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2006年09月14日

ある“ファッション・トレンド記事”のお話

きたないオヂサンだと若い女性に嫌われますので(笑)、人並みに清潔にするように心がけているつもりですが、いまどきの“ちょいワルオヤジ”を気取るほどのカッコ良さもないわけで。
とまあ、ファッションなどというものが似合わないオヤジなのですが、珍しくファッション記事に触れてみます。
ちと仕事の息抜きに・・・(^^;;;;

以下は某大手新聞社のサイトを、トップページ > 文化芸能 > 文化 > ファッション とたどってきたところにあった記事からの引用です。
理由があって全文引用させていただきます。長いですが、まあ、読んでみてください。

メンズウエアの胸元に、ワンポイントマークが復活している。かつては中年男性のゴルフ用ポロシャツに、必ずついていた傘や熊などのマーク。それが今、おしゃれな装飾としてさまざまな形に進化している。パリ、ミラノの07年春夏メンズコレクションでも、主要ブランドは軒並みワッペンや刺繍(ししゅう)によるマークを強調していた。

復活したワンポイントマークは、ブランドのロゴとは限らない。オリジナルのエンブレム(紋章)を大きくスポーツシャツに刺繍したドルチェ&ガッバーナも、これがブランドの正式紋章というわけではない。あくまでトレンドの「スポーツ気分」を、今風に表現しただけだ。あえて巨大化させたマークには、ジョークのニュアンスも感じられるが、慣れてくると何も装飾のない服のほうが、物足りなく思えてくる。

ボッテガ・ヴェネタも大きな数字をニットカーディガンの胸元に縫いつけた。こちらは60〜70年代に流行した、頭文字や数字のマーク入りが特徴の「レターニット」をほうふつさせる。

一方、ジャケットの胸にワッペンをつけ、「クラブブレザー」風に見せたのはエンポリオ・アルマーニ。コレクションのテーマも「メンバーズクラブ」。限られた会員によるスポーツクラブでの装い、といった上品さが漂う。

もともと胸にマークをつけるやり方は、60年代半ばから80年代半ばまでが全盛期。やはり大きめのエンブレムを強調したバレンシアガのジャケットを見ても、当時長くメンズファッションの主流を占めていた「アイビー」や「トラッド」を連想させる。

ジュンヤ・ワタナベはラコステとのコラボレーションで、カラフルなポロシャツを発表。「きれいめデニム」と合わせた姿は、「ちょいワル」というより「おりこうサン」だ。

変わりダネは、ハワイをテーマに、ハイビスカスとモノグラムの花柄を合体させた、ルイ・ヴィトンの男性用コサージュ。おさえておくべき流行を、誰よりも進化させた形で見せた。

アレキサンダー・マックイーンの、胸元を飾る花の刺繍や、自社のロゴマークの三角印をポケットのふたにしたプラダも面白い。

それにしても、マークやエンブレムは本来、軍隊や国家、学校や会社など、何かに帰属することを表す。今、若い女性には「愛されOL」系のモデル、エビちゃん(蛯原友里)が人気だが、これからは男性にとっての理想像も「さわやか正社員」系になるのかもしれない。

はい、お疲れさまです。
ファッションのドシロウトにも、なにがトレンドなのかよくわかる、うまくまとめられたいい記事だったと思いました。

・・・と言いつつ、実はこのあと最後に、ある短い文がひとつあります。

当然、上で書いてきた「メンズウエアの胸元に、ワンポイントマークが復活している」件についての“ファッション・トレンドの”まとめ、ですよね。普通の人間だったら、100人中99人はそう考えます。そういうふうにまとめるでしょう。
それが、文化芸能>文化>ファッション、のカテゴリーにある記事の正しいあり方、終わり方、まとめ方(笑)です。いや、残りのひとりが正しい、という場合が絶対ないとは言いませんが。

「え?、じゃあ、違うの?」って思った方は以下をお読みください。

そういえば、自らの国家や民族に固執する右翼系の若者が世界的に増えているという事実も、多少気になるところだが。

・・・・・・・・・・・・・。

ファッション記事、ですよね?

