段(499.99ドル!)を見たあとではなおさら。

とはいえ、もともとこの ELITE シリーズというのは上にもあるようにパイオニア(アメリカ)の高級機種ラインナップなので、仕方ないかも知れません。
筐体も漆黒のピアノフィニッシュで、金縁のある木目サイドパネルつき。って書くと成金趣味的に聞こえるかもしれませんが、実物はとても高級感があります。というのも実は、このデザインのコンポーネントは日本でも以前何機種か出しており、うちにも AV コントロールアンプ C-90、パワーアンプ M-90、DAT デッキ D-1000、そして大ヒットした LD プレーヤー LD-X1 という機種がいまだにあったりするので、よく知っているんです。
下のサイトを見ると、アメリカで続いている同シリーズのは、いまは単にアルミのブラックパネルだけだったりしているようですが。
For Home - Pioneer's Elite Line Represents Uncompromising Quality, Backed by a Heritage of Excellence

いずれにしても、このラインで出してきた、というところに、パイオニアのこの機種、このカテゴリーへの力の注ぎ方が伺える、というのは穿ちすぎでしょうか?
まあ、パイオニアファンの“ひいきの引き倒し”にならないように気をつけながら、続けましょう(笑)。

また、日本での発売については、

日本での発売については未定としており、「まずは米国でリリースし、次いで欧州や日本でのリリースを予定している」という。また、米国以外での価格帯や仕様については「現時点では未定。今回のBDP-HD1と同様になるかはわからない」としている。

とありますが、少なくとも先に書いた ELITE シリーズが日本にない以上、デザインはまったく変わるのではないかと思いますね。逆に、仕様(中身)をいちいち変えてこないような気がします(日本ならではの高級部品への変更等はあるかもしれませんが)。
そのほか細かいところでは、

BDP-HD1はHDMI端子を備え、1080pの出力に対応。GUIもHD解像度に対応した高精細なものを採用したという。ドルビーデジタルやDTSなどに加え、DTS-HDもサポートする。再生可能なディスクはBD-RE、BD-R、BD-ROM。DVDはDVDビデオ、DVD±R/RWもサポート。音声ファイルはWMA(DRM対応)、MP3、リニアPCMの再生に対応。JPEG静止画の表示も可能となっている。

また、LANポートも備えており、DLNAもサポート。Windows Media ConnectをインストールしたWindows XPに保存した動画や静止画も、クライアントとして接続したテレビへ表示することができる。

というように、機能はてんこ盛りですね(^^;;

ちなみに上記レポート(4日・プレスカンファレンス時点)では「実機の展示なし」となっていましたが、5日現在、

パイオニアブースでは前日開催のプレスカンファレンスで発表された、Blu-ray Discプレーヤー「BDP-HD1」と、50インチのフルHDプラズマテレビ「PRO-FHD1」を中心とした展示が行なわれている。両モデルとも前日に型番と写真、価格は発表されたものの、実際の機器が公開されたのは現地時間の5日が初となる。

ということで、ちゃんと実機が動いているようです。

その他の会社の具体的な発表はなし

残念ながら Blu-ray Disc 陣営の中で、具体的な製品発売の発表をしたところはパイオニア以外にはありませんでした。

しかし、ソニーや松下がより市販品に近いイメージの試作品を発表しているほか、シャープ(以上3社は今夏の発売を予告)、日立、サムソン、フィリップスなどが精力的に展示を行っているようです。

詳細は以下のレポートをご参照ください。
2006 International CES【Blu-ray編】

このうちソニーのものは

Blu-ray Discプレーヤーやレコーダの展示も行なっている。プレーヤーの名称は「BDP-S1」。仕様はCEATECなどで展示されたものと同様で、実際に再生デモも行なっている。デザインが若干変更されており「ほぼ今回のデザインで製品化される」という。発売日は北米で2006年夏を予定。価格は未定だが、日本円で10〜13万程度になる見込み。HDMI端子を備え、DVDビデオを1080/60pへアップコンバート出力できる。

ということで、BDP-S1 という型番もつき、このまま製品化してもおかしくないデザインであるような気がしますね。

ただ、上のソニーのを含めてどこも「1,000ドル以下は難しい」というようなコメントに終始しており、その点では東芝にやはり一歩先を行かれている状況です。
ただ、こういう状況を鑑みると、あるいは東芝の価格は劣勢を逆転するためのかなり思い切った“戦略価格”であるような気もしてきましたが・・・。まさか利益度外視?

いま、エントリを書くために参考にしたいろいろな報道記事をあらためて見ていて、ある記事の下の方に隠れているこんな文面に気づきました。

東芝は、当初より10万円以下でのプレーヤー投入を予告していたが、「HD-XA1」の799ドルをはじめ、HD-A1の499ドルと、新規格プレーヤーの第1弾としては異例な低価格となった。「PLAYSTAION 3を全く意識しなかったわけではないが、実際にはゲームと映画はかなり異なる市場と考えている。発売の準備も整い、成功を確信している(東芝DM社藤井社長)」という。

もしかして? やっぱり?(^_^;;

いずれにしろ、この手の新しいカテゴリーの商品は、いざふたを開けてみないとわからないようなところがありますからね。
さきほどこのエントリでちょっと触れたように、“盟主”ソニーもしくは松下電器あたりが、価格的にも中身としても、あっと驚くような製品を出してくることを、心から期待したいと思います。

●2006.01.10 追記

Samsung、LG電子の Blu-ray Disc プレーヤーや、東芝の HD DVD に関したもう少し突っ込んだ情報のレポートがあがっていました。
2006 International CES【Blu-ray/HD DVD会場編】「BDプレーヤーは1080p対応へ。BD-R/REメディアは18〜60ドル −THOMSONやLGがHD DVDプレーヤーを出展」

ついでに

Blu-ray Disc 関連ではないんですが、パイオニアから一緒に発表されたものの中に、ついにフルスペックハイビジョンのプラズマテレビがありました。
松下電器に先を越され、遅きに失した感はありますが、とりあえずヨシとしましょう。

ELITEシリーズの新プラズマテレビとして、50インチのフルHDモデル「PRO-FHD1」も発表。2006年6月の発売を予定しており、価格は10,000ドル。解像度1,920×1,080ドットのパネルを採用し、ピクセルサイズを従来より35%縮小したという。さらに「PureDrive II Signal Processing」などの高画質化回路を搭載している。

PRO-FHD1はLANポートも備え、DLNAもサポートしており、同社ではBlu-ray DiscプレーヤーやPC、新発売のEXリファレンススピーカーシリーズなどと合わせて、高品質なHDソリューションを展開していくとした。

でも100万円オーバーかぁ。ちょっと・・・いや、かなり高い、かなぁ。

投稿者 Shin : 22:48 | コメント (0) | トラックバック

HD DVD パッケージソフトの市場投入は3月末から

東芝、HD DVD プレーヤーを3月発売。あっと驚く、499ドル!』というエントリで HD DVD プレーヤー発売について書きましたが、もちろんソフトの具体的な発売スケジュールも発表されています。

次世代光ディスク規格として「HD DVD」を推進するHD DVDプロモーショングループは4日(現地時間)、2006 International CESにおいてプレスカンファレンスを開催。各スタジオがパッケージソフトの市場投入タイトルとそのスケジュールを発表したほか、MicrosoftやIntelが、HD DVDへの強力な支持を表明した。

各スタジオごとは以下の通りです。

まず、Warner。ここは東芝と資本関係にある会社です。

米Warner Home Videoは4日(現地時間)、HD DVDで3月28日から順次リリースする24タイトルを発表した

具体的なタイトルは原文をあたって下さい。
24タイトルとは言うものの、3月28日に出るのは Batman Begins(バットマン ビギンズ)、Constantine(コンスタンティン)、Million Dollar Baby(ミリオンダラー・ベイビー)、Phantom of The Opera(オペラ座の怪人)、Twister(ツイスター)、のわずか5タイトルにすぎません。以後、5月16日まで4回に渡って、24タイトルの発売が予定されています。

ただ同社は

2005年10月に、Blu-ray Disc Association(BDA)への加入と、Blu-rayでのディスク発売を行なうと発表。HD DVDとBlu-rayの両方でリリースしていくとした。

ということで、いまのところ発表はないものの、両方式でリリースすることになっています。

次に、Universal。ここはハリウッド大手スタジオで唯一、いまのところ Blu-ray Disc での発売をアナウンスしていません。

米Universal Picturesは4日(現地時間)、HD DVDフォーマットが始動する3月に10タイトルをリリースし、その後も新作や旧作をリリースすると発表した。

第一弾としてリリースされるのは「Jarhead」(邦題:ジャーヘッド)、「Doom」、「40-Year-Old Virgin」、「Cinderella Man」(シンデレラマン)、「Serenity」、「The Bourne Supremacy」(ボーン・スプレマシー)、「The Chronicles of Riddick」(リディック)、「U-571」、「Van Helsing」(ヴァン・ヘルシング)、「Apollo 13」(アポロ13)の10タイトル。

最後は Paramount。ここは昨年(2005年)の CES でいち早く HD DVD 支持を発表した3社のうちのひとつですが、ここも Warner 同様、昨年10月に Blu-ray Disc もサポートすることを発表しています。
今回唯一、両方式でのリリースを発表しています。

Paramount Home Entertainmentは4日(現地時間)、2006年発売予定のHD DVD/Blu-rayタイトルのラインナップを発表した。

HD DVDとBlu-ray両フォーマットでのリリース予定タイトルとして、「Four Brothers」(邦題:フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い)、「Sahara」(サハラ 死の砂漠を脱出せよ)、「Aeon Flux」、「Sky Captain & the World of Tomorrow」、「The Italian Job」(ミニミニ大作戦)、「Tomb Raider」(トゥームレイダー)、「U2: Rattle and Hu」(U2/魂の叫び)、Tim Burtonの「Sleepy Hollow」、「We Were Soldiers」(ワンス・アンド・フォーエバー)、「Manchurian Candidate」(クライシス・オブ・アメリカ)の10タイトルが挙げられている。

また、2006年発売のHD DVDラインナップの目玉となるのは、2006年5月公開予定の「Mission Impossible 3」も含む、「Mission Impossible」、「Mission Impossible 2」の「Mission Impossible」(ミッション:インポッシブル)のトリロジー。2006年後半のリリースが予定されている。なお、「Mission Impossible」シリーズについては、Blu-rayでのリリースも計画されている。

投稿者 Shin : 22:10 | コメント (0) | トラックバック

東芝、HD DVD プレーヤーを3月発売。あっと驚く、499ドル!

2006 International CES: がラスベガスで開かれています。事前のウワサ(予告?)通り、次世代 DVD の Blu-ray Disc と HD DVD のハードの発売が、昨日発表されました(当然、ソフトもですが)。
#激しく本題からはずれますが、この CES のサイト、訪れるといきなり重低音バリバリのでかすぎる音で辟易します。やめれ!

