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2004年08月07日

ワタナベもワタナベならネゴロもネゴロだ

僕はこのサイトをごらんいただければおわかりのように、スポーツといえばモータースポーツしか頭にないような人間ですが(実際はそんなことはないんですが)、かつては大の巨人ファンであり(なにせ長島・王の全盛期を見てますから)、プロ野球ファンでもありました。

モータースポーツに肩入れしているいまは、1リーグ移行ですったもんだしているプロ野球界を「バカなことやってるなぁ」と横目で見ているだけだったのですが、きのう根来(ねごろ)コミッショナーとやらが言ったと報じられている次の発言には、さすがに目を疑いました。
1リーグ制に反対する超党派の国会議員連盟までできたことについて考えを述べたものですが、「議論していただくのはいっこうに構わないが、赤字が出て困っている球団があるという、結局経営の問題なのだ」などと述べたあとで

「1リーグ反対とか言うけど、厳密に言えば、ファンの声を聞かなければいけないというのは野球協約にはない」
と言ったというのです。

某Y新聞の親玉がなにを言おうともう驚くに値しませんが、この“暴言”にはさすがに唖然とするしかありません。
規約・協約の類に書いてなければファンは無視してもいいというなら、ファンの観戦を元手に“銭を稼いでいる”スポーツはまったく成り立ちません。お客さまは神様だ、とまでは言いませんが、これはあまりに身勝手すぎる発言でありこれ以上の暴言はありません。

またモータースポーツの話に戻しますが、F1界にもバーニー・エクレストンという超ワンマンな親玉がいます。F1(というかモータースポーツ全体)を牛耳る彼は、イギリスで長者番付の上位に入る大金持ちなのですが、彼もかなり強引にことを進めることで批判の少なくない人物です。
しかし、某W氏と決定的に違うことは、少なくともその発言のそこかしこに観戦しているファンへの“意識”がはっきり感じられることです。あえて“感謝の気持ち”とは言いますまい。ホンネのところはわかりませんから。しかし彼が多額の収入を得ているF1について、そのファンを大事に思っている、ということは彼の発言からはっきり伝わってきます。

彼の考えがチーム関係者の利害と対立することは少なくないし、ときにはファンの思いとも違うことがあります。また、彼の提案・改革が失敗に終わることもままありますが、F1をどうおもしろくするかということを四六時中考えている、という点では右に出るものはいないでしょう。

ワタ●ベ氏にはファンへの感謝の気持ちも、自分の球団の選手への敬意すらありません。自分の球団だけでなくプロ野球全体を私物化していることは明白です。プロ野球のコミッショナーがそれをたしなめるどころか、こんな発言をするのではあきれてものも言えません。
コミッショナーっていったいなんなんでしょうね? 彼が“よりどころ”とした野球規約には「コミッショナーが下す指令、裁定、裁決ならびに制裁は、最終決定であって、この組織に属するすべての団体と個人を拘束する。(第二章 コミッショナー 第八条(2))」とあるんですがね。

ワ●ナベ氏はかねてより、自分の考えに文句があるならいつでもプロ野球機構を脱退し新リーグを設立する、と脅しともとれる発言をしているのは有名な話。
実はF1でも、エクレストンの強権ぶりに業を煮やしたフィアット(フェラーリの親会社)、ダイムラー・クライスラー(マクラーレンの親会社)、ルノーなど自動車会社を主体とするチーム関係者が新組織を立ち上げ、新リーグ設立を臭わせて彼に圧力をかけた、という逆のパターンの事件がありました。先日お互いに歩み寄りその話は立ち消えになったんですが。F1の場合、フェラーリ抜きではありえないんですね。

こうなったら某球団(バレバレ(^^;;)だけを除いて秘密裏に打合せをして(“根回し”というのは個人的にはあんまり好きじゃありませんが)、新リーグを結成してしまえばいいのに。某球団の選手には責任はないので、各球団に均等に分散させればいいのです。そうすれば戦力均衡も同時に図れて好都合かもしれません。
それにライブドアでも外資企業でもやる気のある企業の参入を認めて、また12球団で盛り上げればいいではないですか。
ほんと、そうでもしないと体質が根本的に変わらず、ファンが離れていくばかりだぞ。

・・・ムリそうだなぁ(笑)


ちなみにこのニュースを知ったのは、別件(コメントスパム対策---別にエントリ作成予定)で検索していてたどりついた『dablog』さんのブログです。
ちなみのちなみに、根来という名字はこのコミッショナーで初めて知ったんですが、ググってみると結構引っかかるし、ATOKでもちゃんと出るんですねぇ。

投稿者 Shin : 2004年08月07日 00:04

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トラックバック時刻: 2004年08月11日 01:58

コメント

はじめまして、dablogのだいです。トラックバックありがとうございます!

しかしほんとにこの発言だけは・・って感じです。夜中にこのニュースを見て、ほんとに悲しくなってしばし脱力してしまいました。今でも家に帰ると野球にチャンネルを合わせそうになってしまいます。「野球を見ない」と言いながら、今日も友人と野球について話してしまいましたし・・。なんというか、手厳しく失恋したような気分なんですよね(笑)

バーニーの話なんかを見ても、やっぱりいち島国における閉鎖されたスポーツと、国際的にファンを多数持つスポーツとの違いを感じてしまいます・・。

投稿者 だい : 2004年08月07日 20:41

だいさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
F1もバトンのB・A・R ホンダ離脱の件で揺れていますが、早速そのバーニーがバトンに苦言を呈したんですよ。F1をドライブするにはスーパーライセンスというものが必要なんですが、その剥奪もあり得る、って。
そういうところはちゃんと“筋を通す”人ではあるんですね。

言うことを聞かないと新リーグと脅しをかける件、たかが選手、と切り捨てた話、また「近鉄を買いたい」と名乗りを上げた企業を「オレの知らない会社じゃダメだ」と門前払い(しかも自分の球団の身売り話じゃないのに)したことなど、一番筋の通らないことをしている人がもっとも発言力(ごり押し力?)があるんですから困ったもんです。

議員連が設立されたことや、今後国会への喚問もありうることなど、ある意味怖い話ですよ。国家の介入を許すことになるんですから。しかも読売はそういうのを一番嫌う“はず”のメディアでしょう。自ら身を律しないとヤバイと思います。読売内部にもそう考えている人はいっぱいいるんじゃないでしょうか。

投稿者 Shin : 2004年08月10日 11:09

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