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2005年07月11日

「ローマのセンタに建ててやった一番よい三流のホテル」のサイトがおもしろい

HOTEL_TURNER_logo.jpg

見た瞬間、書きたくてたまらなくなったおもしろネタ。と言いつつ、最初にここを知ったのは先月の末で。ずいぶん“寝かして”おくことになっちゃいましたが。

ええと、なにかというとローマのTurner Hotel というホテルの日本語サイトなんです。

ホームページが、ホテルの所在地の母国語・イタリア語も含めて7カ国語の選択肢になっています。
が、まずもって、この日本語がなにやらおかしい。
「ホテルを見て下さい」
ん???
イタリア語は読めないので、英語で意味を取って行きますが「visit the Hotel」でわかるように、「ホテルを訪れてくださいですよねぇ。

なにやら、楽しげな雰囲気でワクワクします(笑)。
さあ、では、日本語のトップページに入ってみましょう。

三流のホテル?

いきなり来ました。

HOTEL_TURNER_01.jpg

注:赤線筆者

Turner ホテルは、三流のホテルです。ローマのセンタに建ててやりました。

・・・・・(爆)
へぇ。建ててやったんですか。誰のために? まあ、ありがとうございました(笑)。一応、感謝してやります。

三流かぁ・・・。あえて三流って書かれると、なんだか泊まる気がしないなぁ。
ページの一番下にも「ローマの一番よい三流のホテル」ともありますね。
英語でなんて書いてあるかと思ったら、
「Best Three Stars of Rome 2000」

なんだ、三つ星ホテルですか(笑) 三流だなんて、ホントはいいホテルなんじゃない。ご謙遜を。

最初てっきり本気で、「うちは三流ではあるんですが(注:たとえば値段的にはリーズナブルで)その中では一番いいんですよ」っていう、謙遜だかなんだかわからない表現かと思ってしまいました。たまにありますよね、そういうの。

Gambero Rosso Award(ガンベロッソ賞)というような賞を取っているということなんですが、これも「ガンベロッソ賞品」になってます。

三つ星と三流とでは大違いですって。してはいけないミスだよなぁ。

あと、「文部運転省」ってなに?と思って英語を当たってみると、

The Turner Hotel is a three-star and first class hotel, in the center of Rome, situated at a few steps from the historic Porta Pia commissionned by Pope Pio the IVth Medici and built on Michelangelo's drawings (1560), at the back of the antique wall that Marco Aurelio had erected in 270-275 A.D. as a protection for the city of Rome. The hotel also faces the Departments of Public Works and Transports and stands near many Ambassies and Consulates.

ってことですが、これに当たるのは「Departments of Public Works and Transports」ですので、直訳すると「公共工事・運輸省」でしょうか。どう考えても「文部省」とは違うと思うんですけど。

また、このページだけじゃないですが、右上には所在地と電話番号が書いてあるんですが、電話番号の下に「日本からイタリアに電話をすること」だって。命令かよ、おい!
思わず、「はい、わかりました」って答えちゃいましたよ。

さて、ここからそれぞれのページに入ってみましょう。
ちなみに()内は、注記がなければそれぞれに相当するのを英語ページから抜き出してきたものです。

どこにありますか。(location)

「どうやって公共転送機関でホテルに着きます(How to reach the hotel by public transport)」

「How to reach ...」を「・・・へ行く方法」って訳せなかったのは仕方ないとして、“公共転送機関”って(笑)。
ローマでは人間も瞬間移動でもできるんでしょうか? メールやファックスじゃないんだから。テレポーテーションかと思っちゃいました。

「・・・野指示を見送ります。(follow the direction towards "Piazza Fiume and/or Corso Italia")」
っていうのもね。「野」はともかく、「・・・の方向へ行きなさい」でしょうね。

普通の部屋とスウィート

英語で「rooms and suite」なのになんでわざわざ“普通の”ってつくのかっていうのは置いといて、このホテルの部屋にはあまり見かけないものがいろいろあるようです。

「人工衛星テレビ(Satellite TV)」

「人子衛星テレビ」っていうのもあるのはまあ、ともかく(人の子の衛星テレビってなんだ?(^_^;;)
衛星放送テレビとは言いますが、人工衛星テレビって言わないよねぇ。

「貯金箱(Self-deposit box)」
泥棒が入ったら、カンタンに持って行かれそうですね。「金庫」だろうなぁ。あるいはそのまま「デポジットボックス」とか。

「トルコ風呂(Turkish bath)」
日本では別の意味で一世を風靡したのですが死滅しました。と思ったらローマで復活してた。

「Jacuzzi シャーワーヒドロ・マッセージ(Jacuzzi hydromassage baths and showers)」
ジャクジーだけでいいです(笑)。“ヒドロ(普通はハイドロ)”って“水の”っていう意味だと思いますが、なにか音感が汚くてまったくイメージと逆。

あと、エレベーター、って書いてあるんだけど、本当に部屋の中にあるわけじゃないよね?