Blu-ray Disc 派の僕としては、“当然”そちらを先に取り上げるはずでしたが、東芝が発表したプレーヤーの価格のインパクトがあまりに大きいので、そちらを先にします。

Toshiba America Consumer Productsは4日、2006 International CESでプレスカンファレンスを開催。北米市場にてHD DVDプレーヤーを予定通りに、3月より発売することを明らかにした。

HD DVDプレーヤーについては、CEATECなどで出展されていた「HD-XA1」の実売価格を799.99ドルと予告したほか、新たに廉価モデルの「HD-A1」も発表された。3月に発売され、実売価格は499.99ドル。

HD DVD/DVD/CDの再生に対応し、HD DVDについてはMPEG-2/MPEG-4 AVC/VC-1のコーデック再生に対応。Broadcom製のデコーダチップを内蔵する。HDMI出力端子を装備し、720p/1080i映像出力に加え、DVDの720p/1080iアップコンバート出力も可能。HD DVD向けの新コーデック「Dolby Digital Plus」、「DTS-HD」のデコードにも対応。Dolby TrueHD(2ch)もサポートする。

なお、上の写真は「HD-XA1」の方です。

499.99ドルを「499ドル」と取り上げるこの記事もどうかと思いますが、まあ、ざっと500ドル。日本円にして、55,000円ってとこでしょうか。日本製なわけですから、この程度の値づけができるでしょう。

きょう、この手の話題を共通の趣味に持つ友人から早速、「いまさら再生機なんて誰が買うのだろうか」というメールをいただいたのですが、僕の考えはちょっと違います。

録画再生兼用機がベストなのは言うまでもありませんが、この価格なら、十分競争力があるように思うのです。
それでも、いずれは Blu-ray Disc が市場を制することに僕はまったく疑いを持っていませんが、少なくとも数年(ざっと2年くらいかな(^^;;)は、HD DVD がポシャることはないかも知れない、とちょっと思い直しました。

たしかに、いまパッケージメディアで主流の DVD の場合、出た当初は再生専用機、つまりプレーヤーが当たり前でしたが、いまや量販店などではプレーヤーを探す方が難しいくらいになってきています。そう、HDD + DVD レコーダーというのが当たり前になってきました。
一般的なお客さんはレコーダーを買い、それでは画質や音質などが物足りないマニアックな人たちだけが、そうした再生性能を追究した高級な再生専用機を買う、というのが一般的な市場構図であると思います。

しかし、VHS や β などのテープメディアが主流の時もそうでしたが、実はテレビ番組をアクティブに録画し、編集し、コレクションする人というのは、そういうことを四六時中やっている人たちが考えるほど、たくさんはいません。
皆、そんな面倒なことなんてしないのです。

なにをしているか。
買ってきたパッケージソフトか、レンタルしたものを見てるだけ、なわけです。それで十分。

するってぇと。

こと映画ソフトに関して言えば、最初は HD DVD オンリーと目されていた映画会社が、ここにきて Blu-ray Disc でのリリースも発表するなど(逆のケースはありません)、状況は  HD DVD に不利(= Blu-ray Disc に有利)になって来ています。
しかし一応、HD DVD の映画タイトルが多くの映画会社から、潤沢にリリースされることにはなっています。今回の CES でもそうした発表が同時になされています。
だとすれば、現在の DVD 同様にレンタルできる、もしくは購入してもいいと考えるほど実売価格が安ければ、再生専用機がこの値段ならとりあえず買ってもいいと考える人はいるのではないでしょうか。

ここでひとつ考慮に入れなければならないのが、こういうハイビジョン画質を必要としている人が“マニアじゃない層”にどれだけいるか、っていうことです。でなければ、いまの DVD レコーダーで事足りるわけですから。
これを後押しするのが、地上デジタルの普及とその受信機の好調な売り上げです。素地はできつつあるわけです。ハイビジョンを見てしまうと、やはり画質の差は明らか。素人目にもわかります。

最初に書いたように、Blu-ray Disc 側のハードの発表のことも別エントリで書きますが、こちら(パイオニア BDP-HD1)はなんと同じ再生機ながら価格が1,800ドル(20万円弱?)。もちろん、その価格からわかるように、もともと上に書いたような“画質や音質などが物足りないマニアックな人たち”向けの商品なので、それはそれでよいのですが、当然、この東芝機のようなインパクトは望むべくもありません。
僕自身、以前から画質や音質を追い求めてきた方ですから、このような再生専用の高級機に興味がなくはないですが、それでもやはり、この値段だったら最初は録画機能が入っていないと買う気にならないと思います。

ところが、たとえばこの5万円程度の価格なら、マニアも“ちょっと買ってみる”可能性だってあります。Blu-ray Disc では取りあえず出ないタイトルというのもありうるわけで、それを見るという目的のために。で、Blu-ray Disc の録画再生兼用機が出たらそっち“も”買えばいいわけですから。

パイオニアはもともとAV専業だったわけで、こういうマニア層を狙っていった方がいいような気がします。余談ですが、パイオニアは端的に言って、オーディオメーカーとしては大成功しすぎたほど成功したわけですが、家電メーカーとしてはライバルの松下などとくらべるとあまりに小さすぎた(体力がなさすぎた)、っていうのが現在の苦境を招いた理由かな、なんて思っているので。

BDのハードにも廉価版が必要か

しかしこの東芝の発表を見て、Blu-ray Disc  側にも、やはりソフト側のインパクト(=リリースの量)も重要なのは言うまでもありませんが、ハードのインパクトも“なにか”ないといけないのではないかと思わされました。

ここは、CDの市場投入の際、他社とはひと味違ったプレーヤーを出したソニーに、やはり期待したいですね。
ソニーは、CD市販1号機を出す前の試作機の段階でずっと、「ディスクは回転軸を水平に、ディスクが回るのが見えるような(前面パネルと平行な)配置がいいに決まっている」って言い張っていたのに、いざ出してきたのはいま現在当たり前の、回転軸が垂直に立っていて、ディスクは水平に回転するものだったんですよね。あれ、他社の人は驚いただろうなぁ(笑)。

価格とともに、ぜひ、Blu-ray Disc の言い出しっぺならではのすっげぇヤツを期待したいものです。
そこでもしかしたら要になるかもしれないのが、例の PlayStation 3 なんですけどね(^^)

投稿者 Shin : 18:37 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月22日

A&Vフェスタ2005 に行ってきました

050921_04147.JPG
Originally uploaded by Shin_s

っていうエントリを書こうと思ってるんですが、いつになることやら。
実はただいま10月3日の朝7時。

とりあえず、この写真をたどるとたくさん写真がありま〜す(^^)

投稿者 Shin : 18:14 | コメント (1) | トラックバック

2005年09月06日

ソニー、フルHDで“安価な”フロント投写型プロジェクター発表

VPL-VW100.jpg

安価って言っても、100万円をはるかに越えているんですが、同じ技術を使ったものが相対的にはるかにお安くなった、ということで。

ソニーが待望の60/50インチのSXRDフルHD・リアプロ発売へ』というエントリで、SXRDという僕が高く評価するデバイスの新型を使ったリアプロジェクターのご紹介をしましたが、たぶん同じ新型デバイス(パネル)を使ったと思われるフロント投写型プロジェクターが、日本では先に発表されました。

なぜか発売は12月10日とえらく先なんですけど。

ソニーは、フルHD解像度(1,920×1,080ドット)を持つ独自の反射型液晶パネル「SXRD」を使用したフロントプロジェクタ「VPL-VW100」を12月10日に発売する。価格は136万5,000円。

単結晶シリコンを駆動素子とする反射型液晶ディスプレイデバイス「SXRD(Silicon X-tal Reflective Display)」を採用したプロジェクタ。SXRDは2003年8月に発売した「QUALIA 004」(252万円)に採用された後、フルHDリアプロテレビ「QUALIA 006」(168万円)にも搭載されたが、ホームシアター用フロントプロジェクタとしては「VPL-VW100」が第2弾モデルとなる。ただし、QUALIAシリーズではなく、価格は004と比較すると115万5,000円低価格になっている。

100万円を切ってほしかった気がしますが、それでも QUALIA 004 と比較すればとてもリーズナブル。
#いずれにしても買えないんですけど(^_^;;
写真で見る限りですが、デザインもいい意味でソニーらしく、また、QUALIA 004 のテイストを活かした感じで好感が持てます。

QUALIA 004は0.78型パネルを採用していたが、VPL-VW100は新開発の0.61型パネルを3枚搭載。独自の垂直配向液晶とデバイス構造によりフルHD解像度と高コントラスト比、2.5msの応答速度を実現。暗部のノイズを抑えるドライブ回路により、濃密な黒再現が行なえるという。

レンズには、解像感を保持しながら広い投写範囲をカバーできるというARC-F(オールレンジクリスプフォーカス)レンズを採用。1.8倍の電動ズームレンズで、40〜300型の投写に対応。100型の投射距離は約3.1〜5.3m。

シーンの明るさに連動して絞りを開閉する「アドバンスト アイリス機構」を搭載しており、コントラスト比がQUALIA 004の3,000:1と比べ、最大15,000:1と大幅に向上した。

ということなので、スペックから見る限り、やはり以前ご紹介したリアプロの新型「KDS-R50XBR1」「KDS-R60XBR1」と同じパネルのようですね。

性能上目を見張らされるのが、コントラスト比が 15,000:1 というところ。
パネルだけでなく、「アドバンスト アイリス機構」という機構と相まってのことではありますが、この部分だけ取れば252万円の QUALIA 004 をも凌ぐわけで、どんな画質か見てみたいものです。
ちなみに、たぶんパネルだけの性能でそれを実現したと考えられる、上記のリアプロ2機種のコントラスト比は 5,000:1 なので、やはりフロント投写型プロジェクターの高級機だけのことはあります。

これで映画を見てみたいなぁ。
でも、リアプロの超リーズナブル機の発表もよろしく>ソニーさん

そうそう。
フルHDのことを調べていて、見る側だけではなく、映像を作る側にも大きな問題点があることを指摘した興味深い記事を発見したので、ついでにご紹介しておきます。
いや、こんなこともあるとは知りませんでした。
ITmedia D LifeStyle:誰も「本物のハイビジョン」を知らない (1/4)

投稿者 Shin : 18:17 | コメント (5) | トラックバック

2005年08月26日

大画面・薄型テレビ関連ニュース続々

先日、『ソニーが待望の60/50インチのSXRDフルHD・リアプロ発売へ』というエントリで、ソニーの SXRD というパネルと、キヤノン/東芝連合の SED というパネルの大型・薄型テレビについてレポートしましたが、ここのところ、そのほかにも関連のニュースが続々飛び込んできています。

きょう(正確にはきのう25日)には、プラズマで待望のフルスペック・ハイビジョンを実現した、松下電器産業の新製品の発表がありました。

実はいま、葉山には台風が近づいており(どうやら直撃のようです)、すごい暴風雨。
停電するといけないので、とりあえず引用だけしておいて、あとでコメントしようと思います。

お休みなさ〜い(^^)

パナソニックのフルHDプラズマ

松下電器産業株式会社は、初のフルHD対応プラズマテレビ「TH-65PX500」を11月1日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は99万円前後の見込み。年間生産台数は12,000台。

1,920×1,080ドットのフルHD解像度に対応したプラズマテレビ。新開発のパネルを搭載し、世界で初めてプラズマテレビとしてフルHD解像度を実現した。新パネルでは材料の改良や電極の波形の改善などにより開口率を約25%向上、さらに新開発の高速駆動技術の導入などで、輝度低下を防ぎながら、フルHD化を達成した。

ソニーの本気の発露? 薄型テレビのブランド名変更へ

米Sonyは22日(現地時間)、薄型テレビのサブブランド「BRAVIA」を発表した。26〜40インチの液晶TV5機種で展開する。

BRAVIAは、「Best Resolution Audio Visual Integrated Architecture」の頭文字。Sony Electronics COOのDick Komiyamaは、「BRAVIAが、トリニトロンブランド同様に認知されると確信している」と述べている。

日本のソニーの広報では、「今年の秋以降、BRAVIAを薄型テレビのサブブランドとしてワールドワイドで展開をしていく」としている。

キヤノン/東芝のSED関連3題

キヤノン株式会社は25日、NECの半導体製造子会社であるNECマシナリー株式会社とアネルバ株式会社の2社の株式を取得すると発表した。NECマシナリーの株式は公開買付けで、アネルバの株式はNECより取得する。2005年末に製品化を予定している次世代薄型ディスプレイ「SED」に関連した買収で、両社はキヤノンの連結子会社となる。

キヤノンは、NECマシナリーが持つ自動化機器の設計制作に関する技術と、アネルバの持つ高真空管技術をベースとした薄膜形成技術に着目。「生産工程の自動化によるコストダウンや、SEDパネルの製造装置の内製化に大きく貢献すると判断した」という。

キヤノン株式会社は、次世代薄型ディスプレイ「SED」の研究開発施設を神奈川県平塚市に開設することを明らかにした。

同社では現在も平塚事業所にてSEDの研究開発を進めているが、研究/開発体制を強化するために、現在の平塚事業所の約300m北部の敷地を西松建設より譲り受け、新拠点を開発する。

新拠点の名称はキヤノン株式会社 平塚第二事業所(仮)。敷地面積は29,826m2、建物は4階建ての研究開発棟2棟などで、延床面積は約45,600m2。投資額は約208億円で、従業員数は約150人。2006年7月からの稼働開始を目指す。

新拠点では量産に向けた研究開発と、生産技術力の強化が行われる予定。隣接する平塚事業所ではSEDに関する基礎技術の研究、同じく隣接するSED株式会社では、SEDパネルを生産し、近接する2つの拠点と共同で、SEDの実用化に向けた体制を整備する。