いや、ファッションとて、政治や思想といった話とまったく無関係でいられる、とまで言うつもりはないですし、ある意味、世の中の動きに敏感なデザイナーはそういう時代の“空気”みたいなものを真っ先に取り込む場合もあるかもしれません。

しかし、さすがにこの論理の飛躍の仕方はなんなんでしょう? この記事の大半の“雰囲気”は、ファッションデザイナーがそういう意図(右傾化の空気を読む)を持ってトレンドを作りはじめた、というものではないわけです。
こんな風に話を持って行けるなら、どんなジャンルの記事からだってどんな結論だって導き出せてしまいます。これがこじつけじゃないなら、なんと言えばいいのか、と思いますね。

よく見ると、この最後の引用文を含む段落が、

それにしても、マークやエンブレムは本来、軍隊や国家、学校や会社など、何かに帰属することを表す。今、若い女性には「愛されOL」系のモデル、エビちゃん(蛯原友里)が人気だが、これからは男性にとっての理想像も「さわやか正社員」系になるのかもしれない。そういえば、自らの国家や民族に固執する右翼系の若者が世界的に増えているという事実も、多少気になるところだが。

となっていて(強調はブログ筆者)、「軍隊や国家・・・」とうまく伏線を張っているんですな。
やるな、この朝日新聞の記者。

というわけで、これはあの朝日新聞の記事だったわけですが、注意深くご覧になった方は、引用先がそのasahi.comだという方に気づかれて、このオチのつき方を予想されたかもしれませんが。

実は、僕の実家はいまも昔も朝日新聞を取っています。正直に言うと、それが“日本の正統的な思想”を代表するものだとまで思っていたこともありました。結婚してからは、自分でも取っていましたし。

しかし、いまでは新聞自体を取るのをやめてしまったし(理由・きっかけはそういう思想的な問題とはまったく別だったんですが)、幸いなことに、左翼・共産主義・全体主義といったものが大嫌いな健全なオトナに育っています(笑)。
いや、だからといって“右”でもないんですけどね、決して(^_^;;
まあ、あまりこの辺は細かく言うのはやめておきます(^^)

そうそう、ちょっと前まで(結構前かな)
-----------------------------------
言葉は
感情的で、
残酷で、
ときに無力だ。

それでも私達は信じている。
言葉のチカラを

ジャーナリスト宣言。 朝日新聞
-----------------------------------
っていうテレビCMがよく流れていましたけど、見るたびに
「ケッ!」
って胸くそ悪く思いましたね(笑)。

この記事の件は、『(都議会議員初鹿あきひろ先生応援サイト)mumurブルログ:朝日新聞 「そういえば〜」のコラムが2ちゃんねるでも大人気 様々なコピペが開発される』で知りました。ありがとうございます。

投稿者 Shin : 2006年09月14日 17:08

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コメント

こんにちは。
「ジャーナリスト宣言」については、mixi上で同じような感想を日記にしていたのを思い出しました。
http://blog.skys.jp/archives/200609/14-1708.php
あれは腹が立ちましたね。自分は「右」でも「左」でもないですけど。

投稿者 マイク : 2006年09月14日 18:16

すみません、リンク間違えました(汗)

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=81835861&owner_id=634327

投稿者 マイク : 2006年09月14日 18:29

マイクさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
mixiのリンク先拝見しました。
#再度、リンク先がちょっとおかしかったので訂正させていただきました(^^;;
本当に軽薄なキャンペーンでしたよね。っていうか、まだ表現を変えて続けているようですが。
あと、コピーの表記がそちらでの表記(改行等)の方が正しそうなので、ついでに使わせていただきましたのであしからず。

僕は朝日も読売も産経も好きではないので、あえて言うとノンポリなのかな?(^^;; あまり確固たる立ち位置がない、といった感じですが。
いずれにしても、本文中に書いたように朝日を“正しい”と信じていたところがあるのですが、ちょっと離れてみるといろいろ見えてくるものですね。

投稿者 Shin : 2006年09月14日 19:24

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