余分サービス(Services on request)

“余分な”ものなんていらないよ(キッパリ)。
エクストラサービス、とか日本語英語だとそんな感じかな。あるいはオプションサービスとか?

「リムジンで町をぶらぶら見ること(Personalized guided city tours in limousine)」
英語の説明がわかりやすいですが、要はそれぞれにガイドがつくリムジンでのツアー、なんでしょうね。ツアーも無理に訳そうとするからこういうことに。
たぶん、日本人は旅をしてても勤勉、勉強熱心なので、“ぶらぶら”なんてもったいないことしないと思いま〜す(^^)

「ゴルフバッグの家賃(Rent golf bags)」
ゴルフバッグも家に住むようになりましたか。

バー&朝食室

「骨を休めるために土品なバルを見て下さい。毎朝 Turner ホテルは大な朝食を申し出ます。」

土品?
さっぱりわからないので、英語を見てみると。
「For all moments dedicate to the relax the sitting room with its bar welcomes the guests in a very elegant and charming atmosphere. Each morning the Hotel offers a good international breakfast.」

っていうか文章全体の意味が取れません。誰か解読してください! 「どひん」あるいは「どしな」という音で違う言葉があるのかなぁ?
二番目の文章もヘンですが、意味はわかります。“申し出”られても拒否してもいいんですね?(^_^;;

歓迎会

「1800年に建てられていた、しきりに復原した建物ですから、お客様にすべての楽しみを申し出ます。」

また申し出られちゃいましたが、それはともかく。
この建物はすぐ壊れるようです。だって“しきりに”復原しないといけなかったらしいですから。あぶない、あぶない。

英語は・・・
「The hotel stands in a prestigious building that dates back to the late XIXth century; thanks to regular renovations it offers its hosts any comfort.」
“regular renovations”てなんだろう? あぁ、定期的にちゃんと修繕している、ってことですね。1800年代に建てられた古い建物にもかかわらず、状態は良好ですよ、って言いたいみたいです。

展示会なんかでも・・・

とまあ、揚げ足取りに終始するエントリでしたが、おかしくてたまらなかったもので、紹介してみました。
こういった例は意外と珍しいことでもないんですけどね。

エレクトロニクス系の展示会なんかに行って、中国や台湾、韓国なんかのメーカーのパンフレットをもらってくることがあるんですが、もっと爆笑ものの日本語が載っていて、ひそかに楽しんだりしてます。漢字自体も中国風のものだったり(というかそれが本家)。

日本人が書いた英語も、同じようにおかしいのもいっぱいあるんだよねぇ、きっと。
実は、そういうのばかりを集めたこんなサイトもあります。
Welcome to Engrish.com!
注: English じゃなくて、Eng"r"ish です(笑)

ちなみにこのホテルのサイトは、ここギコ! さんの『僕が今、ectoにしてやれる事は何だろう』というエントリで知りました。この ecto というソフト、僕も試用したことがありますが、日本語版の日本語がメチャクチャなんです。
ちなみのちなみにここ(ここギコ! さん)を見つけたのは、Google Maps の情報を検索していてです。ここ、いろんな情報がいっぱい詰まっていますね。

●2005.10.14 追記
ちゃんとした日本語に訳されたページを見つけました。これは誰か無関係な人が遊びで訳したのかな? とにかくくらべてみるとさらにおもしろさが増すかも(^^;;
Turner Hotel - Home Page Giapponese

投稿者 Shin : 2005年07月11日 13:48

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» [ネタ]:粋な誤訳、三流ホテルTurner from ブログ コウジ苑
英訳とかやっていたりするとやっぱり誤訳が心配になるのだけど、このサイトは粋な誤訳をしている。 Turner Hotel イタリア・ローマにあるホテルなのだが... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年07月13日 06:20

» ローマの一番よい三流のホテル from ecru diary
お天気:はれ〜くもりうちにも遊びに来てくれるShinさんのブログ「Sky The Limit」に載っていた記事に大爆笑してしまいました。ローマにあるホテルの日本... [続きを読む]

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コメント

このサイト、私も以前見て、大笑いしました。
いったい誰が三ツ星を「三流」なんて訳したんでしょうね。

この手の「変な日本語」海外でけっこう見かけますよね。
とくに東南アジアあたりのお土産に。
「正解」を推理するのが楽しいです。

ちなみに「土品」は「上品」の間違いじゃないかと思うんですが。

投稿者 matsui : 2005年07月13日 12:41

爆笑してしまいました。
あー、苦しい。
三流のホテルを建ててやりました って。笑
おもしろかったです^^

投稿者 すい : 2005年07月15日 00:22

土品は多分「上品」でしょうねぇ。
"very elegant"ってところあたりから。。。

しかしヨーロッパは無理に日本語訳しようとして
「評価を下げる」ホテルが多いですね(笑

とりあえず爆笑です。

投稿者 三流 : 2005年07月20日 16:42

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