株式会社東芝は、キヤノン株式会社との合弁会社、SED株式会社で開発を進めているSEDパネルについて、東芝の姫路工場を量産拠点の候補地とすることを決定した。

 「SED(Surface-Conduction Electron-emitter Display)」は、東芝とキヤノンが推進するフラットテレビ/ディスプレイ用の薄型ディスプレイ技術。CRTと同様に電子を蛍光体に衝突させて発光させる自発光型で、ブラウン管の電子銃に相当する電子放出部を画素の数だけ設けた構造とすることで、高輝度/高精細に加え、高い動画追従性、高コントラスト、高階調などの特徴を有し、高画質と低消費電力を実現できるという。

SEDパネルは2005年8月から生産開始を目指しており、東芝では2005年度中、2006年の春に最終製品の市場投入という目標を掲げている。当初はキヤノンの平塚事業所内で月産3,000枚体制で量産開始するが、2007年1月からは本格量産に移行する。本格量産は東芝の姫路工場で行ない、2007年1月に月産15,000台、2007年内には月産7万台体制を構築する。なお、SED生産ラインに関わる設備投資額は、今後2年間で約1,800億円を予定している。

東芝では、姫路工場を選択した理由について、「ブラウン管製造のノウハウおよび半導体の量産技術をもち、国内外の物流拠点とのアクセスが容易なため」と説明している

DLP も忘れてはいけません

三菱電機株式会社は、ホームシアター用DLPプロジェクタの新モデル2機種を発売する。1,280×768ドットの新DMDを採用した上位モデルの「LVP-HC3000」は11月上旬発売で399,000円。1,024×576ドットのDMDを採用した「LVP-HC910」は9月10日発売で28万円。

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2005年08月19日

ソニーが待望の60/50インチのSXRDフルHD・リアプロ発売へ

ソニー、フルHD「SXRD」を使用したリアプロジェクションテレビ発売!』というエントリで取り上げたソニーのフルHD(1,920×1,080ドット)リアプロジェクションテレビ「QUALIA 006(KDS-70Q006)」は、まさに空前絶後・絶対無比の超超・・・・・(100個くらいつけてもいいです)・・・・・超超高画質でした。

しかし、70インチという超大型のものでお値段も168万円と、とても庶民が手を出せるシロモノではありませんでした。

値段もさることながら、この図体、大きな画面を見る部屋はそれなりの大きさじゃないと・・・。
#あ、買える人は家もそれなりのスゴイのを持ってる人か(^^;;

いまやかつてのテレビのトップメーカーとしての見る影もないソニーですが、この SXRD(Silicon X-tal Reflective Display)の画質は、プラズマは当然のこと(くらべるもの SXRD に申し訳ないくらいです)、定評ある亀山パネルのシャープ液晶テレビだって及ぶものではなく、もっとリーズナブルで小型の大画面(というのもヘンですが)SXRDリアプロテレビが期待されていたのでした。

余談ですが、いま発売中のプラズマテレビはハッキリ言えば“エセ”ハイビジョン(1366×768ドットなど)ですので、画質にこだわる方は絶対手を出さないよ〜に。少なくともシャープのフルHDパネルのヤツをどうぞ。プラズマも来年にはフルHDになるようですが。

で。とりあえずアメリカでの発表ですが(なにせ市場がデカイので)。

米Sonyは16日(現地時間)、1,920×1,080ドットのフルHD対応リアプロジェクションテレビ2モデルを発表した。50型の「KDS-R50XBR1」と、60型の「KDS-R60XBR1」の2モデルが用意され、9月より発売される。想定実売価格は50型が4,000ドル、60型が5,000ドル前後。

このまま日本円に換算すると1ドル110円として、50インチが44万円、60インチが55万円。
絶対的にお安い商品ではないですが、1インチ1万円を切りましたからね、ついに。コストパフォーマンス(画質)はメチャクチャ高いんじゃないでしょうか。
ちなみに、パイオニアが7月末に発表し、9月に発売開始予定の最新プラズマモデルが50V型(1280×768ドット)の「PDP-506HD」で74万8000円です。お話になりません。ただしこちらはメーカー希望小売価格ですので、もう少し差は縮まると思いますが。

とにかくこのリアプロ、早くホンモノが見てみたいです。日本発売はいつ?(買えないけど)

で、この低コスト化を実現したキモは新開発の0.61インチ SXRD パネル。

新SXRDパネルは1,920×1,080ドットのフルHDに対応し、デバイスレベルのコントラスト比は5,000:1。画素ピッチは7μm、応答速度は2.5ms。「QUALIA 006」やフロントプロジェクタの「QUALIA 004」では0.78インチのSXRDパネルを採用していたが、0.61インチに小型化し、歩留まりの向上や、応答速度の向上、画素密度の向上などが図られ、フィルムライクな画質を実現したとしている。

同じ技術で作られたデバイスならサイズの大きい方が画質がいい(場合が多い)と言えます。
今回のは0.78インチから0.61インチにサイズダウンしていますが、その分投射スクリーンのサイズは小さくなっていますし(投射拡大率はそれほど変わらないわけ)、なにより、コントラスト比が5,000:1(0.78インチのは3,000:1以上)、画素ピッチが7μm(同9μm)、応答速度は2.5ms(同5ms)と大幅に改善されているのが、画質向上にはかなり効くかもしれません。
特に、コントラスト比は驚異的とも言える値なので、とりわけ映画など暗部の階調がとても重要なものの鑑賞には、かなり有望なのではないかと想像できます。

なお、SXRDの構造等については、下記をご覧ください。

ちなみに「液晶テレビとくらべて」なんて書いたりしていますが、上の説明でおわかりのように、SXRD も“反射型”と言われる種類の液晶のひとつではあります(通常の液晶テレビのは“透過型”)。

いずれにしろ、168万円ではどんなに画質がよくても現実的な話にならないという感じだったのが、一挙にその4分の1近くまで下がり、前述したようにライバルのプラズマや液晶テレビを逆に蹴散らしかねない値段になりました。

まあ、リアプロの唯一の?欠点として、後方から投射する仕組みのため、プラズマや液晶のようには薄型にはできない、という点がありますが、画質を第一条件と考える方は、SXRDのリアプロジェクションテレビが絶対オススメです。

もうひとつのライバルもあり

と言いつつ、来年はキヤノンが開発し、東芝が製品化で手を組んでいる、SED(→IT用語辞典 e-Words : SEDとは)という、やはり超高画質を誇る強力なライバルが出てくる予定なんですけどね。
そういえば、

キヤノン株式会社と株式会社東芝は14日、新ディスプレイ技術「SED(Surface-Conduction Electron-emitter Display)」事業を共同で立ち上げると発表した。両社は10月よりSEDパネルの開発、生産、販売を目的とした合弁会社「SED株式会社」を設立する。

(中略)

2005年8月よりパネル量産を開始し、当初は50インチ級を月産3,000枚、2007年には本格量産を行ない月産75,000枚を目指す。今回展示された36型SEDディスプレイはWXGA(1,280×768ドット)だが、製品投入時には最初のパネルからフルHD仕様で出荷し、テレビ製品や業務向けディスプレイへでの採用を予定している。

っていう発表でパネルの量産を開始するとした8月にすでになっているわけですが、本当に始まったんでしょうか?
専門家の間には「本当に量産できるの?」って声があるのも事実でして。他社も同様の方式を研究していたんですが、キヤノン以外はほとんどみなやめちゃったんですよね、「こりゃあモノにならん」って。

実は、こんなことを書きながら僕はまだホンモノを見ていないのですが、“仕組み的に”は高画質になるはずだと見ているのです。ブラウン管とフラットパネル型のいいところだけを合わせたような仕組みなので。
また、これはプラズマや液晶同様“薄型”ですしね。
早くジツブツを見てみたいものです。

とにかく、今年から来年にかけて、プラズマと液晶テレビには強力なライバルが出現してくるのは間違いないわけで、大画面テレビと言えばこのふたつの方式しか事実上なかった市場が、ある意味さらに活気づくといえそうです。
プラズマ陣営にとっては“針のむしろ”みたいになりかねない、とも言えますけどね。

投稿者 Shin : 01:59 | コメント (2) | トラックバック

2005年08月01日

FOX、Blu-ray Disc でのハイビジョンパッケージソフト発売を正式発表

Twentieth Century Fox(FOX)は29日(現地時間)、HDビデオパッケージソフトにおいてBlu-ray Discを支持することを表明、同社並びに関連子会社からのHD映像タイトルをBlu-rayでリリースすることを明らかにした。

FOXは2004年10月にBlu-ray Disc Associationの幹事企業として参加していたが、実際のタイトルリリースに関しては、最終決定に至っていないと説明していた。今回正式にBlu-rayでのタイトルリリースが表明された。

FOXでは、Blu-ray採用の理由について、海賊版を防ぐための積極的な取り組みを挙げ、同社も積極的にBlu-rayのセキュリティ仕様の策定に携わり、ハリウッドの意向を満たすことが出来たとアピールしている。

同社のMike Dunn社長は、「Blu-rayはコンシューマ向けパッケージメディアを最大限に進化させるより優れたHD技術だ。FOXは自社のタイトルをBlu-rayで消費者に届ける。ビジネス面から見ても、先進的な機能、画質、データ容量、製造コスト、新しい機能/要望への拡張性など、次世代のホームエンターテインメントにふさわしいフォーマットだ」とコメントしている。

FOXのBlu-rayタイトル投入表明により、Blu-rayを支持し、タイトル発売を行なうハリウッド大手スタジオは、SPEとFOX、Disneyの3社となる。一方、HD DVD陣営は、Paramount Pictures、Universal Pictures、Warner Brosなどの大手スタジオの支持を獲得しており、次世代ビデオパッケージソフトの分裂は決定的となっている。


本日の20th CenturyのBlu-ray支持に関する発表は意外なものであり、どちらのフォーマットがより堅固なコピープロテクトを提供するかについて誤解を招くものだ。HD DVDのコンテンツ保護システムはFoxが支持するシステムと同等レベルのセキュリティを提供する。われわれはまた、Blu-ray Dicsフォーマットとそのコピープロテクトシステム案は、消費者に再生と信頼性の問題を引き起こす可能性があると考えている。HD DVDは堅牢で更新可能で標準化されたコンテンツ保護を信頼性、コスト効率、柔軟性とともに提供する。多くの主要映画会社がHD DVDフォーマット支持を表明した理由はそこにある


投稿者 Shin : 23:24 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月08日

「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」、どうせ見るならこれ(ココ)で見なくちゃ!(続報)

Star Wars, Episode III: The Revenge of the Sith [Original Motion Picture Soundtrack] [Includes Bonus DVD]

「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」、どうせ見るならこれ(ココ)で見なくちゃ!』というエントリで、最新の映像・音響システムで上映される映画館についてご紹介しましたが、そこで、DLPシネマで「Dolby Digital Cinema」(DDC)というデジタル映像上映システムが採用されているものについてお伝えしました。

では、DLP上映で、DDC“ではない”ものはどんなシステムが使われているかというと・・・。

株式会社ディ・ストームは4日、7月9日より全国公開される映画「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」が、加賀電子株式会社との共同事業により国内販売を行なっているデジタルシネマ用映像サーバー「QuVIS Cinema Player」で公開される映画館21館を発表した。

デジタルシネマ用映像サーバー「QuVISデジタルシネマシステム」は、完全フルデジタルで制作から上映まで行なえるシステム。2000年の「トイ・ストーリー2」で使用されて以降、日本全国のデジタルシネマ館で採用され、2004年には「ハウルの動く城」や、「Mr.インクレディブル」、2005年に「オーシャンズ12」、「コンスタンティン」が同システムで上映されている。

というものなんだそうです。2000年からすでにあったなんて知りませんでした。

ということで、DDC を含めて DLP 上映館についてまとめてみます。

QuVIS Cinema Player Dolby Digital Cinema
北海道 札幌シネマフロンティア  
宮城県 109シネマズ富谷  
新潟県 T-JOY 新潟万代  
東京都 日劇3 (東宝日劇PLEX内)  
T-JOY 大泉  
109 シネマズ 木場  
千葉県 XYZ・シネマズ蘇我  
京成ローザ10  
シネリーブル千葉ニュータウン  
神奈川県 109 シネマズMM 横浜  
栃木県 109 シネマズ 佐野  
群馬県 109シネマズ高崎  
埼玉県 Movix さいたま  
愛知県 109 シネマズ名古屋  
京都府 TOHOシネマズ二条  
大阪府 ナビオシネプレックス  
109 シネマズ箕面  
三重県 109 シネマズ四日市  
109 シネマズ明和  
広島県 広島バルト11  
T-JOY 東広島  
熊本県 シネプレックス熊本  
鹿児島県 鹿児島ミッテ10  
福岡県 T-JOY リバーウォーク北九州  
T-JOY 久留米  
大分県 T-JOY パークプレイス大分  

前のエントリでも書いたように、ドルビーラボラトリーは映画の音響フォーマット自体を作っている会社でもありますから、満を持して投入する Dolby Digital Cinema が最新・最高のものであることは間違いないと思いますが、それ以外の「QuVIS Cinema Player」でも最上級の映像・サウンドで「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」を見ることができると言えそうです。

差がわかるとは到底思えないのですが、DLP で DDC のものと QuVIS Cinema Player と、そして従来のアナログ(フイルム)上映のもの、3種類で見てみたくなりました(<オタク(^^;;)。

投稿者 Shin : 01:45 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月05日

「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」、どうせ見るならこれ(ココ)で見なくちゃ!

