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2006年11月01日

潮田五郎先生まで逝去とは・・・(T_T)

先日、『三浦小平二先生が逝去されていた・・・。』というエントリで、幼稚園〜小学校低学年まで、僕のいまを語るのに欠くことができない影響を与えてくださった恩師の死について書いたばかりだったのですが、こういうのは続くのか・・・。
いや、順番は逆なのですが。

そのエントリで

英語に至っては、予備校(代々木ゼミナール)に通い始めてからはすばらしい先生に巡り合ったこともあり、成績は再度急上昇し、英語だけなら東大でもなんでもござれ、の状態をアッサリ維持していた。偏差値はあり得ない80台だったしね。いまだに、あの代ゼミこそが最高の教育を受けた場所だと思っていたりする。

と書いたすばらしい先生、潮田五郎先生というんですが、なんとその潮田先生まで去る8月28日に亡くなられていた、というのをさっき偶然知ってショック・・・・。
mixiのコミュ検索で「代ゼミ」なんかを検索していて、「そういえば潮田先生はどうしているかなぁ?」と思って検索をし始めたところ、mixiにはなかったので、ググったんですよね・・・。そうしたら訃報が・・・。

代々木ゼミナールの元英語講師だった潮田五郎さんが8月28日に、静養先の軽井沢別荘で逝去されたそうです。享年76。名講師として名を知られた教師でした。ご冥福をお祈りします。お通夜と葬儀は以下の通りに行なわれるとのことです。 
お通夜 8月31日(木)午後6〜7時     葬儀 9月1日(金)午前10時30分〜11時30分
斎場はいずれも、寶亀閣斎場(〒177−0033 練馬区石神井台1−2−13 電話  03−3996−0214)で、最寄の駅は、西武新宿線「上井草」駅。駅からタクシーで「寶亀閣」と言えば、すぐわかるそうです。場所は、石神井公園内の三宝寺のすぐ南側です。

この先生のおかげで僕がどんな英語の力を得ることができたかというのは、また自慢気に書くのもなんなので、ご興味のある方はまたそのエントリをご覧いただければと思うのですが、とにかく、持ち前の英語の能力に磨きがかかったのはあの先生のおかげ。

潮田先生のメインの講座「東大英語ゼミ」の素晴らしさはいまだに忘れられません。

あと、潮田先生とコンビを組んで英作文の授業を担当されたカヌーセン(綴りを忘れたんですが、Knudsen かな?)先生というアメリカ人の先生もですが。カヌーセン先生は奥様が日本人だったとかで、目をつぶって聞くと日本人としか思えない日本語を話せたんですよ。
この先生も、早くに亡くなられたと聞いています。タバコが大好きだったんですが、禁煙したら太り始めて(講義を受けていた頃はすでに太鼓ッ腹でした)結局それがアダになったとか・・・。
そのおふたりの漫才の掛け合いのような英作文の授業中に、潮田先生に、「キミの英作文は、“幹”がしっかりしているね」と褒められたのがとてもうれしくて、いまだによく覚えています。

潮田先生に話を戻すと、その講義の素晴らしさについて書かれたものを見つけましたので、それを引用させていただきます。ちょっと長いですが。

まずは本文中の、アクセント問題で狙われる単語の総チェックを一気に行なう。それから、本文読解。これがお決まりのパターンである。発音がとてもいいと評判だった。『ジェット・ストリーム』のナレーションかと思うような、非常に渋い低音で入試英語を語る。夏の午前中、クーラーのきいた静かな教室で先生の講義を聴いていると、受験勉強のはずなのになぜか贅沢な気分になれたのは、果たして筆者だけだろうか?
板書量はかなり多い。その内容は主に本文中の重要単熟語・構文の書き換え、発音・アクセント関連など。いわゆる「構文主義」的な解説・板書はしない。It 〜that … などといったパターン構文に、重要単熟語や語法などを当てはめて、最後に日本語訳をつける、といった古典的な授業スタイルである。
単科・本科共に、テキスト収録問題はすべて解説する。しかも、毎週必ず、90分授業の終了チャイムと共にピタッとその日のノルマ部分が終わるという、まさに神業的な講義展開だった。もちろん、時間が余って雑談等で潰すといった邪道は一切ない。