Star Wars, Episode III: The Revenge of the Sith [Original Motion Picture Soundtrack] [Includes Bonus DVD]

さぁ、待ちに待ったスター・ウォーズの新作です! と言ってもすでに先月末の先先行上映を皮切りに、先週の先行上映、と日本でもご覧になった方はたくさんいらっしゃると思うんですけどね。

さて、AV(オーディオビジュアル、ね(^^;;)オタクの僕としては、どうせ見るなら高画質・高音質のところで、ということで。
せっかく劇場に安くないお金を払って出かけるんだから、同じ見るならできるだけいい状態で見たいものです。といつも思って、なるべく映画館は選ぶようにしてきたんですけど。

千葉に住んでたときは、クルマで10分足らずのところに深夜までやっているシネコンがあったので、夕飯食べてから最終回の上映に行ったりできたんで、ほとんどそこに行ってましたけど。いや、新しいから音も絵も悪くなかったですから。

でも、この映画はというと、さすが、映像にこだわるジョージ・ルーカスが作っただけのことはあって、作りっぱなしじゃあすみません。
キッチリ、上映にも口も金も出しています(笑)。

日本テキサス・インスツルメンツ株式会社は4日、7月9日より全国公開される映画「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」が、国内25館の映画館で「DLP Cinema」プロジェクタを使ったデジタル上映されることを明らかにした。
(中略)

フィルムを使わず、コンテンツのデジタルデータを直接入力・投写する「DLP Cinema」技術を使ったプロジェクタは、‘99年公開の「スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」を皮切りに、「ファインディング・ニモ」や「千と千尋の神隠し」など、これまで140本以上の作品が上映されている。

●2005.07.10 追記
続報があります。

なんたってこの映画、制作段階からフイルムを一切使わず、デジタルビデオで作られてるんですもの。
そのまんまの先鋭な画像を見てほしいと思うのは当然です。

エピソード3は、ジョージ・ルーカス監督とプロデューサーのリック・マッカラム氏が、製作段階からDLP Cinemaプロジェクタを使用し、実際にスクリーンに投写した際の色味などをチェックしたという。同社(注:では「これによって、エピソード3のハイコントラストでシャープな暗部のシーンを、豊かな色で実現できるようになった」という。

また、リック・マッカラム氏も「‘99年にエピソード1/ファントム・メナスを初めてプレミアでデジタル上映してから今日にいたるまで、DLP Cinema製品が我々を支えてきれくれました。デジタルシネマ上映によって映画の製作期間が短縮され、制作者の望み通りの映像をスクリーンに再現できる。映画製作のプロセスに欠かせないものだ」とコメントを寄せている。

アニメーションの制作はデジタルと親和性が高いので(なんたってもともとコンピュータ上で作られてるんですから)、先んじてデジタル上映されてきました。
僕も、トイ・ストーリーが一番最初に見たのだったと思いますが、あまりのクリアな画質に驚嘆したのを“鮮明に”覚えています。

「DLP Cinema」プロジェクタを使ったデジタル上映館

ってことで、発表されたデジタル映画館はこちら。
わずか25館しかない、と言えるわけですが、お近くにある方は1時間並んでもぜひどうぞ。ど真ん中の特等席で。

同技術を使ったプロジェクタは、日本を含めた世界29カ国で、350台以上設置。エピソード3が国内で、DLP上映されることが決定した。デジタル上映が行なわれる映画館は以下の通り。

  • 北海道: 札幌シネマフロンティア
  • 宮城県: 109シネマズ富谷
  • 新潟県: T・ジョイ 新潟万代
  • 東京都: 日劇3 (※東宝日劇PLEX内)
  • 東京都: T・ジョイ 大泉
  • 東京都: 109 シネマズ 木場
  • 千葉県: エクスワイジー・シネマズ蘇我
  • 千葉県: 京成ローザ10
  • 神奈川県: 109 シネマズMM 横浜
  • 栃木県: 109 シネマズ 佐野 (※8月3日オープン)
  • 群馬県: 109シネマズ高崎
  • 埼玉県: Movix さいたま
  • 愛知県: 109 シネマズ名古屋
  • 京都府: TOHOシネマズ二条
  • 大阪府: ナビオシネプレックス
  • 大阪府: 109 シネマズ箕面
  • 三重県: 109 シネマズ四日市
  • 三重県: 109 シネマズ明和
  • 広島県: 広島バルト11
  • 広島県: T・ジョイ 東広島
  • 熊本県: シネプレックス熊本
  • 鹿児島県: 鹿児島ミッテ10
  • 福岡県: T・ジョイ リバーウォーク北九州
  • 福岡県: T・ジョイ 久留米
  • 大分県: T・ジョイ パークプレイス大分

実はさらにスゴイシステムがあって・・・

というところで終わりでもいいんですが、上の話は“映像”だけのお話。
いや、こういうシステムを導入しているところは、音響システムもそれなりのものを入れていると考えて間違いないので、オススメなのですが、音響も含めてトータルパッケージでもっとすごいシステムがあるのです。

というと、この手の話題に詳しい人は、やはりルーカスが関わっている「THX Certified Cinemas(THXシネマ)のこと?と思いつくかもしれませんが、これはどちらかというと劇場の音響特性(残響、反射、暗騒音などなど)のオーソライズシステムですね。

このシステムというのが、かつてはテープレコーダーのノイズリダクション開発で名を馳せ、いまやサラウンドシステムの草分けとして名高いドルビーラボラトリーズが開発した、「Dolby Digital Cinema」というものなのです。
ドルビーデジタルと言われるサラウンドフォーマットにもいまや何種類もあって、しかも、もうひとつの雄「Digital Theater Systems」(DTS)
と激しい競争を繰り広げています。

そこで、フォーマットだけでなく、劇場での最上級のデジタル上映システムをトータルパッケージで、と開発されたのがこれ。

Dolby Laboratories International Services の日本支社は29日、7月9日より日本公開が開始される映画「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」に併せて、同社のデジタル上映システム「Dolby Digital Cinema」が国内6館の映画館に導入されたことを明らかにした。

同システムが国内の映画館に導入されたのは今回が初めて。また、同システムに対応した初めてのコンテンツも「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」が初となってる。なお、既に公開されている米国でも同様で「エピソード3の人気で、Dolby Digital Cinemaを導入する劇場は増加し続けている」(同社)という。

 「Dolby Digital Cinema」は、従来のようなフィルムを使わずに、デジタルデータで映画を上映するシステム。具体的には「Dolby Show Player DSP100」、「Dolby Show Store DSS100」、「Dolby Show Manager」から構成されるトータルソリューションを指している。

“最強”の上映館はココ!

ということで、現時点(7月1日発表)での上映館は以下の通りです。
当然と言えば当然ですけど、5館とも上記の『「DLP Cinema」プロジェクタを使ったデジタル上映館』にも入っていますね。
さらに選択肢が狭まってますが、お近くの方は、いや、「我こそはスター・ウォーズファン!」とおっしゃる方は、近くに宿を取ってでもぜひぜひ(^_^;;

Dolby Digital Cinemaを導入し、エピソード3の上映を予定しているのは以下の5館。なお、6月29日にDolbyが発表した段階では6館だったが、導入時に1館が減ったという。Dolby日本支社はこれについて「導入している映画館でも常設と仮設のところがあり、上映館の増減は今後も続く」と説明している。

【DDCでの上映を予定している映画館(7月1日時点)】

  • 東京:日劇
  • 千葉:京成ローザ
  • 群馬:109シネマズ高崎
  • 大阪:ナビオ-シネプレックス
  • 京都:東宝シネマズ二条

いろいろご案内(^^;;

ってことで(というのは強引な流れですが(^_^;;)、エピソード3をご覧になるまでに以下の作品もどうぞ(^^)

●Star Wars, Episode III: The Revenge of the Sith [Original Motion Picture Soundtrack] [Includes Bonus DVD] [SOUNDTRACK] [FROM US] [IMPORT]

こ、これはスゴイ!
なにがスゴイって“オマケ”がスゴイです。っていうか、Episode III のサントラの方がオマケじゃないの?って思うほど。

この「Includes Bonus DVD」っていうのですが、ぬぁ〜んとぉ!、いままでのスター・ウォーズの名曲の数々(16曲)をさまざまな名シーンとともに見られるというもの。

・・・らしいです。まだ見てないので。っていうか買ってないので(笑)。
これから買います!

あと、“お約束”のいままでの珠玉の5作。
まだお持ちでない方はよろしかったら以下からどうぞ(^^)


投稿者 Shin : 12:40 | コメント (1) | トラックバック

2005年06月16日

10Gバイトマイクロドライブ、東北大らが開発

東北大学電気通信研究所などの産学連携プロジェクトはこのほど、容量が10Gバイト相当の1インチHDDの試作に成功した。垂直磁気記録方式を使った超小型HDDとしては初だとしている。

また垂直磁気記録、ですね。磁気メディアとしてはこの話題で持ちきりですね。で、“光”の方の目下の話題はホログラム、っと。

これ、10月のF1日本グランプリまでに商品化してくれないかなぁ?>日立GSTさん
そういえば日立のハードディスク事業が「56億円の営業赤字」なんていうニュースも入ってきてますが。シーゲートがこの分野(1インチ)で8GBのを出すなど、競争が予想以上に激化しているとのこと。
Microdrive  も最初の(340MBのを買いました)からすれば信じられないほど安くなったもんなぁ。

あ、あと、iPod mini もこれで 10GB モデル誕生へ?

投稿者 Shin : 01:18 | コメント (0) | トラックバック

三洋電機が4月末にBlu-ray Disc Association(BDA)に加盟していた

これから、時間がないときは短いコメントで紹介していこうかな。単に引用するならリンクでいいので(っていうかそれが筋でしょ(^_^;;)、どうしてもちゃんと自分の意見を書きたくなるんだけど。あとで追記していくことにしましょう。
#まあ、これを言い過ぎるとまた問題が(謎)

ってことでまずは。

三洋電機が4月末にBlu-ray Disc Association(BDA)に加盟していたことがこのほど明らかになった。同社はHD DVDプロモーショングループ幹事会社4社のうち1社。HD DVD陣営の主要企業がBDAに加盟するのは初。
同社はBlu-ray方式にも対応した半導体などを開発しており(関連記事参照)、両陣営に対して基幹部品を供給する予定だ。

HD DVD 開発の“元締め”で、Blu-ray Disc の元締めのソニーとは対立している東芝が、PlayStation3 の開発に関連しては、ソニーへメインプロセッサ(Cell)を供給するといったこともあるわけで、この手の関係はまさに“一筋縄ではいかない”わけですね。

三洋にしても、コンシューマー向けの事業部と、部品の事業部とではまた事情がいろいろと違うでしょうし。結局、メンツのかかっているところ以外は、ある意味“是々非々”で対応ってことでしょうね。

余談ですが、次世代高音質 CD って言われるものに、CD から派生した Super Audio CD(SACD) っていうのと、 DVD の派生規格の DVD Audio っていうのがあります。
普通の DVD プレーヤーにちょこっと部品を付け加えれば割と簡単に DVD Audio 対応になるのに、SACD を推進するソニーは、自社の DVD 機器は意地でも DVD Audio 対応にしないんですよねぇ。

そういう意固地なところがあるために、iPod にも市場を奪われたんですよね? ソニーさん。

投稿者 Shin : 01:04 | コメント (0) | トラックバック

2005年04月21日

次世代DVD、ソニーと東芝が月内にも新たな統一規格開発で合意?

このニュースを今朝知ったとき「おっ〜!」と思いましたが、ソースが日経と知って「もしかして、また?」。
日経はねぇ、時折“世紀の大誤報”をやらかす新聞社なんですよ。ソニーのトップが変わってすぐ「統一への話し合いを放棄したわけではない」といったコメントもありましたし、その手の交渉が水面下では行われているだろうとは思っていました。しかし、なんか唐突すぎる気がしたのです。

ソニーと東芝は次世代DVDの規格をめぐる交渉を進めており、早ければ月内にも新たな統一規格を共同開発することで合意する可能性がある。日経新聞のオンライン版が4月21日に報じた。

でも、さきほど朝日や毎日の夕刊でも報じられていることを知り、さすがにこれは本物なのかな、と。
だったら、やはり喜ばしいことです。ただ、そんなにカンタンにまとまるとは思えないのですが。

信号処理・ソフトに差は少ない

こういう規格を考える場合、“器”としての物理的な規格と、それに入れる“中身”(ソフト)の規格とをわけて考える必要があります。

中身の方はと言えば、以前このエントリ

実は、HD DVD も Blu-ray Disc も、こと ROM に関しては物理的なフォーマット以外、すなわち信号処理等の部分ではかなり似通ったものになってきています。それは、次世代画像圧縮技術の「H.264/AVC」や Windows Media 9 の圧縮コーデックなど、最新の信号処理技術等をそれぞれ導入していったら、結局同じようなものになってしまったからです。

と書いたように、信号自体の処理方式に関してはまさに大同小異というか、最新最高のものを採り入れていったら同じようになってしまった、という事実があります。

ハリウッドの映画会社が一番強く関心を持っているのはコピープロテクション(著作権保護)なのですが、これに関しても次世代 DVD では、より強力な暗号処理を持った方式として AACS(Advanced Access Content System)という“枠組み”ができつつあります。
これにはソニーも東芝も参加しているわけで、これまた同じ技術が Blu-ray Disc、HD DVD 双方で採用されるのが間違いないところと考えられているのです。

ちなみに、この方式にはユーザーにとってきわめて由々しき問題があるのですが、それはまた別にと言うことで。お知りになりたい方は、
ITmedia ライフスタイル:HDパッケージソフトが自分のハイビジョンTVで楽しめない?——AACSの行方 (1/3)
に詳しい解説があります。

いずれにせよ、信号処理関連では歩み寄ろうとすればできるのではないかという感じです。もちろん、次に述べる“器”の違いによる信号処理の違いは別問題ですけど。

違いの大きいディスク構造

で、一番差異が大きく問題なのは“器”つまりディスクの物理的な構造。
Blu-ray Disc は保護層0.1ミリ、HD DVD のそれは0.6ミリ、というのが一番の大きな違いで、おおざっぱに言ってこのために Blu-ray Disc は“より大容量”、HD DVD は“現状のDVDと同等の製造コスト”というそれぞれの陣営が主張する一番のメリットが生じているわけです。

そしてこれは、「じゃあ、間を取って0.35ミリの保護層で行こう!」とできる類のものではありません。それぞれ意味あってこの数値にしているわけで、どっちかを選ぶしかないのです。

となると、本当に統一なんてできるのかという疑問が当然沸いてきます。
Blu-ray Disc 側の人たちも、映画コンテンツを収録するだけだったら HD DVD の容量で十分だし、その製造コストのメリットは認めるという発言をしています。

僕も先のエントリで

実際のところ、容量や画質をよりシビアに追い求めるのは“自己録再”、すなわち、テレビ番組などを自分で録画して保存しておきたい、というニーズにおいてかもしれません。 そう考えると、ことここに至っては、録画規格は Blu-ray Disc、再生規格(ROM)は HD DVD で行くという折衷案が現実的な取りうる妥協策かもしれません。妥協、なんてことは考えたくもないのですが、最終的になにがユーザーに一番メリットがあるか、ということを現実的に考えることは重要でしょう。

などと書いたこともありますが、今回一部で報じられているように、物理的な構造は HD DVD を基本として、そこに Blu-ray Disc 側の技術も付加した信号処理技術などを取り込むという現実的な折衷案もあるでしょう。

やはり容量第一。妥協はするな

しかし、20世紀フォックス・ホームエンターテイメントの研究・技術戦略担当上席副社長ダニー・ケイ氏が

確かに映画1本を収めるというだけであれば、H.264やVC-1を用いればHD品質でも30Gバイトで十分に柔軟性の高いオーサリングが行えるでしょう。BDの1層25Gバイトでも構わない。しかし映画1本を入れるのに十分だからそれでいい、とは私は思いません。
ユーザーの立場からすれば、これで十分といったものはないと思いますし、時間が経てば十分と思えるものも不足に感じてくるものですよ。DVDも、2層化が進めば十分だといわれましたが、今では複数枚のDVDを使うパッケージが多くなってきています
たとえば、マルチプルシーズンのドラマシリーズを1枚のメディアに入れたいという要望もありますし、ユーザー視点で見れば録画もある程度はしたいでしょう。長時間のドキュメントをパッケージ化したい場合もあります。30Gバイトという数字は、映画だけであれば十分に魅力的ですが、世の中の娯楽は映画だけでなく、ゲームやテレビなど非常に多様化してきています。
さらに多くの容量があれば、さらに何かができる。それに容量が大きいからといって良いことはあっても、邪魔になることはありません。前述したように、複製コストの問題は普及してしまえばそれで解決しますから、容量が大きい方がユーザーにとってはいいと思います

と述べているように、やはり、この絶好の機会を逃さず、現時点で考え得る最大の容量を確保することを第一義に考えるべきではないでしょうか。

また、この発言の中で「前述したように」とある製造(複製)コストの問題ですが、

もちろん、われわれもビジネスですから、複製コストが安いのはうれしいことですよ。それは利益に直結します。しかし光ディスクの複製コストは出荷量に応じて急激に下がるものです。初期の段階、つまりプレーヤーの普及が十分でないうちは、複製コストよりもオーサリングやマスタリングのコストの方がより大きな意味を持ちます。現時点では、複製コストを考えてみてもあまり意味はありません

とおっしゃっているのですが、僕もこれこそが正しい考え方だと思いますし、いままでのあらゆるメディアで実際にそれは証明されています。

前にも書きましたが、現時点の製造コストにのみやたらとこだわる東芝の考え方は、やはり志の低い考え方だと言わざるを得ません。

“規格統一”は本当に消費者利益にかなうのか?

今回のマスメディアの捉え方は一様に、「消費者利益に反する2方式並立をギリギリのところで避けた」とおおむね好意的な論評ですが、上記のようなことを考えると、たとえば ROM が HD DVD 方式を元にしたものになってしまった場合、将来的に見てそれが消費者利益にかなうものかどうか、疑問に思います。

ケイ氏が述べているように、どんなに容量があっても足りないと思う時期が来るのは間違いありません。
すでに現時点で『容量 200GB のホログラム光ディスク、標準化へ』で書いたような“次々世代”の技術も出てきているわけです。ひとくくりに“次世代”DVDと称される Blu-ray Disc、HD DVD も5年くらいは安泰でしょうが、10年後か、もう少しかかるかはわかりませんが、ひょっとすると意外と早い時期にこうしたものに取って代わられる可能性だってあるわけです。
だからこそ、現時点で実現できる極限の容量の技術を採用しておき、“次世代”がすぐ陳腐になるような事態は避け、“次々世代”への橋渡しをスムーズにしていく必要があるのではないでしょうか?

じっくり話し合っても遅くはない

であれば逆に、なんでそんなに急ぐのか、という別の疑問も沸いてきます。

東芝は、今年中に最初の HD DVD プレーヤー(レコーダー)を出すと常々言っていますが、いまの DVD にユーザーはそれほど不満を持っているわけではありません。実際、バンバン売れているわけですし。
いやそれでもハイビジョンのディスクメディアがすぐにでもほしい人はいるでしょう。でも、それはほんの一握りの人たちなのです。どんな時代、技術に関しても、アーリーアダプターと言ってすぐ飛びつく人はいるわけです。

それこそ、各陣営間のシェア争いや初期のユーザー確保のために、見切り発車のように製品を出されたら、それこそ消費者不在のやり方と言わざるを得ないでしょう。

別に今月中でなくてもいいではありませんか?
先に述べたコピープロテクションの問題でも、思ったようなスケジュールで規格の骨子すら固まらない状態です。そのことについてのユーザー不在の別の問題(先にリンクに挙げたような)も含めて、両陣営はもっとじっくり検討し直したらいいのではと思わずにはいられません。

映画のようなコンテンツを考えた場合、規格は統一されていた方がいいに決まっています。そんなの誰が考えても明らかです。CDを買う際に、「これはうちのにかかるのかな?」なんて考えなくてもいいわけですよね。かかるのが明らかだから安心して買えるわけです。もしそんなことを考えなくてはいけない状態だったら、めんどくさくってこれほどまでには普及しなかったでしょう。
実際、DVD の記録メディアではいくつもの方式が乱立してしまい、一般ユーザーはワケがわからない状態になってしまっています。

であればなおのこと、功を焦らず、自己(自社)の技術のみにこだわりすぎず、本当に消費者利益にかなうものを世界中の技術者、マーケッター、経営者が知恵を寄せ合って考えてほしいと思います。自分たちだって、家に帰れば、ふつうの消費者・ユーザーなわけですから。

投稿者 Shin : 21:58 | コメント (3) | トラックバック

2005年04月20日

メチャクチャかっちょえぇ〜、ハイビジョン・プロジェクター

これ、フルハイビジョン(1920×1080)対応のフロント投写型プロジェクターなんですが、メチャクチャかっこいいです。これはたぶんCG(実写ではない)みたいな感じですが、モノとしての質感にあふれまくってるデザインですね。なにか気合いの入ったデザインのように思えます。

赤い部分がまるでフェラーリレッドそのものっていう感じですよね。
プロジェクターの機能を考えると“真っ黒”でしかも光らない材質のものの方がいいんですが、こういうのもいいかなぁと思わされます。ほしい!・・・と言っても450万円だそうで(^^;; ちょっとした高級車並みですね。

SUVi(スウブィ)っていう聞き慣れない日本の会社の製品ですが、もっとこういうデザインコンシャスな製品が日本のメーカーからも出てきてほしいものだと思います。特に、Audio Visual の世界では、最近は海外のメーカーが元気でやられまくってますからね。

家電では REALFLEET とか、atehaca みたいなのが出てきたりしているので、期待はできそうですけど。

株式会社スウブィは、フルHD対応のD-ILAプロジェクタ「DLA7000」を5月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は450万円前後の見込み。受注生産で、年間100台の販売を予定している。
 プロジェクションヘッド部とビデオプロセッサ部の2ユニット構成としたフロントプロジェクタ。ビクターのD-ILAプロジェクタ「DLA-HD2K」をベースに改良を加えており、プロジェクションヘッドの光学系はDLA-HD2Kの設計を生かしつつ、DLA-HD2Kの欠点となっていた、光漏れやファンノイズなどを低減しているという。

ちなみにこの記事のタイトル中の D-LIA は D-ILA の間違いです(笑)。

050419_dla-hd2k.jpg

で、元になっているビクターの『D-ILAホームシアタープロジェクションシステム「DLA-HD2K」』というのはこんな感じ。

まあ、そんなに悪くもないですが、業務用プロジェクターみたいな無骨なデザインですよね。
ちなみにお値段は実売で280万円ほど(^^)

QUALIA 004 の映像に驚嘆!』というエントリで、その画像の素晴らしさに感嘆した QUALIA 004 に使われているソニーの画像デバイス「SXRD(Silicon X-tal Reflective Display)」もそうなんですが、このビクター(とSUVi)のプロジェクターに使われている「D-ILA(Direct-Drive Image Light Amplifier)」というパネルは、通常の液晶プロジェクターに使われる液晶が透過型なのに対して、「反射型」と言われる液晶素子デバイスなんです。

これらはひとくくりに LCOS(Liquid Crystal on Silicon)と呼ばれている方式なんですが、透過型にくらべて開口率が高くできるため、緻密な画像が得られるのが大きな特長なんです。

D-ILAはシリコン上に液晶パネルを形成した反射型液晶素子「LCOS」(Liquid Crystal on Silicon)の一種で、一般的な透過型液晶(LCD)方式に比べて光の損失量が少なく、高開口率/高解像度/高コントラスト/長寿命/高速応答と、グリッド(格子縞)の目立たない滑らかな映像表現を可能にする。また、液晶ならではの自然な階調表現も特徴だ。