そうだ、その通り。・・・と言いたいところだが、実はここまで鮮明に覚えていません。素晴らしかった、などと言いながら恥ずかしいのですが。
でも、これを読ませていただくと、たしかにそんな感じだった、と思い出せます。つけ加えるなら、聞いていてホレボレするような、一瞬たりとも聞き逃したくないと思わせるような“重厚な講義”だった、という気がします。

このブログのコメントにも、同様に潮田先生に薫陶を受けた方々のコメントが並んでいて、いろいろなエピソードが書かれています。そうしたひとつひとつに覚えがあるわけではないのですが、潮田先生を知る者として、「うんうん、そんな感じだったよな」ってただただうなずくばかり。

あと、Wikipedia の方にも簡潔にまとめられた記述があったので、引用させていただきます。

横山ノックを思わせる風貌とは裏腹に、低いバリトンボイスと明快な発音で英文を読み上げつつ、英米文学や言語学に裏打ちされた教養溢れる講義を、時折印象的なジョークも交えながら行った。単科のテキストは、読解のパートはほとんどが原典からの新作問題で、語彙・構文・内容すべてにおいて大学入試の水準を超えていた。また、英作文(和文英訳)の解答例にも高い定評があった。代ゼミの黄金期を支えた講師の一人であり、富田一彦、小倉弘、佐藤ヒロシら現役の英語講師たちも、受験生時代に氏の薫陶を受けている。

あえて引用はしませんが、最初の『MY予備校ブギ −なぜか輝いていたあの頃− #2 潮田五郎』の終わりに『[ 潮田語録 ]■教壇にある貢物を見てひと言』というのがあるのですが、先生のお人柄を本当によく表しているエピソードだと、あらためて感銘を受けました。

長い(^^;;浪人時代を終えて、先生にお礼の挨拶に伺ったような気はするのですが、正直、どんな言葉をかけていただいたか記憶がありません。なにか書いていただいたのかどうか・・・。
先日の小平二先生の時もそうでしたが、こういうことがあって初めて、先に立たない後悔をしてしまうんですよね。
こんなにお世話になった先生に、その後ロクに会いに行きもせず、不義理だったことがいまさら悔やまれてなりません。

潮田先生、本当にありがとうございました。安らかにおやすみください。


代ゼミでお世話になったと言えばもうひとり、化学の大西憲章先生という方がいらっしゃいます。本職は明治薬科大学の先生でいらっしゃいました。
前のエントリに書いたように理系志望ながら数学と物理は壊滅的にダメだった僕ですが、化学だけは大西先生という優れた先生の講義のおかげで、(こちらは英語ほどにはなりませんでしたが)現役時代とはくらべものにならないほど成績が上がったんですよね。化学は、数学・物理以上に苦手意識があったんですから。

その大西先生は、ことあるごとに「クルマと女性は新しいほどいい」とおっしゃるのが口癖で、しかもそれを実践してしまった(笑)方でしたが、あまりがんばり過ぎたのかどうか知りませんが(汗、まだ若くして亡くなられてしまいました。
あるとき、授業中にその口癖をおっしゃった際に、ある学生が間髪入れずに「先生、中古車はどうですか?」と言ったのに絶句、苦笑されていたのをよく覚えています。

あ、悲しい訃報のエントリに脱線が過ぎましたが(そうでもしないとやってられない・・・)、とにかく、お世話になった人や友人には会えるときに会っておかないとね。若い人だっていつ突然亡くなるかわからないわけだし。僕の親友だったY君のようにね。

仕事のこともそうですが、そんな反省・後悔ばかりしている僕なのでした。
ホント。やらないと。

投稿者 Shin : 2006年11月01日 19:19

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