ソニー、フルHD「SXRD」を使用したリアプロジェクションテレビ発売!』でも取り上げたリアプロジェクターの画質も出色の出来でしたもんね。
そういえばビクターも、このソニーのリアプロに対抗するような D-ILA リアプロを発表しており(5月中旬より発売予定)、いま大画面テレビとして主流のプラズマタイプ、液晶タイプ(普通の透過型の)に並ぶ対抗軸として脚光を浴びそうです。

いや、実は僕はもうひとつ、まったく別の方式がイチオシなんですけどね。
っていうお話は近いうちに別に書きたいと思います。ちょうどそのメーカーから発表があったばかりなので。

なんか最初のプロジェクターの話からはずいぶん飛んでしまいましたが(^_^;;

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2005年04月08日

ジャーナリストの野中ともよ氏、三洋電機の会長兼CEOに

へぇ、粋な人事をするものだなぁ。粋って言うか、ちょっとビックリですが。

三洋電機は8日、社外取締役の野中ともよ氏(50)が会長兼CEO(最高経営責任者)に就き、井植敏雅副社長(42)が社長兼COO(最高執行責任者)に昇格する人事を発表した。

野中ともよさんといえば、昔 NHK でず〜っとキャスターをなさっていたのでその印象が強いのですが、プロフィールを拝見したら、すでに2002年からアサヒビールや、この三洋電機の取締役をなさっていたんですね。
あと、政府の審議会委員みたいなものの経歴がすごいんですねぇ。それと、例の・・・

ニッポン放送の取締役。
それをこの3月で辞任した、というニュースで久しぶりに彼女の名前を聞いて懐かしく思っていたんですが。

そのときの辞任理由としては「一身上の都合」ということで、それ以上のコメントはされていないようです。

まあ、アサヒや三洋、そしてニッポン放送での取締役としての実績みたいなのがなにも伝わってきていないので、なんとも判断しかねるところはあるのですが・・・。
2005年3月期の連結最終損益が1210億円の赤字になったという同社の立て直しにどんな手腕を発揮するか、今度は単なる一取締役ではないわけで重責ですが、期待しましょう。

でも、社長には創業者の孫の井植敏雅氏が就任するということで、世襲批判を避けるためとか、単なるイメージアップの“飾り物”とかでないといいんですけどね。
退任する社長と同じく経営不振の責任のあるはずの井植敏会長(73)が、いまのままの代表取締役兼取締役会議長に残るというのもね、なんだかちょっと解せないといえば解せないんですが。

●2005.04.27 追記
週刊!木村剛 powered by ココログ: [ゴーログ] 経営者は結果で評価する:That’s none of your business!』にちょっと取り上げられました。
またアクセス急増の予感(^^;;

投稿者 Shin : 15:33 | コメント (0) | トラックバック

2005年02月09日

ソニー、フルHD「SXRD」を使用したリアプロジェクションテレビ発売!

A&Vフェスタ2004 に行ってきました「ソニー『KDS70XBR100』」』で取り上げたソニーの超高画質リアプロジェクターが、ついに日本国内でも発売されました! 

しかも QUALIA ブランドで。画質に関してはそのエントリで絶賛したとおりですが、まあ、この画質なら QUALIA として売りたいのも無理からぬところでしょう。

QUALIA だと限られた QUALIA 東京など限られたストアでしか見られない、買えない、というところがネックでしたが、このモデルと液晶テレビの QUALIA 005 は全国の大きめの家電量販店中心に見ることができるようですし。

『KDS70XBR100』とは型番が違っていますが、外観はほぼそっくりですし、同じモデルと思って差し支えないでしょう。
より画質にシビアな日本人向けにチューニングしてあるかもしれませんけど。

ソニーは、フルHD(1,920×1,080ドット)の反射型液晶パネル「SXRD」を使用したリアプロジェクションテレビ「QUALIA 006(KDS-70Q006)」を、3月15日より発売する。価格は168万円。

168万円という価格はおいそれと手が出るものではありませんが、画質ではプラズマの比ではなくこちらの方がいいですし、結構売れるのではないでしょうか。

同社が開発した単結晶シリコンを駆動素子とする反射型液晶ディスプレイデバイス「SXRD(Silicon X-tal Reflective Display)」を採用したリアプロジェクションテレビ。コントラスト比3,000:1以上、応答速度5m秒以下を実現している。2003年8月に日本で発売された、フロントプロジェクタ「QUALIA 004」(240万円)にも採用されているが、民生用テレビでの採用は「QUALIA 006」が初めて。フルHD対応のプロジェクションテレビもQUALIA 006が初となるほか、70V型は国内民生用テレビとして最大という。

リアプロジェクション・ディスプレイというと、かつて各社から競って発売されたことがあったんですが、その頃は CRT(ブラウン管)を R・G・B 3本並べて投射するものだったんですよね。
画面中央と画面の4隅とでかなり輝度の差があったりして、いまひとつ画質がよくなかったせいか、すぐすたれてしまいました。

そのときのことをご存じの方は、「え〜、リアプロジェクター?」って不安に思われるかもしれませんが、まあ、百聞は一見にしかず、ぜひご覧になってください。そういう人こそ驚かれること請け合い。

このモデルの一番のネックは 126.5kg というディスプレイ部の重さかもしれませんね。
前述したかつてのリアプロはスクリーンが樹脂パネルだったんですが、この QUALIA 006 は画質最優先でガラスパネルを使ったため、こんな重さになったということです。
搬入も大変そうだし、設置場所も考えないといけないですね。へたなラックなんかだとぶっこわれそうです(笑)。専用スタンドが必須でしょうか。それだけで21万円しますが(^_^;;

とても買えそうにない僕としては、少なくとも50インチ前後でより安価な商品が出てくることを希望するしかないですね。
今年の夏にはビクターも D-ILA という業務用としては定評のある方式のリアプロを日本市場にも投入するようですし、来年になるとキヤノン・東芝共同開発の SED方式平面型ディスプレイのテレビが出てくる予定ですが、これとの画質競争もとても興味深いです。

実は僕がいま一番興味があり、期待しているのがこの SED なんですが、ホンモノを見たことがないこともあり、またいずれ別に述べたいと思います。

投稿者 Shin : 23:34 | コメント (0) | トラックバック

東芝 DVD+HDD レコーダ「RD シリーズ」が完全刷新!

050209_RD-Z1.jpg

うぉ〜、かっちょええです。今度の RD シリーズ。ほすぃ〜(^_^;;

東芝の RD シリーズ(かなり古いですが RD-X2)を愛用している僕としては、ヨダレが出そうです(失礼)。
RD シリーズの編集機能にはベタ惚れ、っていうのは、HD DVD の話題に触れるたびに書いてましたが、デザインがいいかっていうと「ちょっとね・・・」っていう感じでした。

でも、写真で見る限りではありますが、今度のはいい! 高級コンポみたいな“出で立ち”です。
まあ、質感はホント、実機を触ってみないとわからないんですけどね。プラスチッキーなおもちゃみたいな家電製品って多いから。

で、今度のは編集機能・デザインだけじゃなく、地上デジタル放送対応を始め、これからを見据えた使えるスペック満載!
現在の最高機種 RD-X5 の実売価格がこのところ極端に下がっているなぁ、とは思ってたんですよね。これのせいだったんだ!

当社は、HDD&DVDビデオレコーダーの新製品として、地上・BS・110度CSデジタルハイビジョンチューナーを搭載し、HDDにハイビジョン映像の録画が可能なフラッグシップモデル「RD−Z1」を商品化し、3月中旬から発売します。
新製品は、地上・BS・110度CSデジタルハイビジョンチューナーを内蔵し、高画質での録画・再生機能を搭載したフラッグシップモデルです。ハイビジョン映像をそのままの画質でHDDに録画(TSモード録画*1)することができます。

TSモードっていうのは「デジタル放送で送られてきた信号をそのままHDDに記録(ストリーム記録)」っていうもので、D-VHS のデジタル記録と一緒ですね。
で、D-VHS への「ムーブ」(コピーじゃなく)もできるわけです。D-VHS も愛用している僕としてはこれもポイント高し!

ビデオ DAC まわりなど画像回路の改良や HDMI 端子、高剛性シャシー、大型インシュレーターの採用など、今度こそ、高画質化にもぬかりはないようです。また、オーディオ回路も評判の高かった SD-9500 をベースに設計したそうです。
まさに“フラッグシップ”の名に恥じぬ内容になっているようです。

ということで「地上・BS・110度CSデジタルハイビジョンチューナーを内蔵」したために、2011年7月の地上アナログ放送終了後も使えそうなスペックですが、こうなると HD DVD もしくは Blu-ray Disc との棲み分けやいかに、って感じでもありますね。
まあ、この進歩の早いご時世に、6年後にこの機械が使えるかどうか考えても意味ないですね。

とにかく、これは AV マニア垂涎のマシンが登場した、と言えそうです。

投稿者 Shin : 22:36 | コメント (4) | トラックバック

2005年02月01日

iPod を各社カーステレオとつなぐ「ice>Link Plus(Dension)」はかなりいいかも

iPod はもはやカーオーディオでもデファクトスタンダード」っていうエントリを書いて以来、自分で自分をインスパイアしちゃい、「iPod ほしい!」病にかかっている僕ですが(笑)、iPod と既存のカーオーディオをつなぐなかなか素晴らしい製品を見つけました。

iPod情報局」で紹介されていたのですが、Dension Audio Systems というハンガリー(ブダペスト)の会社の、「ice>Link Plus」という製品です。
#初出でアメリカの会社って書きましたが、ハンガリーでした。外国の会社だとすぐアメリカだと思いこむのって・・・(^^;;

「ice>Link Plus」は、カーオーディオのCDチェンジャーポートとiPodを直結させることにより、iPodの高音質な音楽を既存のカーオーディオで再生させるというもの。iPodをカーオーディオから操作し、かつiPodを充電しながら音楽を楽しめるのだ。前モデルで車種が適合せず、このPlusの国内販売を心待ちにしているという方も多いのでは? ちなみに価格は車種により異なり、例えばHonda/Acuraの1998〜2004年モデルで229ドル(約2万3700円)となっている。

接続の様子がどんな感じかは、ドイツの販社(らしい)サイトで見つけてきた上の図を拡大してご覧いただければと思いますが、ほんとにさまざまな会社のカーステレオと接続でき、なかなか便利に使えそうです。
#なぜパイオニアがない?

もちろん、これから新たに iPod 対応ヘッドユニットを買う方や、対応しているとメーカーが謳う製品を持っている人はその会社の純正のアダプターを買うのが一番いいかもしれません。
しかし、ある意味 iPod はずっと使い続けるものと考えた場合、車を買い換えたり、カーオーディオを入れ替えたりすることを考えると、こういう“汎用”に使えるものを選ぶのも手かなぁとも思ったりします。

この製品、接続すると iPod からでもヘッドユニットからでも操作ができるんですね。どっちにもちゃんと表示が出るし。
そういうインターフェースを開発するのって結構大変だったんだろうなぁ、と思いますが。
ID3 対応ということで、日本語もちゃんと出るのかな?(もちろんヘッドユニット側はその日本語対応の状況に依存するわけですが) アメリカ製ということでその辺は一抹の不安が・・・。

まあそんなわけで、年初の CES 以来、この手のすごい話に事欠かず、本当に iPod とそれを取り巻く環境の進化が楽しみになっています。

余談ですが、この iPod情報局でこの製品を紹介した読者の「DEANとDELUCA」さんというペンネームには笑ってしまいました。
というのも実は最初、これを書いた筆者の人があの「DEAN & DELUCA」を知らないのかと勘違いしてしまったんです。失礼しました〜。

投稿者 Shin : 18:09 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月26日

iTunes Music Store からのダウンロード購入件数が2億5,000万曲に

iPod はもはやカーオーディオでもデファクトスタンダード』のエントリで、カーオーディオ業界をも席巻しようとしている、アップルiPod のことに触れましたが、昨日アップルから

「iTunes(R) Music Store(アイチューンズミュージックストア)」からのダウンロード購入件数が2億5,000万曲を超えたことを発表しました。iTunesからは現在、毎日125万曲がダウンロードされており、年間でほぼ5億曲のペースに相当します。iTunes Music Storeは現在、世界15カ国で提供されており、これらを合わせると世界の音楽市場におけるiTunes Music Storeのシェアは70%以上にのぼります。

という発表がありました。僕はそのエントリで

Apple ファンとして次にぜひ期待したいのは、この勢いを駆って音楽ダウンロードサービスの iTunes - Music Store が完全にデファクトスタンダードになることですね。こちらもサイトには「ナンバー1」という文字が躍っていますが、まだまだ“圧倒的”とは言えないようですから。

なんて書きましたが、すでに70%なら、デファクトスタンダードとまでは言えないものの、かなり“圧倒的”に近い勢いと言ってもよいでしょう。

加速度はまさに“飛ぶ鳥を落とす勢い”

しかも、そのスピードは加速度を増しており、昨年(2004年)12月の2億曲到達時点では

最初の5000万曲を販売するまでに11カ月かかったが、その後1億曲には4カ月で、また1億5000万曲には3カ月で到達し、さらに今回の2億曲突破にはわずか2カ月しかかからなかった。

という勢いだというのですから、今回さらに5千万曲増えるのにわずか1ヶ月ということで、まさに“飛ぶ鳥を落とす”といったところでしょうか。
アップルのCEO(最高経営責任者)、スティーブ・ジョブズは今回の発表に当たり、

iTunes Music Storeを開始後は、最初の6ヶ月で100万曲のダウンロード販売を目指していました。それが現在では、毎日100万曲以上を売り上げており、累計販売曲数は2億5,000万曲以上にのぼっています。iTunesはデジタルミュージック時代の牽引役として、iPod(アイポッド)とともに、音楽の聞き方そのものを変えました。

というコメントを発表しています。

iPod だけというわけではありませんが、これらの PC 経由コピー型ポータブルオーディオ機器が、まさに「音楽の聞き方そのものを変え」たというのは間違いないところです。
レコード業界最悪の商品である CCCD (コピーコントロールCD) を率先してリリースし続けてきた avex が、CCCD採用を弾力化する発表を行ったのも、そのリリースにあるような「CCCDを発売するに至った当初目的に対し、一定の成果をあげることができた」からなどではまったくなく、ひとえにこうした音楽の聴き方を支持してきたユーザーに負けたからにほかなりません。

ソニーの戦略ミスとAppleの地道な戦略

“かつて”ポータブルオーディオ機器のトップメーカーだったソニーも Sony Connect: なんていうダウンロードサービスを始めたり、Micorsoft も参入を計画(まあ、この会社は人が苦労して開拓したものの上前をはねるのが得意ですからねぇ)したりしていますが、さすがに遅きに失した感は否めません。
ソニーコネクトなど、Windows でしか使えないんですからなにをかいわんやです。きっと iPod の勢いを見くびって、あれは Mac ユーザー・コミュニティだけで受けるんだろうから、と高をくくっていたのでしょう。そりゃあ、現在売れているパーソナルコンピュータのシェアでは、Macintosh は見る影もありませんが、実際に使用している割合やそのユーザーのいわゆるコンピュータ・リテラシーはきわめて高く、アクティブなのです。それがわからなかったのでしょうね。
余談ですが、家庭用のビデオでベータとVHSの競争がほぼVHSの勝ちで終わるとわかったときでも、実際にその稼働率、アクティブに使っているユーザーの比率ではベータの方が上、なんていうことが言われたものです。そのソニーがこういう市場の認識ミスを犯したのはなんとも残念ではありますが、Apple ファンからすればラッキーというところでしょうか。
それに Apple の iTunes Music Store は、ユーザーのニーズに誠実に応えるべく、早くから Windows 対応を果たしていたのです。こうして着実にファン層を広げていった結果が、今回の発表に結実したわけですね。

iTunes Music Store日本進出はいつ?

オーディオメーカーとレコード会社の結びつきが強く、特殊な市場であるため、iTunes Music Store の日本進出はなかなか実現していません。しかし、ここまで iTunes Music Store が世界的に市民権を得ている現在、それに自社の音楽ソースを供給することこそがユーザーニーズにかなうことなのではないでしょうか。ひょっとすると海外のユーザーが好奇心から日本の音楽を視聴してみる、なんていうことが起きるかも知れませんし。いますでにアニメ系を先鞭として、そうした関心が高まっているとも聞きます。
いずれにしろこれに後れを取ると、オーディオ業界のソニーやレコード業界の avex の轍を踏むことになると言わざるを得ないでしょう。
そろそろ日本進出が実現するとの噂も高まってはいますが、ぜひそれが実現するのを願わずにはいられません。

パーソナル・ミュージック・ストレージとしてのiPod

ところで、『 iPod はもはやカーオーディオでもデファクトスタンダード』のエントリを書いたことで、僕の中で「あ、そうか、iPod というのはずっと持ち続けられるパーソナル・ミュージック・ストレージなんだ」ということに今さらながら気づいています。自分の考えが自分で整理できた、という感じですね。

そのエントリの繰り返しになりますが、カーオーディオという“閉ざされた世界”でしか使えない製品に音楽を貯め込んでおくのではなく、いつも手元に置いておけるストレージに音楽を入れておくことで、音楽との接し方がとても自由になれるわけです。
そして、iPod 接続という機能がデファクトスタンダードとして自動車会社を含めた多数のメーカーのカーオーディオに装備された暁には、カーオーディオを買い換えても、クルマを買い換えても、あるいは友人のクルマに乗っても、レンタカーを借りても、いつでもどのクルマの中でも自分の好きな音楽が聴ける、という夢のような世界が実現するということです。
それは単に、町中や電車の中だけで聴くためのものから脱皮し、ポータブルオーディオが飛躍的に進歩を遂げることになった、ということも意味します。

こうした“ライフスタイル”を変えるほどの製品は、そうそう出てくるものではありません。
Apple はそれをかなりの確率で実現させている、希有な会社であることは間違いないでしょう。

投稿者 Shin : 16:53 | コメント (2) | トラックバック

2005年01月19日

iPod はもはやカーオーディオでもデファクトスタンダード

アップルiPod の勢いが止まりません。iPod ラインナップの最新機種 iPod shuffle の発表の際に

iPodは初代モデルのリリース以来1,000万台以上が販売され、販売台数世界1位のデジタルミュージックプレーヤーです

といったデータが出ていましたが、この止まらぬ売れ行きがカーオーディオ業界にも飛び火し始めています。
iPod の登場からまもなく、FM 送信などでカーステレオにつなぐアダプターは出ていましたが、カーオーディオメーカー各社が iPod を自社のカーオーディオに直接つなぐアダプターを発表・発売し始めたのです。

端緒となったBMW・iPodアダプター

この手のアダプターの端緒となったのは、BMW と Apple が共同開発したものだと記憶しています。

アップルとBMWは、携帯音楽プレーヤー『iPod』(アイポッド)と車載オーディオシステムを接続する『BMW・iPodアダプター』を共同開発、21日に発表した。『3シリーズ』や『MINI』(ミニ)にiPodを接続できる。

これはいま思えばまさに画期的な発表でした。
そして、市販カーオーディオとしてはクラリオンが昨年12月に

クラリオン株式会社(社長:泉 龍彦)は、業界初となる、アップルコンピュータ(以下アップル)のiPodを接続するだけで、iPodの液晶画面や操作キーなどをモニターに表示し、タッチパネル上で操作できる車載端末を、アップルとのコラボレーションにより、開発しました。商品化の第1弾として、「iPod対応DVD/ワイド7インチAVセンターユニット」を、2005年1月に北米で発売します。

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と発表したのを皮切りに、各社からの発表が相次ぐことになります。このクラリオンの製品は、液晶画面上に iPod の特徴的なスクロールホイールや表示画面がそのまま表示されるもので、まさにシームレスな操作性を実現しています。

先頃まで行われていたアメリカ・ラスベガスでの世界最大の民生用エレクトロニクス商品の展示会 2005 International CES(Comsumer Electronics Show)で、アルパインは日本国内での発売(2月上旬から3月下旬)をいち早く発表し、つづいてケンウッドやパイオニアも対応機種を発表しました。

パイオニアは即座に国内発売も発表し、アルパインに続くことになります。

「カロッツェリア」ブランドのカーオーディオ新モデル12機種を2月上旬より順次発売する。iPodとの連携機能「iPodリンク」を可能にするアダプタ「CD-IB10」が含まれるほか、パワーアンプと、DEH-030/010を除くメインユニット7モデルはiPodアダプタの接続に対応している。

業界最大手と目される同社の対応発表で、カーオーディオ接続用ポータブルオーディオ機器のデファクトスタンダード(事実上の業界標準)として iPod は不動の地位を占めた、と考えて良さそうです。またこのパイオニアの製品は、

昨今ニーズがますます高まる「WMA」などの圧縮フォーマットに対応したモデルの拡充とともに、高圧縮時でも音質が良いことで注目を集める「iTunes(R) AACフォーマット」にも新たに対応しています。

となっており、まさに iPod + iTunes 完全対応と言える機械になっているのも大きな特長です。

また AUDIO VOX という比較的廉価なカーオーディオ機器を発売する会社は、純正カーステレオに iPod をつなげるアダプターも開発しました。これも市場を大きく広げることになりそうです。

メルセデスや日産、フェラーリなども参入!

自動車メーカーの取り組みでは、最初に触れた BMW につづいて今年の Macworld 2005 では、

Mercedes-Benz USA、Volvo、Nissan、Alfa Romeo、FerrariがiPodを組み込むキットやオプションの提供を開始するそうだ。展示会場では、Mercedes-Benz USAが「iPod Integration Kit for Mercedes-Benz」(299ドル)を組み込んだ「SLK350」と「CLS500」を展示していた。iPodは肘掛け部分に収め、操作はハンドルに配置されたボタンで行う。iPodを操作するための情報はスピードメーターとタコメーターの間に表示される。

とのことで、カーメーカーの雄 ダイムラー・クライスラーが対応をしたということは自動車メーカーの間でもデファクトスタンダードと認められたと言っていいでしょう。
メーターの中に情報が表示されるというこの方式は、まさに純正オーディオとして認められたと言っても過言ではありません。

なんとソニーまでもが!

さらに驚くことには、ウォークマンを開発し、ポータブルオーディオの世界では MD プレーヤーまで市場を席巻してきたソニーまでもが、iPod 対応機器をこの CES で展示しました。開発自体はサードパーティだということですが

ソニーが試作展示していたのは『コネクト2』と呼ばれる、サードパーティが開発したもので、iPod対応機に加えて、自社のHDDウォークマンへの対応を果たした、二つのユニットを揃えた。

このユニットでコントロールできるのは、それぞれの機器をソニーBUSでコントロールさせたのに加えて、再生する曲の絞り込み、タイトルなどテキスト表示に対応(この時点ではオーディオの方がが未対応だった)。充電については発売までに対応する予定で準備を進めているという。

ということです。自社でポータブルオーディオプレーヤーを出しているソニーまでもが、iPod に対応せざるを得なかったところが、まさに iPod の勢いを証明するものと言えそうです。ソニーと言えば、

20日、2004年度連結業績見通しを下方修正すると発表した。売上高は当初予測比で2,000億円減の7兆1,500億円で、営業利益は500億円減の1,100億円。

という発表がありましたが、この要因のひとつがまさに

携帯型オーディオの売上や利益も、競争環境の変化により見通しを下回ったという。 地域別には、日本において、DVDレコーダ、携帯型オーディオ、PC(VAIO)などが前回見通しを下回ったほか、欧州市場では、携帯オーディオやビデオカメラも見通しを下回っている。

ということで、自社開発の携帯メディア「MemoryStick」に固執するあまり HDD 搭載ポータブルプレーヤーへの参入が出遅れた戦略のミスにあると言えます。

このほか、CES や Macworld で発表された“Made for iPod”機器は枚挙にいとまがなく、ますます勢いが増すのは間違いなさそうです。

HDD内蔵ヘッドユニットとその問題点

カーオーディオでは一昨年あたりから各社が、カーオーディオのヘッドユニットに HDD を内蔵し CD からコピーして聴くというタイプのものを発表していましたが、実は僕はこの使い方に今ひとつ納得がいかないでいました。その頃すでに iPod はじめ、HDD 内蔵型ポータブルプレーヤが市場にあったからです。
ヘッドユニット型ではコピーに時間がかかるし(iPod + iTunes では PC 環境にもよりますが、数十倍速でコピーできます)、なんといっても“クルマの中でしか”使うことができません。もしポータブルプレーヤを持っていても、もう一度コピーする必要があるわけでなんともバカバカしいことです。だったら、ポータブルプレーヤーにコピーしそれをカーオーディオにつなげて使うという方が合理的でしょう。
そう考えてくると、iPod に対応させておけばわざわざ自社のヘッドユニットに HDD を内蔵しなくてもいい、と考えるメーカーも出てくるかもしれません。

最近では純正カーステレオにも HDD 内蔵のものがあるのですが、これは考えすぎかもしれませんが、常々、著作権法上問題になるのではと思うことがあるのです。
それはそうした HDD に貯め込んだ曲は、クルマを売る際にどうなるのかな、ってことなのですが。法律上はたぶんすべて消し去って売らないといけないだろうと思うのですが、そんなことわざわざする人がいるとは思えないし、またディーラーや中古車店がするとも思えません。
最近のレコード会社の著作権関連の“やりすぎ”な政策には辟易しますが、かといって著作権をいい加減にしていいとも思いません。
そういう観点からも、いつも手元に持っていられて自分で管理できる iPod のようなプレーヤーの方が“正しい”のではないかと思っています。メーカーにとっても上に書いたように HDD を内蔵するコストからも解放されますしね。まあ、ナビゲーションとして積む動きは加速するとは思いますが。

Appleを救ったiPod

また、これは Apple ファンならではの考え方だと思うのですが、ここまで iPod が市民権を得たことに別の意味でホッとしています。
と言うのも、本業である Macintosh の不振からたびたび身売り説や出るわけですけど、iPod はまさしく Apple という会社自体を救い、Macintosh の復活に力を与えているわけですから。事実、Mac mini なんていうとても魅力的な商品を出すこともできましたし。
Apple ファンとして次にぜひ期待したいのは、この勢いを駆って音楽ダウンロードサービスの iTunes - Music Store が完全にデファクトスタンダードになることですね。こちらもサイトには「ナンバー1」という文字が躍っていますが、まだまだ“圧倒的”とは言えないようですから。
それはそうと日本ではまだサービス開始しないんですかねぇ?? 3月に開始するというウワサもあるようですが。

なにかまあ、相変わらずひとつの話題でこんなに長々と話をふくらませてしまいましたが、たったひとつの画期的な製品がここまで多方面に影響を及ぼすというのも、そうそうはないことかもしれないなぁ、と思っています。

さて、ソニーはどうするのかな?、とかふと思ったりして(^_^;;

投稿者 Shin : 10:29 | コメント (3) | トラックバック

2004年12月16日

『垂直磁気記録方式』がやっと日の目を見ることに!

「へぇ、まだ出てなかったんだ・・・」っていうのが第一印象ですね。

東芝は2004年12月14日,世界で初めて「垂直磁気記録方式」を採用した1.8型ハードディスクを発表した。40Gバイト容量の「MK4007GAL」を2005年第2四半期に,80Gバイトの容量の「MK8007GAH」を同年第4四半期に量産開始する。

同記事によると

1975年に東北大学の岩崎俊一名誉教授(現東北工業大学学長)が垂直磁気記録方式を提案して以来,日立製作所や東芝などのハードディスク・メーカーが開発を続けてきたが,およそ30年を経てついに製品化を果たした。
ということで、なんと実用化に30年もかかったというのですからオドロキ。

僕がMO(光磁気)ビデオディスクレコーダー用ディスク開発に携わっていたのがかれこれ10年近く前ですが、その頃から「次世代の磁気記録方式」としてよく知られていました。

「垂直磁気記録方式」とはおおざっぱに言うと、従来の「面内磁気記録方式」が記録面に水平に磁石を配置しているのに対し、その名の通り垂直に磁石を配置し、記録密度を大幅にアップさせる技術です。
水平に配置すると、同極(NとN、SとS)同士を隣り合わせて配置しなければならないため磁化を弱める方向に働き、ある程度の密度以上にできないのです。これに対し、垂直磁気記録の場合異極同士を隣り合わせて配置するため、磁化を強め合う方向になり、記録密度の大幅な増加が望めるわけです。

●次の記事にわかりやすい図があります。
ITmediaニュース:東芝、1.8インチ80GバイトのHDD 垂直磁気方式を世界初商品化

とは言うものの、原理的に優れているからといって実際の製品への応用が難しい技術というのは少なくなく、これもそのひとつだったのでしょう。30年もかかったのですから。
#「低密度で書き込んだ信号出力の減少、浮遊磁界に対する耐力不足という課題」があったと日立のレポートにありましたが、僕もよくわかりませんのでコメントは控えます(^^;;

いずれにしても開発陣、特に岩崎さんは感慨深いでしょうね。技術屋としてモノにならなかった僕は、地道に開発を続けた方々に心からの敬意を表したいと思います。

現時点では

垂直磁気記録方式を採用することで,記録密度をこれまでの100Gビット/平方インチ前後から133Gビット/平方インチと約30%向上させた。
ということで、大幅なアップというにはちょっと、という感じですが(それでも30%増はすごい)、いずれ200Gビット/平方インチを超えるものができると予想されているようですから、期待したいと思います。

この東芝の1.8インチHDDというのは、大ヒット中の Apple の iPod にも採用されている(現在60GBが最高)ものですが、こうした応用製品もさらなる大容量化が期待できるといえそうです。
東芝では、0.85インチで6〜8GBという、切手大の超小型大容量HDDなんかも開発されているそうですよ!

参考記事:
東芝:プレスリリース (2004.12.14)
ITmediaニュース:東芝、1.8インチ80GバイトのHDD 垂直磁気方式を世界初商品化
HITACHI : News Release : 4/5

投稿者 Shin : 00:42 | コメント (1) | トラックバック

2004年12月09日

Disney が Blu-ray Disc の支持を発表! これでハリウッドはまっぷたつ?!

先日『Sky's The Limit : なんと驚天動地! 「HD DVD」ハリウッド4社の支持を獲得!』というエントリで、シェア争いで劣勢と見られていた東芝などの HD DVD が、ハリウッド4社の支持を取り付けた、というニュースについてコメントしました。

ところが、そのときも「その支持が今後の行方を左右する」と書いた、ハリウッドの大手映画会社のひとつウォルト・ディズニーが8日、Blu-ray Disc の支持を表明しました。

Blu-ray Disc 支持者としては「やった!」と小躍りしたい気分ですが、一方、これでハリウッドは完全にまっぷたつにわかれてしまった、と手放しで喜べない感もあるのです。

発表によると

米The Walt Disney Companyと、ホームビデオ部門のBuena Vista Home Entertainment(BVHE)は8日(現地時間)、ブルーレイディスクをサポートすることを表明した。また、今回のブルーレイ支持によりBlu-ray Disc Association(BDA)のボードメンバーにDisneyが加わる。
とのことです。

ディズニーが今回、Blu-ray Disc に軍配を上げたのは、ひとえに容量の大きさを評価してのことだそうです。
映画本編だけでなく、さまざまな特典映像や関連コンテンツ(ゲームなども考えている模様)を入れることを考えると、容量は大きいに越したことはない、とある意味現実的な判断をしたのでしょう。
先日の、Warner などの HD DVD 支持の際にも、製造コストという「現実的な判断」からだというようなことを書きました。
結局は画質だなんだといってもコンテンツ(映画の中身)で売れるかどうかは決まるんだ、とも述べました。
結局、一方はその考え方をよりコンテンツ重視に向け、一方はコンテンツを少しでもローコストで提供するという判断をしたわけです。
Blu-ray Disc にとってこの判断基準は将来に向けて少し有利な点だという気がします。
ディズニーが考えたように、誰しも容量は多いに越したことはないと思っているわけです。もし、そのより大容量のメディアが現在はともかく近い将来 HD DVD 並のコストで生産できるとしたら、HD DVD から Blu-ray Disc への鞍替えは十分考えられるのではないでしょうか?
もちろん HD DVD 側もたゆまぬ技術開発によって、よりローコストな生産技術を追究していくでしょうが、それがゼロになることはありえません。そのコスト差が、企業努力等で十分吸収できるものになることはそれほど遠い未来のことではないと考えられます。

ディズニーは誰でも知っていると言っても過言ではないアニメーションプロダクションですが、実は普通の実写映画も多数リリースしている映画会社でもあります。
上に書いた「Buena Vista」というブランドもそうですし、Touchstone、Miramax といったよく見かけるネームでも映画を発表しています。ですから

今回のサポート表明により、BVHEでは北米および日本でブルーレイディスクでのコンテンツ発売を行なうという。BVHEは、Walt Disney Home EntertainmentやHollywood Pictures Home Video、Touchstone Home Entertainment、Miramax Home Entertainment、Dimension Home Video、Disney DVDなど、各社のタイトルの投入を予定している。
ということになるわけです。

これで先日書いたように、各陣営のシェアは

■ Blu-ray Disc (合計 47.3%)

■ HD DVD (合計 44.6%)というようになり、数字の上ではほとんど拮抗していると言ってよいでしょう。
※()内は、米国でのDVD販売推定シェア(2004年1〜6月、米 Variety Group "DVD Exclusive research" 調べ)
このうち実は、Fox は Blu-ray Disc Association への参加を表明しただけで、ソフトの発売を正式に発表したわけではない、というのがちょっと気になる点ではありますが・・・。

今回のディズニーもそうですが、HD DVD 陣営の4社も「排他的ではない」としているので、両方の規格でソフトをリリースする可能性も残されてはいます。
しかし、そうであってもなくても、両方の規格の映画ソフトが世に出るのはほぼ間違いのない状況になってきました。

まだ ROM 規格(特に Blu-ray Disc の)が完全に固まったわけではない現在、両陣営が歩み寄る可能性が完全になくなったわけではないと思う一方、来年後半と噂される製品の発売とその開発とを考えると、すでに残された時間はないに等しいとも言えそうです。

先日も書いたように、結局、もっとも大きな問題は ROM すなわち再生専用ディスクの規格が分裂することだと言えます。消費者にとっての不利益を回避するもっとも現実的な手段は、録画は一方の規格しかサポートしなくても、再生は両方(と現行 DVD)のディスクがかかるような製品にすることしかないかもしれません。
なんとかうまい“落としどころ”がないかといまも思うのですが、これは完全分裂という“最悪の事態”を回避する“次善の策”を願うしかないかもしれないという気がしています。

本当に、ますます目が離せなくなってきました。

参考記事:
The Walt Disney Company - Corporate Press Releases - December 08, 2004
ディズニー、Blu-ray Discを支持 - CNET Japan
FujiSankei Business i. / ニュースページ
ディズニーはブルーレイ陣営に 次世代DVD争い拮抗 - asahi.com : 経済

投稿者 Shin : 23:41 | コメント (2) | トラックバック

2004年12月07日

モータースポーツ忘年会(早っ!・・・しかも2回!)

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京都のにいちゃんことS君が今年最後の?東京出張ということで忘年会も兼ねて飲み会。

場所は横浜のアメリカンダイニング風飲み屋「American Garlic(アメリカン ガーリック)」。いつも一緒に参加しているF1仲間・Aちゃんは仕事が猛烈すぎて今回は不参加。
う〜ん、残念ですけど仕方がない。

例によって、ほとんどモータースポーツ談義と相成ったのでした。

彼が結構琢磨のことを買っていたのはちょっと意外だったかも。でも、やっぱりああいう熱い走りが好きなのねん。
その逆に、というかバトンの走りはチャンピオンになれるほどのものではない、という評価でした。「そう?やっぱり?」とうれしくなったりして。

あと、なに話したかなぁ?
すっげぇおもしろかったんだけど、実はこれを書いているのが年末だったりして、ほとんど忘れちゃいました(^^;;
まあいずれにせよ、相変わらずふたりが会うとモータースポーツ含めてクルマの話しかしないなぁ。
あと、たまにパソコンの話なんかになるけど。


実は、「じゃあ、また来年」と言って別れたのも束の間、二日後にまた会うことに(笑)。
なんでも出張が延びてしまったんだそうで、じゃあもう一度とまた横浜で忘年会第二弾。
すでに忘年会シーズンもたけなわなのか、結構空いていないお店があって、予定してたところの近くの焼鳥屋さんに。焼鳥屋さんと言っても屋台ではなく今風のちょっとおしゃれなところ。

今回はなんとかAちゃんもあとから合流。
クルマの話が主体なのは間違いないんだけど、彼がシステム関連の仕事をしていることもあって、ときどき IT がらみの話に。
にいちゃんはそっちの方は割と慎重派なので、ふたりで「もっと積極的に取り組まないと遅れをとるぞ〜」と・・・。

最近話題の映像情報のホームサーバーの話なんかおもしろかったですねぇ。やっぱり考えていることは皆同じで、無限大といえるほどの大容量ストレージと高速ネット回線との組合せは、ラ